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第1章 Never Can Say Goodbye.
第6話 オールコンバットモード!ウーラノスCDC。
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金門県砲撃の報を受けて千歳シーラスワンのウーラノスCDC、オペレーションルームでは慌ただしくなった。
情報武官、事務武官やオペレーターが自国の軍へ情報や司令を伝達始めた。
千歳シーラスワン・ウーラノスCDC。
御舩の作戦会議室のある最上段の上から、アーマー・アンダー・スーツに軽武装した司令官、制服組の参謀達が中央の階段を速足で下りて来た。
各々が階段から方向を変えて歩き、自国のオペレーターや事務武官に司令や情報、指示を口頭で短時間に伝えまた階段を下り、大型モニター真下の出口に消えていった。
その後、現地攻撃部隊の制服を着た参謀組、パイロットスーツ姿のシャトルパイロットや、HARMOR部隊の上官や、部隊隊長のローマン大佐たちが階段を下りて来た。
シラス加盟国軍の各国、自衛隊などの各国のHARMOR運用の上官達が上級者ブリーフィングを終えたのだった。
彼らは大気圏まで一気に上がり、急反転して高高度から急襲攻撃を掛けるいわゆる、ロフテッド軌道急襲攻撃の為の打ち合わせをしていたのだった。
駆け足で階段を下りる上級パイロットたち。
そこに警報が鳴った。
( ブワーブワーブワーン、ブワーブワーブワーン! )
そして御舩の秘書の、メリッサ・ガー・サイオンのアナウンスがオペレーションルームに響き渡る。一瞬立ち止まるパイロットや事務武官や各国のオペレーターたち。
「本館はオール・コンバットモードに可変致します。繰り返します。本館はオール・コンバットモードに可変致します。」
( ブワーブワーブワーン、ブワーブワーブワーン! )
立ち止まったパイロットたちは、また速足で大型モニター下の出口に消えていった。
( ブワーブワーブワーン、ブワーブワーブワーン! )
鳴り続ける警報の中、階段ごとゆっくり回転を始める上段のエリア。
壁が奥に引っ込んだ。
御舩の会議室は既に戦闘・指揮モードになっていたらしく、各種機器に世界各国の上級司令や武官が座って、部屋の回転をおかまいなしに作業をしている。
そして正面に会議室が止まった。
警報も止んだ。
オペレーションの作業する上級武官達の奥から御舩とその後ろからメリッサが歩いて来た。
そして高台のベランダから正面に止まったオペレーションルームを見渡す2人。
御舩はインカムで何か話をしている。
うなずいたその後、メリッサに指示を与えた。
うなずくメリッサ。
メリッサが、のどにインカムマイクをあてて、再び全館にアナウンスした。
( ブブー!全館連絡。全館連絡。全シーラススタッフは傾聴! )
頭のインカムを外したり、上を見ながら手を止めて聞き始める事務武官やオペレーター達。
( 当千歳シーラス本部は120分後にウーラノス・モード(宙空急襲攻撃型戦闘母艦)へ移行します。その後、退艦は一切出来なくなります。繰り返します。当千歳シーラス本120分後にウーラノス・モードへ移行します。その後は当艦からの外出は一切出来なくなります。 )
ビル全てのモニターには、地上から浮き上がる簡単な絵で描かれた戦艦のアニメーションが動いている。
スタッフの事務武官たちの反応は様々だった。
笑みを浮かべて両手を広げた後、再び仕事を続ける者、への字に唇をしてから仕事を続ける者、全く反応せず通信を続ける者。
そんな、事務武官をベランダ壇上から見る御舩たちだった。
情報武官、事務武官やオペレーターが自国の軍へ情報や司令を伝達始めた。
千歳シーラスワン・ウーラノスCDC。
御舩の作戦会議室のある最上段の上から、アーマー・アンダー・スーツに軽武装した司令官、制服組の参謀達が中央の階段を速足で下りて来た。
各々が階段から方向を変えて歩き、自国のオペレーターや事務武官に司令や情報、指示を口頭で短時間に伝えまた階段を下り、大型モニター真下の出口に消えていった。
その後、現地攻撃部隊の制服を着た参謀組、パイロットスーツ姿のシャトルパイロットや、HARMOR部隊の上官や、部隊隊長のローマン大佐たちが階段を下りて来た。
シラス加盟国軍の各国、自衛隊などの各国のHARMOR運用の上官達が上級者ブリーフィングを終えたのだった。
彼らは大気圏まで一気に上がり、急反転して高高度から急襲攻撃を掛けるいわゆる、ロフテッド軌道急襲攻撃の為の打ち合わせをしていたのだった。
駆け足で階段を下りる上級パイロットたち。
そこに警報が鳴った。
( ブワーブワーブワーン、ブワーブワーブワーン! )
そして御舩の秘書の、メリッサ・ガー・サイオンのアナウンスがオペレーションルームに響き渡る。一瞬立ち止まるパイロットや事務武官や各国のオペレーターたち。
「本館はオール・コンバットモードに可変致します。繰り返します。本館はオール・コンバットモードに可変致します。」
( ブワーブワーブワーン、ブワーブワーブワーン! )
立ち止まったパイロットたちは、また速足で大型モニター下の出口に消えていった。
( ブワーブワーブワーン、ブワーブワーブワーン! )
鳴り続ける警報の中、階段ごとゆっくり回転を始める上段のエリア。
壁が奥に引っ込んだ。
御舩の会議室は既に戦闘・指揮モードになっていたらしく、各種機器に世界各国の上級司令や武官が座って、部屋の回転をおかまいなしに作業をしている。
そして正面に会議室が止まった。
警報も止んだ。
オペレーションの作業する上級武官達の奥から御舩とその後ろからメリッサが歩いて来た。
そして高台のベランダから正面に止まったオペレーションルームを見渡す2人。
御舩はインカムで何か話をしている。
うなずいたその後、メリッサに指示を与えた。
うなずくメリッサ。
メリッサが、のどにインカムマイクをあてて、再び全館にアナウンスした。
( ブブー!全館連絡。全館連絡。全シーラススタッフは傾聴! )
頭のインカムを外したり、上を見ながら手を止めて聞き始める事務武官やオペレーター達。
( 当千歳シーラス本部は120分後にウーラノス・モード(宙空急襲攻撃型戦闘母艦)へ移行します。その後、退艦は一切出来なくなります。繰り返します。当千歳シーラス本120分後にウーラノス・モードへ移行します。その後は当艦からの外出は一切出来なくなります。 )
ビル全てのモニターには、地上から浮き上がる簡単な絵で描かれた戦艦のアニメーションが動いている。
スタッフの事務武官たちの反応は様々だった。
笑みを浮かべて両手を広げた後、再び仕事を続ける者、への字に唇をしてから仕事を続ける者、全く反応せず通信を続ける者。
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