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第11章 再会!パンダ隊長🐼
第1話 札幌定山渓第1みやびホテル到着。
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日本の5月のゴールデンウイークが終わった北海道の観光地や温泉街。
椎葉きよしとジェシカたちが向かったのは、連休の喧騒も去って人通りもまばらな札幌市・定山渓の温泉街だった。
札幌市と言っても山合いの地域で、日が暮れるとまだまだ寒いのだ。
北国の、冬の「残り香」が、まだまだ感じられる寒さなのだ。
本州で言うと、ようやく冬が過ぎた。そんな北海道の5月なのだ。初夏でもない、日が暮れるとまだまだ肌寒い端境期の季節。
しかし、温泉宿を利用し、愛する人達にはこの時機、露天風呂でお湯に浸かると顔から頭はスッキリする寒さ。お風呂上りもスッキリする寒さが心地良いのだ。
定山渓を通る国道。
国道には、温泉宿や様々なホテルが立ち並ぶ温泉街にキャンピングバスがのんびり入って来た。
少し日も傾き始め、山の大きな影が、定山渓を通る国道を塗りつぶす。
( 約1キロメートル先の交差点を左折です。左角のコンビニエンスストアーを左折して下さい。その正面がゴールの第1雅ホテルです。 )
キャンピング・バスのナビゲーターの女性の声がした。
なぜか、双子ちゃん2人を膝の上に抱きかかえてニコニコしているジュリアナ。
「やっとついたわよぅ、ゴーシャ、chu!アシャ。chu!」
双子ちゃんの可愛いおでこに、優しくキスをするジュリア。
すこぶる機嫌の良いジュリアだった。
「ゴーシャも、アシャも食べられる物あるかな~。みんなで温泉入るよ~。フフッ。」
「もう、お母さん見たい。ジュリーママよね。うふふっ。」
ジェシカが双子ちゃんのプクプクしたちっちゃな手で、自分の人差し指を持たせながら機嫌の良いジュリアに言った。
ジュリアのテーブルの向いには、オディアを真ん中に座らせて、狭い空間に大きなきよしカップル2人が座っていた。ジュリアとジェシカの会話のやりとりを見ていたオディアが、自分からジェシカの膝の上に頭をねじ込んで、無理矢理ちょんと座ってきた。
オディアもジェシカを、きよし兄ちゃんを狙う女として、ライバル視しないで家族のように、やっとなじんできたのだ。
テーブルに、前のめりして、双子ちゃんの手を取ってニコニコしているオディア。
「オディちゃんも赤ちゃんの時、こんな小っちゃな手だったのよ。フフフッ。」
オディアや双子ちゃんの手を広げたり、手の大きさを比べてみるジェシカ。
そんな仲の良くなったジェシカとオディアを、長くて太い腕を窓際について、ニコニコして見るきよしだった。この旅行の第1目標、「妹オディアと、彼女のジェシカの仲を取り持つ作戦」が成功したように感じたのだ。
きよしが何気なく、チラッと奥のベットルームを見ると、ルオとリリィが楽しそうに肩を並べて話をしている。お互い見つめあって、なんと!ふたりの顔の位置も物凄く近いのだ。
( オッ! )
もうすぐ、鼻と唇が付きそうになっている。
そして、真っ赤になって焦る、奥手なきよし。
( うわわわっ……。 )
慌てて、後ろを振り向いてバスの運転席側を見るきよし。
また、チラッとベッドルームを見ると、すでにルオとリリアナは、くっついていた。
( うわっ!ヒェー! )
きよしの行動を不思議そうに見るジェシカとジュリアナ。
なんともない、なんともないと両手でジェスチャーをするきよしだった。
でも、少し焦ってた。
見てはいけない物を見た感じがした。自分の部屋ではジェシカとチュッチュするクセに、人前では、からっきしダメなきよしだった。
( そういえば、訓練後、シャワー浴びてる時、そういえば小林がルオに、ジュリアとリリアナ、どっちが可愛い?って聞いたなぁ。ルオは、リリアナがめっちゃ可愛いいって言ってたなぁ……。 )
と、思い出すきよし。
その聞き手の小林を見るきよし。
小林はニコニコとバルトシュパパの代わりに運転していた。コクピット・オタクも入っている小林。
たまに高級な化粧板をふんだんに使った計器類を見ながら満足そうに運転していた。
運転席の手前では、ゴージャスな長椅子にバルトシュ夫妻が、やはり顔を近づけて楽しく話をしていた。
そしてバルトシュの夫妻はキスをし始めた。
また驚くきよし。
「ゲッ!」
ニコニコしていたジェシカがまた、きよしに気が付いた。
後ろを向いてるきよしのアゴを自分に向けて、きよしに聞いた。
「何よ、ゲッって何よ。ゲッて。きよちゃん。」
