「メジャー・インフラトン」序章2/7(僕のグランドゼロ〜マズルカの調べに乗って。少年兵の季節FIRE!FIRE!FIRE! No1. ) 

あおっち

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第5章 マザーズ。

第5話 様々なプレッシャー。

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リーリンが小林の坊主頭を撫でて、小林のグラスにチンッを乾杯する。
 
「本当に小林君?未央ちゃんのおかげで、きよし君達。カワサキの訓練用HARMOR3年分の訓練ベンチマークデータ!一気に出来ました。凄いわー。有難うね。一気に研究データが揃って更に機動モービルは進化続けることが出来るわ。未央ちゃん、シーラスや日本国軍のベテランの事務官でもこんな短時間で入力出来ないわよ。いちいち変数変換は面倒だからね。海外の人の労務管理は厳しくて、時間通りのデータ入力がなかなか進まなかったけど、未央ちゃんは絶対天才。訓練の合間で身体、休めないとならない時に、連日の徹夜で眠たかったでしょう。凄い体力だわ~。きよし君のお父さん(椎葉繁)も感心してたわよ。でも、ルオもこの位、出来ればね~。なんて、ベ~ッ。」
 
 自分の息子にアッカンべ~をするリーリン。
 鼻を上に上げて話すルオ。
 
「ふ~んだマァマ。僕はスナイピングの天才だわさ。僕はスナイピングの実行部隊。人知を超えた集中力の天才・達人だわさ。フンッ!」
 
 笑いながらルオの話を聞く黄と奥様達。
 
「小隊の全体の戦略戦術・指揮とデータ管理は未央ちゃんが。その未央ちゃん、小林小隊長の立案した作戦、敵の目、耳を奪い、厳しい道を切り開くスナイパー・HARMORは、この繊細な僕だわさ。僕しか出来ないの!(あら、そーお。)そうだわさ、マァマ。椎葉道場での連日の座禅修行が効いたんだわさ。(はい、はい。エライ、エライ。)フン!そして、作戦の最後の仕上げ、力仕事の突入突撃!現場のプロはきよし!アタッカーHARMORのきよしが、まさかの急襲攻撃で敵攻撃部隊残党を殲滅、そして要人の確保。もしくは粛清!そして作戦終了後の整備はマァマや技術部長のパパ達にお任せ!っだわさ。なっ!きよし。」
 
「みなさん、僕の為にすんません。これで僕のHARMOR、少しだけ、反応速度が早くなったと思います。鈍くさかった地上ランディングからのダッシュ。停止からダッシュ。少しだけ早いです。たぶん。」
 
 と、頭をかきながら照れて話す。
 手や口が止まる一同。
  
( あっ。「少し」しか早くならんかったんかい。これだけ苦労したのに。 )
  
 一気に静まる、テーブル。
 空気の読めないKYきよし。
 目を合わせて絶句する3人の叔母様たち。
 
「えっ!えっ!なんかマズい事言ったんですかっ。」
 
「まぁ、真面目な、きよしのぉ、きよしたる所以だ。はははっ。もう、きよし。ちょっとは気を使わんかい……。」

(はははっ……。)
 
(はははっ……。)
 
 きよし以外、付き合いで笑う黄の食卓。
 
「はぁ、こんなに苦労して、少しだけかいな……。」
 
 と、肩を落としボヤく黄。
 そんなムードを破り、京子が話す。
 
「だけどさ。黄ちゃんも、黄ちゃんの部下の神保くんも、きよし達の予備役3年の機動モービルのデータ、ベンチマーク良く持ってたわね~。」
 
「一応、台湾軍、とりわけ同盟国の日本軍でも極東最前線の千歳シーラスワンの技術部長だしな、ルオ達の訓練小隊の整備してたから。当り前っちゃー当たり前よ。神保も俺の弟子だし。はははっ。今じゃー、目をつぶってでも整備できるわい。わはははっ。」
 
「黄ちゃん、でも本当感心したわ。御舩閣下のお話では、この黄ちゃん達がまとめたデータと機体の改造のお陰で、今、世界中で量産中の新型HARMORの機体生産を10日前より全面中止。1から、それも設計から工場の工作機械の配置からなんやら、全てやり直すらしいのょ~。5月目標でロール・アウトするらしいわ。」
 
「えっ、うわさではきいてたけど。姉さんマジっ?」
 
「そうよ、真面目によー、黄ちゃん。世界中の新型HRMAR。アメリカならファイティングシリーズ。日本はフガクの36式。ヨーロッパは、ポーランド・フランス・イギリスならシルフ・シリーズの全部よ。逆に工場で、何から、かんからリビルドした後、生産を始めたら世界中の雇用が増えていいらしいけどぉ、でも、今は世界中のシラス加盟国軍の兵器工場がストップしたのよ。」
 
