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第1章 銀河の果てに。
第2話 巨人族の地、オース皇国。
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第十一貴族院のオース皇国の皇族団。
それも15メートルはあるであろう巨人の一団が見送っていた。【お華の解説②巨人族】
そして見送られる側は、ヒューマノイドの小人の代表団。
お互い二手に分かれて並んでいたのだ。
20名程の礼装をした巨人、オース皇国の皇族と、せり上がった台の上の10名の小人たち。
お互いを向いて整列していた。
実は小人ではない。地球人の代表団だったのだ。
そのオース皇国のウィルソン皇太子の孫、満4歳のオディアリーム・エダ・ウィルソン・(シーバ)皇女がネイジェア本星の母国「イゼム・ライゼム」から、「数え5歳の儀」を終えて地球に帰還する皇族公式の式典だったのだ。
その式典が、終わった頃の光景だった。
地球人側の小人は、オース皇国に敬意を表し皇国式の敬礼、左手を後ろ腰に回し右手で右耳を覆った。
巨人皇族たちは地球側に配慮した地球式の敬礼の返しを交わし、厳かに解散した。
オース皇国と地球の代表団。
礼服を着た皇族の巨人たちが去る中で、皇族のシワひとつ無い白生地に金のモールをきらびやかにつけた礼装の巨人がニコニコと小人たちを見ている。
その初老の巨人が1人歩いてきた。
美しい女性巨人が歩き始めた初老の巨人に気が付き、後ろからニコニコしながら一緒について来ている。
( ドシン、ドシン。ドシン、ドシン。 )
2人は大型オービター前の、地球団が乗る昇降台に近づいて来た。
( ガクン。ギギー。 )
地球側代表団の乗った昇降台が下がり始める。
ニコニコ顔の初老の巨人は、腕や首のボタンを外し上着を脱ぎ始めた。
後ろの女性へ脱いだ上着を渡し始めた。
後ろの女性も慌てて、服を持ち始める始末。
その上品な初老の巨人が、ゆっくり降りる昇降台に身を乗り出して話し掛けた。
「はははっ。椎葉一等宙佐っ!いやいや繁。ご苦労さんだな。地球特命大使は大変だ。わざわざ千歳のオービターの連中を連れに地球へ戻って、月と地球の往復か。でもどうだ?しばらくぶりの宇宙も、たまにはいいもんだろう?はははっ。繁?千歳から真っ直ぐ来たんだろ?」
その初老の男性は、流暢な日本語で話す。
服を全て脱いで、アーマー・アンダー・スーツ(ジェネリック・スーツ)姿になったオース皇国ウィルソン皇太子。地球では現、英国RSF宙軍上級将校、アルフレッド・ウィルソン中将の身分の男だった。
ウィルソンのプライベートでは椎葉繁・国際新格闘技能上級検定道場。
ネイジェア星域の人達が言う、いわゆるサムライ新格闘の2番弟子だった。
「よし。ミニィ。」
巨人のウィルソンの身体が、小さな金の光にやさしく包まれ、縮み始めた。
脱いだ礼服を携えて、縮むウィルソンに合わせてしゃがみながら話す、巨人の女性。
「叔父様、私はもう1日。ミリューシャたちと、ここで遊んでから公務でオディアの生まれ故郷のララカに行きますわ。ミリーシャのママ、シーカ叔母様(銀河辺境提督)の新しいアバターのお披露目もあるし。」
「あー、シーカのアバターが出来たか。AIの銀河辺境提督の実体が出来たか。京子さんも麗子ちゃん。後、オリエッタ博士か。皆、よー頑張ったな。」
「はい、京子ママたちの頑張りで。ほぼ、ほぼ。生前の姿らしいわよ。娘のミリー(ミリューシャ)が言ってましたもの。」
「ほ~。凄いな。」
「それから、明後日はオディアの母、エダの卒業したララカの小学校に訪問式典があって……。」
「そうか、忙しいな。アイラは。まぁ今日、明日くらい。ゆっくりしたらいい。」
「はい、叔父様。それで、この礼服は自室の奥のタンスでよろしいの?」
「いや、アイラ。公務室の棚に掛けてくれ。すぐに必要になるかもしれん。後、礼服も用意してくれないか。それも公務室に頼む。クラウディア(女性執事)にも後で言っておく。ワシは、繁と月の第三共同衛星基地(自衛隊・日本国軍)に降ろしてもらう。」
「えっ!叔父様。オディアが、1人で地球に降りるの?ちょっと心配ですわ。」
「なーに、オディアはピーター(人工知能AI)が付いているから大丈夫じゃ。杉さん(杉山機長)もスーさん(鈴木副機長)も居るし。地球側には、京子さんたちもスタンバってるわい。」
「京子ママがいるなら安心。叔父様、解りましたわ。椎葉師範、杉山師範、鈴木師範も。杉山師範、スーさんも。オディアをお願いしますわね。」
ニコニコしながら椎葉繁が、アイラに安心するように言った。
「オディアは、大丈夫。地上では京子と麗ちゃんたちが受け入れ準備も終わってるし。大丈夫だよ。なんせ杉山がしっかり届けるよ。」
横の杉山を見る椎葉繁。
「はい、了~了~!アイラちゃん。任されて。」