「いやいや、どこを向いてもチュッチュみたいで、なんか、なんか照れるべさ。人前でさ。」
一緒に運転席側を向くジェシカとジュリア。
そして2人の金髪美女の外人はきよしを見てニタニタしている。
バルトシュもバルトッシュで、きよしを見て、エレナにキスをしたままニッコリした。
それにエレナが気がついて振り向き、きよし達を見たが全く気にせず、またキスをしながらバルトシュと話を続けた。
( わわわわっ。 )
ジェシカやジュリアを見て、再び慌てるきよし。
欧米人の感覚についていけない椎葉きよし。
日本人的に人前でのチュチュに慣れていないきよしだった。
「アハハハ!なるほどぉ。そうか日本人って。」
きよしの横顔を、テーブルに肘をついて見つめるジェシカと正面から意地悪な目をするジュリアだった。
欧米人の感覚に今ひとつ、ついていけないきよしが、外に流れる景色を見て困った顔をしている。
目を思いっきりシバシバさせて、外を見てごまかす、日本男児、椎葉きよしだった。
そんな純粋なシャイな日本人、きよしの仕草を笑顔で優しく見続けるジェシカ。
しかし、こんな純粋なきよしもパイロットスーツを着ると、世界ナンバーワンの機動モービル、アタッカー・HARMORのパイロットなのだ。
実機で、それも世界トップの、いわゆるトップガン・HARMORパイロットたちの更に頂点に立つきよし。
今では、軍神なのだ。
昨年の対馬攻防戦において、初陣にも関わらず不利な敵の鹵獲機動モービルで敵の多くを殲滅した戦歴。
HARMOR乗りにとって想像を絶する戦歴なのだった。
その軍神とのあまりのギャップに、可愛くなり、スラっとした白い手を伸ばした。
むりっくり、きよしの顔を近づけて、頬にキスをした。
「あっ!」
その時、あろうことにジュリアが双子ちゃんを抱いたまま身を乗り出して、きよしの反対のほっぺにキスをした。同時に両面攻撃を受けるきよし。
「こら~ジュリア!また!」
睨んで怒るジェシカと、腕を伸ばしてジュリアの頬を押さえるオディア。
「チュッチュっはダメです。お兄ちゃんにダメ~でしゅ。」
意地悪な顔をしながら席に座るジュリア。
「だって~ジェシカずるい!私にもちょっと頂戴~!少し位いいでしょ。愛のおすそ分けっ!ネ~、ジェシーッ!減るもんじゃないし。アハハッ!私、朝の危険物検査で、身体に火が着いたみたいなのぉ~。もう、ネ~ッ。大隊長様は、けちんぼだよね~。」
と、双子ちゃんに話すジュリア。
突然、きよしに飛びつき、頬にキスするオディア。
「これこれ、オディ子……。いいから。」
オディアの場合は全く動じないきよし。
「こら~オディアまで!」
オディア抱き直すジェシカ。ジェシカの腕を払って、またきよしの腕に引っ付くオディア。
「だめー!きよしは私の兄ちゃん~!」
「違う、お兄ちゃんは私の物~!」
( チュ。 )
「あ~また、ジュリア~もう!」
机の上に前のめりで逃げたきよしの口にすかさずキスしたジュリア。
こんどはジェシカとオディアがきよしをロックする。
てんやわんやのキャンピングバス。
「おいおい、皆の衆!もうホテルに着きますよ~。もう~荷物もまとめないと。ラブラブ・ワゴン、ホテル到着~!ハハハッ!」
バックミラーを笑いながら見て、ホテル到着をみんなに教える運転手の小林だった。
椎葉きよしとジェシカたちが向かったのは、連休の喧騒も去って人通りもまばらな札幌市・定山渓の温泉街だった。
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なぜか、双子ちゃん2人を膝の上に抱きかかえてニコニコしているジュリアナ。
「やっとついたわよぅ、ゴーシャ、chu!アシャ。chu!」
双子ちゃんの可愛いおでこに、優しくキスをするジュリア。
すこぶる機嫌の良いジュリアだった。
「ゴーシャも、アシャも食べられる物あるかな~。みんなで温泉入るよ~。フフッ。」
「もう、お母さん見たい。ジュリーママよね。うふふっ。」
ジェシカが双子ちゃんのプクプクしたちっちゃな手で、自分の人差し指を持たせながら機嫌の良いジュリアに言った。
ジュリアのテーブルの向いには、オディアを真ん中に座らせて、狭い空間に大きなきよしカップル2人が座っていた。ジュリアとジェシカの会話のやりとりを見ていたオディアが、自分からジェシカの膝の上に頭をねじ込んで、無理矢理ちょんと座ってきた。
オディアもジェシカを、きよし兄ちゃんを狙う女として、ライバル視しないで家族のように、やっとなじんできたのだ。
テーブルに、前のめりして、双子ちゃんの手を取ってニコニコしているオディア。
