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第8章 地獄のカップル。
第1話 アグレッサー(教導部隊)の敗北。
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本部テント前。
訓練場を高台から赤外線スコープで見る御舩と岩井がいた。
「あー!あれはきよし君ですか!なんか以前、種子島の訓練レポートに書いてましたね!あー凄い凄い。」
「あはははは。また、やりよったな!きよしめ。」
「先輩!あははじゃないですよ。もうスタートからビックリ。へー凄い迫力。でも、いいんですか。まだスタートしてないでしょ?訓練規則違反じゃないですか?」
「はは。アメさんのネガティヴリスト(禁止行為リスト)にはない、立派な攻撃だ。急襲の極みだな。あはは。」
「うわぁ、きよし君と味方で良かった。教官たちはたまったものじゃない。」
「GOS」が敵の上に着陸すると同時に、エイモスはアグレッサー・スナイパーの中に、触手のような多目的ハンド・アームセットを突き刺してAI回路に接続した。
スナイパー・HARMORのハッキングを開始したのだ。
ビルが崩れ切る前に、アグレッサー部隊の全配置データや行動ログ、見事にエイモスに吸い上げられたアグレッサー・スナイパーHAMORだった。
ただし、ワイルドカード情報だけは訓練準則に法って吸い上げなかった。
今回、訓練大隊の第1目的の要人の居場所や、周囲の警備体制データも瞬時にエイモスが吸い上げたのだ。
恐るべし、エイモスAIシステム。
やはりローマン大佐の「プレヤデス(スバル)」小隊の4機の所在がわからなかった。
訓練場全体でアグレッサー・HAMOR、全43機の所在しか分からないのだ。
データを吸い上げられたスナイパーHAMORの機体はシステムを止められ2度と動かなかった。きよしの「シバの神:GOS」に乗っ取られたのだ。
突然、電源が落ち、真っ暗になるアグレッサーHAMORのコクピットだった。
( ピシュン……。 )
「あ!……。シ◯ツ!」
降下するジェシカにデータが集約されて、降下準備中のコマンダーと母艦役の杉山にデータが集計、統合された。
なんと、ここまでたった5秒だった。
しかし、ワイルドカードの7機は、どこかに潜んでいるに違いない。
その時、きよしが楽しそうにボソっと呟いた。
「ふ。ワイルドカードって、どうせローマンおじさんや、スティングレイ姉さん、コヨーテ兄さんたちだべさ♪あと1機はわからないけどぉ。」
きよし正解!
そして笑うAI。
( ふふ♪ きよちゃんたら。 )
それがエイモスの回答だった。
上空では減速も終わり、ジュリアや小林のコマンダー・HAMORの降下準備中の12機の訓練用スペースシャトルオービター。
その1番機。
「相変わらず、きよしは凄い!」
と言う杉山と、思いっきりうなずく鈴木ら7名のスタッフ。
2番機「クノイチ・ゼロ」ジェシカ・スミス小隊のマザー・オービターの若手機長、オーナー機長にもデータが入った。
思わず口笛を鳴らすオナー機長。
「ピュー!すっごいわ、椎葉少尉。」
そんなオナーへ、杉山が話しかけた。
「いいか、オナー。もはや実践だ。ワイルドカードの7機以外、敵の所在が明らかになった。ワイルドカードが7機か。とにかく、討ち取るのみ。凄いぞ椎葉少尉。こんなアイデアがあったか!本番さながらにアグレッサーのデータ・ハックなんてな。種子島では襲うだけだったが。今度は、進化してハッキングかぁ。あはは。笑うしかないな。」
3台のアタッカーHARMAR用エアロシェルが降りてきた。
ランディングの直前、エアー・バーナーを最大に吹かすアタッカー・HARMOR。
( ブシューワーッ!……ドシンッ! )
エアロシェルの1つ目はジェシカの「メティス」。
2つ目は台湾宇宙軍のアタッカーHAMORの張(ハン)大尉の「ポールダンサー」。
しかし、3つ目のエアロシェルには椎葉きよしの34式HARMARの姿はなかった。
無造作に置かれた50ミリカノン2台のみだった。
2機はエアロシェルをコマンダー用の早期警戒パッシブ・ソナー仕様にしてから、警戒しながら立ち上がり、こんどは50ミリ速射カノンを覗きながら、周囲の警戒行動に入った。
彼らの後から、コマンダー・HARMORが降りてくるのだ。
ハッキングされ完全にシステムをエイモスに乗っ取られたアグレッサースナイパー。
立ち昇るビル崩壊の土砂煙。
きよしのサイレントダイブ戦術が成功したのだ。
そのきよしの34式のコクピット。
今度は、システムをハックした「エイモス」がスナイパーライフルの照準制御をきよしのヘッドギアに送った。
きよしが自機を扱うごとく、またいだアグレッサースナイパーHAMORをリモートコントロールして2機目のスナイパー・HARMORを狙った。