「そういう事かぁ。凄げーなぁ。と、言う事はその新しいHARMORが5月に来るのか。」
 
「そういう事。配属されたら小林君やルオちゃん、ジェシカ達のHARMORは後、2年は新型扱いになるわよ。でも、凄い事だわー。鳥肌立つよね。ホント。でもそ~すると、さしずめ、きよしのが新型アサルトタイプの零号機になるわね。見た目と機体本体は1つ前のカワサキHARMORでお古だけど。中身は世界最新版のベータ版よね。私たち、5年から10年に1回の兵器の新型リニューアルを1か月でやったのよ!もの凄い事よ。それも軍の最新鋭兵器をよ!」
 
 京子の、話の途中でオリエッタの手の甲に着けたスマホが優しく点滅した。
 
「あっ。オリー。スマハンド鳴ってる。」
 
 自分の腕を見るオリエッタ博士。
 
「んっ?」
 
 ポロネーズ第6番変イ長調作品53、通称「英雄ポロネーズ」のメロディが流れる。
 
(「ローマン」ポーランド トルン自宅)の表示が手の甲に浮かんだ。ニコニコするオリエッタ博士。
 
「あら、パパ。あっ、夜7時、ポーはもうお昼か。」
 
 居間の時計を見るオリエッタ。
 
「はぁーいパパ。今、リーリンのお宅で京子やきよし君たちと打ち上げ中よ。パパは、お昼の準備したの。」
 
 周りの映像を見せるオリエッタ。
 順番に手を挙げて挨拶する黄やきよしたち。
 きよしがローマンに話しかける。
 
「えっ、ローマン叔父さん、ああ、ごめんなさいローマン大佐。いつポーに帰ったの?おとつい、整備倉庫事務所でこの間、自衛隊からの差し入れ弁当。みんなで食べたのに。おとつい?昨日?いや、おとついしょ。」
 
 オリエッタがニコニコしながら3D画面に映るソファーへ座るローマンと、ローマンに横抱っこした5歳の次女エルジビエタの顔を見ている。
 
「きよしか?だから弁当食べる時、オリーと入れ替わりだって言ったべや。きよしと俺の弁当、ばくった(交換)時によ。お前、のり弁が良いって言うから、ばくったべや。」
 
 北海道弁で普通に返すポーランド宇宙軍、機動モービル隊長兼急襲攻撃オービター(オービター)パイロットのローマン・マズル大佐。
 
「えっ!僕、忘れてるわぁ大佐。したらさ、あしたの配属式も来るんでしょ?」
 
 身を乗り出して子供の様に楽しんで話すきよし。
 
「当たり前だべぇ。明日な、ウチの宇宙軍のHARMORパイロット18名も参加するべさ。昼、子供達と千歳で買った味噌ラーメン食べたら、自衛隊から借りたビッグ・マム(超大型急襲攻撃武装オービター)2機で千歳シーラスワンにかっ飛んで帰るべさ。100人位事務武官のオッサンやオバはん達も乗っけて千歳に行くべさ。」
 
 思い出す小林未央。
 
「あ~、したっけ。昨日からオービターの駐機場、ビックマム2機分スペース空いてたんだ。ルオが訓練じゃね~のとか言ってけど、ローマン師匠だったかぁ、いやいや失礼、ローマン大佐。」
 
「ええってや、未央。なぁきよしっ!みんな俺の元部下や、最近腕の上がってきた若手エース達のトップガンだべ!ベテランやエース達がお前の操作技術盗みたいって事でよ。冗談抜きだべさ。バーニア活用のきよし戦法とかな!教えてやってけれや。今日の夜、千歳に入るからさ。上(シラス加盟国軍)からの命令でもあるべし。」
「えーっ!なんかヤバっ。自分はまだまだヒヨッ子なんです。今の今まで訓練生で。冗談やめてください。もうオジッ、いやいや大佐。もう。なんで僕かなぁ。」
 
「オイ、きよすぃ!冗談で18人のモービルの教官級、トップガンをわざわざ連れて帰る為にさ、ポーランドに戻るべか?ジェシカ少佐と2人でアタッカーの技術、しっかり教えてくれないと困るべあ~、きよすぃ。ポーランド宇宙軍は本気の本気で世界最高のHARMORパイロット育成に、国を挙げてやろうとしている。協力しろ。なっ。いいべや。オイ。」
 
 抱っこしている、次女のエルジビエタのほっぺにキスをするローマン。
 
「えーっ!俺どうしよう。ジェシーに頼べばいいのにぃ。」
 
「きよし~頼むべあぁ。ジェシカ中佐も俺の弟子で強いけんどぉ、基本過ぎてガッチガチだべさ。基本って、それはそれで大切だけどな。でも実戦では通用しない事があるべさ。お前の感性からくる操縦が必要なんだべあ。実戦には。ははっ!まぁでも、シュミレーターでは、俺やジェシカ、小林にはぁ、きよすぃ、いつもオメーはボロ負けだけど。なっ!はははっ!」
 