ニコニコしながら杉山が上を向いて敬礼をした。
その横に立つがらスーさん(鈴木副機長)が、続けてアイラに話しかける。
「了解しました、アイラちゃん。でも、なんだかなぁ~。アイラちゃん。地球の栗山道場でアイラちゃんを見るのと、公務でこう、見るとスンゴイべっぴんさんで!ねぇ機長。月の上で見るから、なのかなぁー。」
杉山が鈴木に振り向いた。
「な~にこいてんだか、はははっ。お前は早くスタンばれや。」
「はははっ。了解しました。じゃねアイラちゃんまた!」
後ろの自衛隊スタッフを見渡してから、全員で敬礼した。
「では!」
(( 失礼いたします! ))
鈴木副機長以下8名、全員敬礼をしてから小走りにオービターの開いた後部格納庫に向かった。
それも15メートルはあるであろう巨人の一団が見送っていた。【お華の解説②巨人族】
そして見送られる側は、ヒューマノイドの小人の代表団。
お互い二手に分かれて並んでいたのだ。
20名程の礼装をした巨人、オース皇国の皇族と、せり上がった台の上の10名の小人たち。
お互いを向いて整列していた。
実は小人ではない。地球人の代表団だったのだ。
そのオース皇国のウィルソン皇太子の孫、満4歳のオディアリーム・エダ・ウィルソン・(シーバ)皇女がネイジェア本星の母国「イゼム・ライゼム」から、「数え5歳の儀」を終えて地球に帰還する皇族公式の式典だったのだ。
その式典が、終わった頃の光景だった。
地球人側の小人は、オース皇国に敬意を表し皇国式の敬礼、左手を後ろ腰に回し右手で右耳を覆った。
巨人皇族たちは地球側に配慮した地球式の敬礼の返しを交わし、厳かに解散した。
オース皇国と地球の代表団。
礼服を着た皇族の巨人たちが去る中で、皇族のシワひとつ無い白生地に金のモールをきらびやかにつけた礼装の巨人がニコニコと小人たちを見ている。
その初老の巨人が1人歩いてきた。
美しい女性巨人が歩き始めた初老の巨人に気が付き、後ろからニコニコしながら一緒について来ている。
( ドシン、ドシン。ドシン、ドシン。 )
2人は大型オービター前の、地球団が乗る昇降台に近づいて来た。
( ガクン。ギギー。 )
地球側代表団の乗った昇降台が下がり始める。
ニコニコ顔の初老の巨人は、腕や首のボタンを外し上着を脱ぎ始めた。
後ろの女性へ脱いだ上着を渡し始めた。
後ろの女性も慌てて、服を持ち始める始末。
その上品な初老の巨人が、ゆっくり降りる昇降台に身を乗り出して話し掛けた。
「はははっ。椎葉一等宙佐っ!いやいや繁。ご苦労さんだな。地球特命大使は大変だ。わざわざ千歳のオービターの連中を連れに地球へ戻って、月と地球の往復か。でもどうだ?しばらくぶりの宇宙も、たまにはいいもんだろう?はははっ。繁?千歳から真っ直ぐ来たんだろ?」
その初老の男性は、流暢な日本語で話す。
服を全て脱いで、アーマー・アンダー・スーツ(ジェネリック・スーツ)姿になったオース皇国ウィルソン皇太子。地球では現、英国RSF宙軍上級将校、アルフレッド・ウィルソン中将の身分の男だった。
ウィルソンのプライベートでは椎葉繁・国際新格闘技能上級検定道場。
ネイジェア星域の人達が言う、いわゆるサムライ新格闘の2番弟子だった。
「よし。ミニィ。」
巨人のウィルソンの身体が、小さな金の光にやさしく包まれ、縮み始めた。
脱いだ礼服を携えて、縮むウィルソンに合わせてしゃがみながら話す、巨人の女性。
「叔父様、私はもう1日。ミリューシャたちと、ここで遊んでから公務でオディアの生まれ故郷のララカに行きますわ。ミリーシャのママ、シーカ叔母様(銀河辺境提督)の新しいアバターのお披露目もあるし。」
「あー、シーカのアバターが出来たか。AIの銀河辺境提督の実体が出来たか。京子さんも麗子ちゃん。後、オリエッタ博士か。皆、よー頑張ったな。」
「はい、京子ママたちの頑張りで。ほぼ、ほぼ。生前の姿らしいわよ。娘のミリー(ミリューシャ)が言ってましたもの。」
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「はい、叔父様。それで、この礼服は自室の奥のタンスでよろしいの?」
「いや、アイラ。公務室の棚に掛けてくれ。すぐに必要になるかもしれん。後、礼服も用意してくれないか。それも公務室に頼む。クラウディア(女性執事)にも後で言っておく。ワシは、繁と月の第三共同衛星基地(自衛隊・日本国軍)に降ろしてもらう。」
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「なーに、オディアはピーター(人工知能AI)が付いているから大丈夫じゃ。杉さん(杉山機長)もスーさん(鈴木副機長)も居るし。地球側には、京子さんたちもスタンバってるわい。」
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