「オディちゃんも赤ちゃんの時、こんな小っちゃな手だったのよ。フフフッ。」
オディアや双子ちゃんの手を広げたり、手の大きさを比べてみるジェシカ。
そんな仲の良くなったジェシカとオディアを、長くて太い腕を窓際について、ニコニコして見るきよしだった。この旅行の第1目標、「妹オディアと、彼女のジェシカの仲を取り持つ作戦」が成功したように感じたのだ。
きよしが何気なく、チラッと奥のベットルームを見ると、ルオとリリィが楽しそうに肩を並べて話をしている。お互い見つめあって、なんと!ふたりの顔の位置も物凄く近いのだ。
( オッ! )
もうすぐ、鼻と唇が付きそうになっている。
そして、真っ赤になって焦る、奥手なきよし。
( うわわわっ……。 )
慌てて、後ろを振り向いてバスの運転席側を見るきよし。
また、チラッとベッドルームを見ると、すでにルオとリリアナは、くっついていた。
( うわっ!ヒェー! )
きよしの行動を不思議そうに見るジェシカとジュリアナ。
なんともない、なんともないと両手でジェスチャーをするきよしだった。
でも、少し焦ってた。
見てはいけない物を見た感じがした。自分の部屋ではジェシカとチュッチュするクセに、人前では、からっきしダメなきよしだった。
( そういえば、訓練後、シャワー浴びてる時、そういえば小林がルオに、ジュリアとリリアナ、どっちが可愛い?って聞いたなぁ。ルオは、リリアナがめっちゃ可愛いいって言ってたなぁ……。 )
と、思い出すきよし。
その聞き手の小林を見るきよし。
小林はニコニコとバルトシュパパの代わりに運転していた。コクピット・オタクも入っている小林。
たまに高級な化粧板をふんだんに使った計器類を見ながら満足そうに運転していた。
運転席の手前では、ゴージャスな長椅子にバルトシュ夫妻が、やはり顔を近づけて楽しく話をしていた。
そしてバルトシュの夫妻はキスをし始めた。
また驚くきよし。
「ゲッ!」
ニコニコしていたジェシカがまた、きよしに気が付いた。
後ろを向いてるきよしのアゴを自分に向けて、きよしに聞いた。
「何よ、ゲッって何よ。ゲッて。きよちゃん。」
「いやいや、どこを向いてもチュッチュみたいで、なんか、なんか照れるべさ。人前でさ。」
一緒に運転席側を向くジェシカとジュリア。
そして2人の金髪美女の外人はきよしを見てニタニタしている。
バルトシュもバルトッシュで、きよしを見て、エレナにキスをしたままニッコリした。
それにエレナが気がついて振り向き、きよし達を見たが全く気にせず、またキスをしながらバルトシュと話を続けた。
( わわわわっ。 )
ジェシカやジュリアを見て、再び慌てるきよし。
欧米人の感覚についていけない椎葉きよし。
日本人的に人前でのチュチュに慣れていないきよしだった。
「アハハハ!なるほどぉ。そうか日本人って。」
きよしの横顔を、テーブルに肘をついて見つめるジェシカと正面から意地悪な目をするジュリアだった。
欧米人の感覚に今ひとつ、ついていけないきよしが、外に流れる景色を見て困った顔をしている。
目を思いっきりシバシバさせて、外を見てごまかす、日本男児、椎葉きよしだった。
そんな純粋なシャイな日本人、きよしの仕草を笑顔で優しく見続けるジェシカ。
しかし、こんな純粋なきよしもパイロットスーツを着ると、世界ナンバーワンの機動モービル、アタッカー・HARMORのパイロットなのだ。
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その軍神とのあまりのギャップに、可愛くなり、スラっとした白い手を伸ばした。
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「あっ!」
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「こら~ジュリア!また!」
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と、双子ちゃんに話すジュリア。
突然、きよしに飛びつき、頬にキスするオディア。
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「だめー!きよしは私の兄ちゃん~!」
「違う、お兄ちゃんは私の物~!」
( チュ。 )
「あ~また、ジュリア~もう!」
机の上に前のめりで逃げたきよしの口にすかさずキスしたジュリア。
こんどはジェシカとオディアがきよしをロックする。
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