 口をへの字にして小林やルオを見るきよし。

( がははっ~! )

 笑いながらきよしの肩を組む、小林とルオ。
 
「はははっ。まぁいじけるなきよすぃ。でもいざっ実戦となると、きよしに敵う者がいない。解るか?それを教えてほしい。出来る範囲でいいべさ。その都度の訓練でさ、実機のデータをポーランドの技術官とパイロットで盗むほかないべやっ。なぁ、きよすぃ。おい!きよすぃ、きー坊。御舩閣下も存分にやってくれって言ってるべし。なぁきよすぃ、オイ。」
 
「なぁきすぃって。未央、なんか嫌なプレッシャー感じるんだけど。あっ、ルオ。なんで、無視する!ルオっ!もぅ笑いごとじゃない。未央も、もう~っ。」
 
  大事な事でいつも、ウジウジするきよしだった。

( はははっ! )
 
( がははっー! )
 
 3D画面で大笑いするローマンだった。笑いながらエルジビエタのほっぺに、またチュをするローマン。
 少し真顔になってボソッという、小林未央とルオ。
 
「でも、なんだかんだ言っても、やっぱ、きよしは凄いべさ。うん、強い。」
 
「きよしは凄いだわさ。強すぎ。」
 
 台湾料理を食べながら、感心する小林とルオ。
 
「だけど、きよしだけじゃないべさ。未央とルオ。(僕っ?)(ルオって、なんだわさ。)そうだ、2人にも頼みたいんだわぁ。」
 
 顔を見合わせる未央とルオ。
 
 「未央の作戦行動中のアモス修正プログラムテクニックとルオの落下高度中域以降の狙撃テクニックも教わるつもりだから。よろしく頼むべさ!特に低空以下の敵の狙撃。近距離の敵狙撃は一番重要だべ。なっ!AIの専門事務武官や高度技術研究武官も一緒に連れて行くからよ。未央も、ルオも訓練中だけでなく訓練後も、頼むべさ。」

( あっ! )

 と、言って照れる小林とルオ。そんな時、抱っこされたまま画面をのぞく可愛い金髪の女の子。
 
「ねぇママ~、何食べてんの?(ポーランド語)」
 
 と、次女のエルジビエタが画面を覗く。
 
「ハ~ィ、エッラ!台湾料理よ。明後日帰ったら作ってあげるね!めちゃくちゃ美味しいわよ!(ポーランド語)」
 
「見せて見せて!(ポーランド語)」
 
 横から姉のシルビアもエルジビエタに顔を引っ付けて見に来た。
 
「どう?綺麗に映るかしら?(ポーランド語)」
 
 手のカメラ切り替えをして料理を映すオリエッタ。映りやすいように、大皿を斜めにする京子とリーリン。
 
「あ~!美味しそう食べたい~。(ポーランド語)」
 
「キャー!台湾料理食べたい~っ!美味しそう。ママいいなぁ~。(ポーランド語)」
 
 大騒ぎな姉妹だった。
 
「明後日、ポーランドに帰るからね。今日と明日はおばあちゃんと仲良くいなさいね。シルビア、エッラを頼むわよ。(ポーランド語)」
 
「は~い!了解。ママ、台湾料理の作り方教えてね!(ポーランド語)」
 
 仲の良いポーランドのローマン家族だった。眉を上げて3D映像をのぞく京子。
 
「シルビアも、エルジビエタも、また綺麗になって。可愛いじゃなく、綺麗。うふふ。どっちかがきよしか、小林くん、ルオちゃんのお嫁さんになったりして。あっ、きよしはジェシカがいるから、それはないか。」
 
 ニヤけながら、いやらしい横目で3人をみる京子だった。
 
「母ちゃんもう、まだ2人とも子供でしょう。早いって。まだ、電話つながってるのに恥ずかしい事言わないで!もう、母ちゃん。」
 
 照れる、彼女がいるのに奥手のきよし。対照的に、テーブルから身を乗り出して真剣に見る小林とルオ。
 
「お姉さんの方、めっちゃ超美人!だわさ。夢に出そう!だわさ。綺麗~な女の子~。」
 
 こばやしがメガネを上げて真剣に見る。
 
「妹の方、お人形さんみたいでめちゃくちゃめんこい!うわぁめんこいな~っ!」
 
「ほほー!色気づいたかガキ共め、はははっ。このオタク、ロリコンどもめ。」
 
 立ち上がり、小林とルオの頭を持って笑う京子だった。
 
「とにかく、シルビアとエッラ。昼食べたらマートカ(母親)に預けて、パイロットと千歳に向かうわ。今夜は23時位に千歳の自宅に着くから。明日の制服の用意頼むわ。ハニー。(ポーランド語)」
 
