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第1章 Never Can Say Goodbye.
第5話 砲撃開始!火を吹くAXIS砲撃部隊!
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スクランブルが発動された台湾陸、海、空軍、そして宙軍。
台北の台湾空軍空港や宙軍シャトル発進ポートに響くサイレンと慌ただしく始まったスクランブル発進準備の旧型F-39Aや、WALKERを輸送する大型オスプレイ2。
垂直離陸で、緊急発進する大気圏攻撃型F-39A、90メートル級大型シャトルから空中スクランブル発進する旧型F-39Bがアフターバーナーを吹かして金門県に向かった。
そしていよいよアクシス本国の人民解放軍と、シーラス・台湾の火ぶたが切られたのだ。
厦門の海岸沿いにズラッとならんだAXIS、新型の155ミリの自走榴弾砲が火を噴いた。
( ドドーン。ドドーン。ドドーン。)
( ドドーン。ドドーン。ドドーン。)
次々に破壊される旧灘頭陣地跡、料羅湾埠頭などの港や数々の建物や観光名所、観光土産屋が並ぶ商店街。
( ヒィィーン、ドカーン! )
( ヒィィーン。 )
( ヒィィーン。 )
(( ドカドカドカーッ!))
次第に金門空港などのインフラ施設が砲撃され始めた。
しかし、砲撃された建物、港、民家は既に無人となっていた。そんなガランとした無人の小金門島、大金門島を砲撃するAXIS。
実は金門県全域では、民間人は台湾本島へ、密かに2日前より自主避難していたのだ。
金門県守備隊も兵力温存の為、台湾本島まで全部隊が後退している。
唯一、飛び回り動いていたのは攻撃の映像や情報を取る為の無人観測機や偵察ドローンだけだった。無人の金門県を知ってか知らぬか、更に砲撃の手が激しくなった。
東区人民解放軍の旧型HARMOR、突撃人型装甲機 壊撃-2型(通称ホワイトファング2:ロシアオリジナル名)の大部隊が自走榴弾砲部隊の後方に配備され始めた。
壊撃-2型HARMOR用揚陸艦が何隻も接岸し、乗船出撃準備を始めたのだ。
◇ ◇
誰の目にも砲撃のあと、金門県大小の各島に上陸し進撃占領をやってくるのは明らかだった。
世界中にAXISの台湾進攻の情報が駆け廻った。
だがしかし、既に、シーラスの情報戦略特務部隊・内方少佐率いる、いわゆるシーラス情報特務科より侵攻情報がもたらされていたのだ。
ただ、唯一残念な事がある。
それは、内方たちが最も肝心な情報を掴む一歩前に、敵の侵略が始まってしまったのだった。
肝心な情報とは、「AXISの主要目標」はどこなのか?と、言う事だった。
それでも目先ではあるが、現状の敵、機甲部隊による侵攻に対する迎撃の準備は既になされていたのだ。
金門県砲撃の報を受けて千歳シーラスワンのウーラノスCDC、オペレーションルームでは慌ただしくなった。
情報武官、事務武官やオペレーターが自国の軍へ情報や司令を伝達始めた。
台北の台湾空軍空港や宙軍シャトル発進ポートに響くサイレンと慌ただしく始まったスクランブル発進準備の旧型F-39Aや、WALKERを輸送する大型オスプレイ2。
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そしていよいよアクシス本国の人民解放軍と、シーラス・台湾の火ぶたが切られたのだ。
厦門の海岸沿いにズラッとならんだAXIS、新型の155ミリの自走榴弾砲が火を噴いた。
( ドドーン。ドドーン。ドドーン。)
( ドドーン。ドドーン。ドドーン。)
次々に破壊される旧灘頭陣地跡、料羅湾埠頭などの港や数々の建物や観光名所、観光土産屋が並ぶ商店街。
( ヒィィーン、ドカーン! )
( ヒィィーン。 )
( ヒィィーン。 )
(( ドカドカドカーッ!))
次第に金門空港などのインフラ施設が砲撃され始めた。
しかし、砲撃された建物、港、民家は既に無人となっていた。そんなガランとした無人の小金門島、大金門島を砲撃するAXIS。
実は金門県全域では、民間人は台湾本島へ、密かに2日前より自主避難していたのだ。
金門県守備隊も兵力温存の為、台湾本島まで全部隊が後退している。
唯一、飛び回り動いていたのは攻撃の映像や情報を取る為の無人観測機や偵察ドローンだけだった。無人の金門県を知ってか知らぬか、更に砲撃の手が激しくなった。
東区人民解放軍の旧型HARMOR、突撃人型装甲機 壊撃-2型(通称ホワイトファング2:ロシアオリジナル名)の大部隊が自走榴弾砲部隊の後方に配備され始めた。
壊撃-2型HARMOR用揚陸艦が何隻も接岸し、乗船出撃準備を始めたのだ。
◇ ◇
誰の目にも砲撃のあと、金門県大小の各島に上陸し進撃占領をやってくるのは明らかだった。
世界中にAXISの台湾進攻の情報が駆け廻った。
だがしかし、既に、シーラスの情報戦略特務部隊・内方少佐率いる、いわゆるシーラス情報特務科より侵攻情報がもたらされていたのだ。
ただ、唯一残念な事がある。
それは、内方たちが最も肝心な情報を掴む一歩前に、敵の侵略が始まってしまったのだった。
肝心な情報とは、「AXISの主要目標」はどこなのか?と、言う事だった。
それでも目先ではあるが、現状の敵、機甲部隊による侵攻に対する迎撃の準備は既になされていたのだ。
金門県砲撃の報を受けて千歳シーラスワンのウーラノスCDC、オペレーションルームでは慌ただしくなった。
情報武官、事務武官やオペレーターが自国の軍へ情報や司令を伝達始めた。
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