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第5章 海上保安庁ヘリ。
第4話 発見!敵、擬装タンカー。
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津軽海峡。
青森県、大間沖に集結したパナマ国籍、ケニア国籍の超大型タンカーが海峡狭しと並んでいた。
そんな多国籍の巨大タンカーの20隻が集結していたのだ。
そのタンカーの内部はAXIS潜水母艦、殲陸01型を改良した最新鋭HARMOR母潜「殲陸01型‐華」が係留されている。
巨大オイルタンカーの底に作られた潜水艦基地。
( ゴボゴボゴボ……。ガンッ、ゴボゴボゴボ。ギゥイーン! )
タンカーの底が大きく開いた。
20隻全てのタンカーの底が開いたのだ。
その作業中、そのタンカーの横を小さな漁船、大間のマグロ漁船が近寄って来た。
大間のマグロ採りの漁船だった。
漁船の乗組み員達が一斉に甲板へ出て来てタンカーを見た。
巨大タンカーを見上げて文句を言い始めた。
「なんだ、なんだ、このデカぇ船は。なんでこったどごろにいるんだ。」
船長が無線士を呼んで大間漁協に問い合わせをしようとした。
「おい、よすお!わんつか組合さ聞いでけ。」
無線士の高木義男が帽子を脱いで怒り始める。
「わんどの漁場でなにすちゅんだがね。せっかぐの釣り日和さ。なんでこったぁ一杯デカぇ船。なにがあんだべ。」
「よすお!はえぐ無線でこの船いづまでいるが、聞いでけ。」
その時、タンカーの船舷の一部が開いて、20ミリガトリング砲の砲身が出て来た。そして漁船に向かい発砲して来た。
( ガラガラヒューン……ブブーッ! ブブーッ!)
(( シュパパパパ、ズババババっ! ))
無数の水柱が漁船を包んだ。
一瞬の出来事だった。
船員たちが甲板で伏せるより早く20ミリ砲弾が束になって飛んできたのだ。
漁船は至る所に着弾し、火災が起きた。
船長の足元に撃たれた通信士の高木義男が、すでに血だるまになって倒れている。
船室も被弾し、無線装置類がバラバラになり火を噴いている。
本当に一瞬の出来事だった。
「がぁー!よすお!よすおー!」
パニックになる船長。
高木義男を介抱しながら甲板を見ると至る所から火災が起きている。
パニックになりながらも舵をタンカーの反対に取り、全速で逃げるマグロ漁船。
立ち上がれる船員たちは、直ぐに消火器を持って来て消火を始めた。
( バシューッ!シュシュー! )
「誰が!いねがぁー!、誰がいねがぁー!、よすおー、たすけろ。撃たれたぁ!無線機やられた!みなどにひき返す!」
煙を吐きながら大急ぎで大間の港にひき返すマグロ漁船だった。
青森県、大間沖に集結したパナマ国籍、ケニア国籍の超大型タンカーが海峡狭しと並んでいた。
そんな多国籍の巨大タンカーの20隻が集結していたのだ。
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タンカーの底が大きく開いた。
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その作業中、そのタンカーの横を小さな漁船、大間のマグロ漁船が近寄って来た。
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漁船の乗組み員達が一斉に甲板へ出て来てタンカーを見た。
巨大タンカーを見上げて文句を言い始めた。
「なんだ、なんだ、このデカぇ船は。なんでこったどごろにいるんだ。」
船長が無線士を呼んで大間漁協に問い合わせをしようとした。
「おい、よすお!わんつか組合さ聞いでけ。」
無線士の高木義男が帽子を脱いで怒り始める。
「わんどの漁場でなにすちゅんだがね。せっかぐの釣り日和さ。なんでこったぁ一杯デカぇ船。なにがあんだべ。」
「よすお!はえぐ無線でこの船いづまでいるが、聞いでけ。」
その時、タンカーの船舷の一部が開いて、20ミリガトリング砲の砲身が出て来た。そして漁船に向かい発砲して来た。
( ガラガラヒューン……ブブーッ! ブブーッ!)
(( シュパパパパ、ズババババっ! ))
無数の水柱が漁船を包んだ。
一瞬の出来事だった。
船員たちが甲板で伏せるより早く20ミリ砲弾が束になって飛んできたのだ。
漁船は至る所に着弾し、火災が起きた。
船長の足元に撃たれた通信士の高木義男が、すでに血だるまになって倒れている。
船室も被弾し、無線装置類がバラバラになり火を噴いている。
本当に一瞬の出来事だった。
「がぁー!よすお!よすおー!」
パニックになる船長。
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パニックになりながらも舵をタンカーの反対に取り、全速で逃げるマグロ漁船。
立ち上がれる船員たちは、直ぐに消火器を持って来て消火を始めた。
( バシューッ!シュシュー! )
「誰が!いねがぁー!、誰がいねがぁー!、よすおー、たすけろ。撃たれたぁ!無線機やられた!みなどにひき返す!」
煙を吐きながら大急ぎで大間の港にひき返すマグロ漁船だった。
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