「もう、パパ用意してるわよ。新調のPRSF:(Poland Republic Space Force:ポーランド宇宙軍)パイロット公式制服はオーケー。これもまた新しいシーラスのジェネリックスーツもオーケーよ。(ポーランド語)」
 
「やった!よしっ、やっと出来たか。シーラスの新型スーツか!ついでに、ハニー、晩飯も頼む。(ポーランド語)」
 
 横から、リーリン。
 
「ローマンの分、しっかり用意してオリエッタに持たせるわよ。(ポーランド語)」
 
「有難うリーリン博士。(ポーランド語)んじゃ、黄技術部長も明日宜しくだべさ。(北海道弁)」
 
「話は閣下から聞いてる。すでに18機分のHARMOR倉庫も確保してある。(たしか、13番倉庫ですよね。)そうだ大佐。その13番倉庫。パイロット控室も事務武官達のオフィスは豪華絢爛なヨーロッパ風事務所にリフォームしたぞ。(へ~。)三沢基地や台北基地から応援の技術者も来るし。(有難いです。技術部長。)大佐、整備対象が増えて我が整備部隊も大繁盛だ。まぁ、気をつけてマズル大佐。明日な!」
 
「有難うございます、技術部長!そうだ、きよし~!きよしっ。」
 
 スマホをきよしに向けるオリエッタ。
 
「大佐なんでしょう?」
 
 ソファーの後ろを振り向いて娘を呼ぶローマン。
 
「あ~シルビア、シルビア!きよし兄ちゃん。きよしだ。(ポーランド語)」
 
「えっなんです?」
 
 心配な顔で画面を覗くきよし。その横からのけぞって見る京子。そこに再びアップで超美人の白人少女が映しだされた。思わず身を引くきよし。
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 片言の日本語を話し、照れて画面の奥の部屋に走って逃げる長女のシルビア。
 
「きよしに彼女が居るって言ったんだけどなぁ。はははっ。モテルなきよすぃ~!おい。ははっ!マァそう言う事だ。じゃ、明日な。きよし!したっけな~っ。」
 
 通信が切れた。
 
 一瞬静まる、黄の食卓。意地悪っぽく言う黄。
 
「きよしっ!京子姉さんの予言が当たったりして!はははっ。」
 
「えっ予言て、なんです?」
 
 キョトンとするきよしだった。3人の奥様達は互いに笑った。
 そして黄が3人の若い兵士に気を利かせた。
 
「アイラブユーってか。モテルなきよし~。え~っ?まぁいいから、食え、食え兵隊どもよ。はははっ。」
 
「だって、ポーの2人共、栗山に何回か遊びに来てるっしょ。」
 
 赤くなって、モジモジと話すきよし。
 
「でも2人共、昨日まで赤ちゃんの様な気がしてたけど、シルビアなんか、色っぽくなって。まだ11歳でしょ。凄いなぁ子供モデルは~。マジで綺麗。一瞬、綺麗すぎて鳥肌たった。ほれ~。」
 
 自分の鳥肌になった腕をオリエッタやリーリンに見せる京子。ニコニコしながら京子の腕をさするオリエッタだった。
 
「京子ぉ。ローマン側の血を引いてさ、マズル家は昔からみんな美男美女揃いなのよ。」
 
 唇をへの字にして、見合わせる京子とリーリン。
 
「うわぁ、それはそれで、嫁ぐのはたいへんだわ~。ね~リーリン大先生。はははっ。子供産むにも、凄いプレッシャー。」
 
 リーリンがお腹をさすりながら思いっきり目をつむる。
 
「うぇぇ~、あ、あ。そんな事言われたら、オシッコちびりそうなプレッシャー感じるぅ。うわわわ。」
 
( あはははっー! )
 
 笑い合う3人の美人博士。
 きよしは顔を真っ赤にしたまま照れながら食べ始めた。
 その横で、一番お気に入りの美女に振られた気がしたルオ。ごまかし食べ始める。
 
「やっぱ、俺、酢豚かな~!旨い!」
 
 そこはまだ恋愛経験の無い、お子ちゃまのルオ。
 ルオが口いっぱいに酢豚を頬張って食べている。小林はそんな2人を見ながらニヤけていた。
 また、なんとなくバツが悪くなり奥様達もサワサワと動き始める。
 
 そんな自分の食卓で、なんだかんだ言って、楽しそうな子供達と台所にいる妻や友達見て、幸せを感じている黄だった。
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