きよしの操作のままに、ハッキングされコントロールされたアグレッサー・スナイパーが、HAMOR最大の弱点、核融合アッセンブリーを狙ったのだ。
土砂の煙の中から訓練用レーザービームが光った。
( ビッ。 )
どこにいたのか審判役のWALKARがビルの下に立ち、完全破壊判定のプレートを高々と揚げて点滅をした。
ビームの照射ポイントが核融合アッセンブリーを撃ち抜いたと判定したのだ。
そして、次弾。
( ビッ。 )
引き続き、反対側のアグレッサースナイパーHAMORをも打ち取るきよし。
審判役のWALKARが完全破壊のプレートを揚げた。
立ち昇る、崩れたビルの土砂煙の中からアッと言う間にアグレッサースナイパーHARMARの2機の弱点、核融合炉の熱交換器(フュージョンBTリフレクター)を撃ち抜いた。このスナイパー3機はワイルドカードの7機中の3機だった。
しかし、事実としての初戦成果。
訓練開始と認定されるジェシカのアタッカーHAMORのランディングからきよしは一気に3機のスナイパーHAMORを討ち取った。それも最高得点が得られるワイルドカードだった。
それも序盤20秒で。
腕を組んだまま、厳しい表情で各モニターを見つめるワイルドカードの1機、ローマン大佐だった。
椎葉きよしには、従来の戦場の戦術常識が全く通用しないと感じた瞬間だった。
ローマンは、今回の訓練には相当自信があったのだ。
アメリカ宙軍側の参加予定教官たちと、オンライン・ブリーフィングをまめに行った。
シミレーションなどアメリカ側と徹底的に準備したはずだった。
「序盤で訓練生たちの出鼻をくじく。」
特に椎葉きよしやジェシカが悔しがるシーンを想像して立案したハズだった。
それが、たった20秒足らずで1番の柱、スナイパーHAMOR3機の「ワイルドカード」がやられてしまったのだ。
ローマンたち従来のアグレッサーチームは、新人チームと違い、スナイパー・HAMORが索敵と統合指示を行い、コマンダーが分析とアタッカーのカバーをするのが常識だった。
統合指示する司令塔を失いアタッカーHAMORやコマンダーHAMORは空前の灯火だ。
もし本番なら即時撤退の判断になるのだ。
痛い所をつかれたもんだ。
暗闇で、いつのまにか味方機が瞬時に居なくなる恐怖。
気がついたら目の前の僚機しか居ない。
昨年の対馬防衛戦で、椎葉きよしに追い詰められた敵AXISのHAMOR。その敵パイロットの悲鳴や恐怖を感じた気がしてきた。
彼らの恐怖に共感するローマンだった。
「なんと恐ろしいヤツめ!フフッ……。」
ローマンは末恐ろしく感じ、鳥肌立つ自分の両腕に気がつきパイロットスーツの上から苦笑いしながらさすっていた。
訓練場を高台から赤外線スコープで見る御舩と岩井がいた。
「あー!あれはきよし君ですか!なんか以前、種子島の訓練レポートに書いてましたね!あー凄い凄い。」
「あはははは。また、やりよったな!きよしめ。」
「先輩!あははじゃないですよ。もうスタートからビックリ。へー凄い迫力。でも、いいんですか。まだスタートしてないでしょ?訓練規則違反じゃないですか?」
「はは。アメさんのネガティヴリスト(禁止行為リスト)にはない、立派な攻撃だ。急襲の極みだな。あはは。」
「うわぁ、きよし君と味方で良かった。教官たちはたまったものじゃない。」
「GOS」が敵の上に着陸すると同時に、エイモスはアグレッサー・スナイパーの中に、触手のような多目的ハンド・アームセットを突き刺してAI回路に接続した。
スナイパー・HARMORのハッキングを開始したのだ。
ビルが崩れ切る前に、アグレッサー部隊の全配置データや行動ログ、見事にエイモスに吸い上げられたアグレッサー・スナイパーHAMORだった。
ただし、ワイルドカード情報だけは訓練準則に法って吸い上げなかった。
今回、訓練大隊の第1目的の要人の居場所や、周囲の警備体制データも瞬時にエイモスが吸い上げたのだ。
恐るべし、エイモスAIシステム。
やはりローマン大佐の「プレヤデス(スバル)」小隊の4機の所在がわからなかった。
訓練場全体でアグレッサー・HAMOR、全43機の所在しか分からないのだ。
データを吸い上げられたスナイパーHAMORの機体はシステムを止められ2度と動かなかった。きよしの「シバの神:GOS」に乗っ取られたのだ。
突然、電源が落ち、真っ暗になるアグレッサーHAMORのコクピットだった。
( ピシュン……。 )
「あ!……。シ◯ツ!」
降下するジェシカにデータが集約されて、降下準備中のコマンダーと母艦役の杉山にデータが集計、統合された。
なんと、ここまでたった5秒だった。
しかし、ワイルドカードの7機は、どこかに潜んでいるに違いない。
その時、きよしが楽しそうにボソっと呟いた。
「ふ。ワイルドカードって、どうせローマンおじさんや、スティングレイ姉さん、コヨーテ兄さんたちだべさ♪あと1機はわからないけどぉ。」
きよし正解!
そして笑うAI。
( ふふ♪ きよちゃんたら。 )
それがエイモスの回答だった。
上空では減速も終わり、ジュリアや小林のコマンダー・HAMORの降下準備中の12機の訓練用スペースシャトルオービター。
その1番機。
「相変わらず、きよしは凄い!」
と言う杉山と、思いっきりうなずく鈴木ら7名のスタッフ。
2番機「クノイチ・ゼロ」ジェシカ・スミス小隊のマザー・オービターの若手機長、オーナー機長にもデータが入った。
思わず口笛を鳴らすオナー機長。
「ピュー!すっごいわ、椎葉少尉。」
そんなオナーへ、杉山が話しかけた。
「いいか、オナー。もはや実践だ。ワイルドカードの7機以外、敵の所在が明らかになった。ワイルドカードが7機か。とにかく、討ち取るのみ。凄いぞ椎葉少尉。こんなアイデアがあったか!本番さながらにアグレッサーのデータ・ハックなんてな。種子島では襲うだけだったが。今度は、進化してハッキングかぁ。あはは。笑うしかないな。」
3台のアタッカーHARMAR用エアロシェルが降りてきた。
ランディングの直前、エアー・バーナーを最大に吹かすアタッカー・HARMOR。
( ブシューワーッ!……ドシンッ! )
エアロシェルの1つ目はジェシカの「メティス」。
2つ目は台湾宇宙軍のアタッカーHAMORの張(ハン)大尉の「ポールダンサー」。
しかし、3つ目のエアロシェルには椎葉きよしの34式HARMARの姿はなかった。
無造作に置かれた50ミリカノン2台のみだった。
2機はエアロシェルをコマンダー用の早期警戒パッシブ・ソナー仕様にしてから、警戒しながら立ち上がり、こんどは50ミリ速射カノンを覗きながら、周囲の警戒行動に入った。
彼らの後から、コマンダー・HARMORが降りてくるのだ。
ハッキングされ完全にシステムをエイモスに乗っ取られたアグレッサースナイパー。
立ち昇るビル崩壊の土砂煙。
きよしのサイレントダイブ戦術が成功したのだ。
そのきよしの34式のコクピット。
今度は、システムをハックした「エイモス」がスナイパーライフルの照準制御をきよしのヘッドギアに送った。
きよしが自機を扱うごとく、またいだアグレッサースナイパーHAMORをリモートコントロールして2機目のスナイパー・HARMORを狙った。
きよしの操作のままに、ハッキングされコントロールされたアグレッサー・スナイパーが、HAMOR最大の弱点、核融合アッセンブリーを狙ったのだ。
土砂の煙の中から訓練用レーザービームが光った。
( ビッ。 )
どこにいたのか審判役のWALKARがビルの下に立ち、完全破壊判定のプレートを高々と揚げて点滅をした。
ビームの照射ポイントが核融合アッセンブリーを撃ち抜いたと判定したのだ。
そして、次弾。
( ビッ。 )
引き続き、反対側のアグレッサースナイパーHAMORをも打ち取るきよし。
審判役のWALKARが完全破壊のプレートを揚げた。
立ち昇る、崩れたビルの土砂煙の中からアッと言う間にアグレッサースナイパーHARMARの2機の弱点、核融合炉の熱交換器(フュージョンBTリフレクター)を撃ち抜いた。このスナイパー3機はワイルドカードの7機中の3機だった。
しかし、事実としての初戦成果。
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それも序盤20秒で。
腕を組んだまま、厳しい表情で各モニターを見つめるワイルドカードの1機、ローマン大佐だった。
椎葉きよしには、従来の戦場の戦術常識が全く通用しないと感じた瞬間だった。
ローマンは、今回の訓練には相当自信があったのだ。
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シミレーションなどアメリカ側と徹底的に準備したはずだった。
「序盤で訓練生たちの出鼻をくじく。」
特に椎葉きよしやジェシカが悔しがるシーンを想像して立案したハズだった。
それが、たった20秒足らずで1番の柱、スナイパーHAMOR3機の「ワイルドカード」がやられてしまったのだ。
ローマンたち従来のアグレッサーチームは、新人チームと違い、スナイパー・HAMORが索敵と統合指示を行い、コマンダーが分析とアタッカーのカバーをするのが常識だった。
統合指示する司令塔を失いアタッカーHAMORやコマンダーHAMORは空前の灯火だ。
もし本番なら即時撤退の判断になるのだ。
痛い所をつかれたもんだ。
暗闇で、いつのまにか味方機が瞬時に居なくなる恐怖。
気がついたら目の前の僚機しか居ない。
昨年の対馬防衛戦で、椎葉きよしに追い詰められた敵AXISのHAMOR。その敵パイロットの悲鳴や恐怖を感じた気がしてきた。
彼らの恐怖に共感するローマンだった。
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