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第17話 真の黒幕
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塗りつぶされた漆黒。
怒号と雷鳴。
土と竹林の香りが、鼻孔をくすぐる。
薄らと目を開けると、見知った景色が飛び込んできた。
ネオン色の外灯が、竹林の向こうに見える。
建築物や電線を見るに元の世界に戻ったのかもしれない。竹林の匂いや、頬に当たる風は感じられるのに、周囲の物質に触れることはできなかった。
(魂だけ……戻された? ううん、今はそれよりも、みんなは!?)
竹林を駆け抜けた。
思い出すのは、あの日の記憶だ。
『沙羅紗、今回は結構な大捕物だから、頼むぞ』
『わかっているわよ、幸弘は調伏許可が降りたばかりなのだから、無理しちゃダメよ。特にこの場所は土地神様がいる神域だしね』
『わかっているって』
調伏師には、従兄弟や親戚関係が多い。幸弘は本家筋の人間だ。今年ようやく調伏許可試験を突破した新人である。
(この界隈は才能がなければ成り立たない。アヤカシが見えなければ、現場は出られない。せいぜい神社仏閣での神事や祈祷に助っ人として呼ばれる程度)
『沙羅紗ネェがいるから、大丈夫だよー』
『ねー』
フランクに話しかけてくる少女たちは、分家筋の従姉妹の亜美と茉里の姉妹で、来年で中学生になる。
それが私の知っている親戚で、両親を死に追いやった連中でもある。「封じられていた社と、祀られていた蒼月丸を調伏して、式神にする」などと欲張った親族は、幼かった私を供物差し出したのが、亜美と茉里、幸弘の親だった。
だから復讐しようと決めた。
私なりのやり方で。
この三人の中で誰よりも有能であり、当主として認めさせることが復讐でもあるのだから、見殺しにして繰り上がりで当主になるのは嫌だった。自他ともに当主として認められたい。
馬鹿にした連中を見返したい──なんて、どこまでも私は幼稚なのだと突きつけられた。
***
竹林を抜けた先に、全ての答えはあった――残酷な現実も一緒に。
「な!?」
薄明かりのある竹林の向こうで、暢気にバーベキューをしている姿がある。しかもあの日の夜と違って、戦闘という雰囲気ではない。
休日の一幕を見ているようだった。本格的なアウトドアで一式揃えたのだろう。よりにもよって神域で、彼らは罰当たりなことをしているのだ。
(時系列が異なる? ……でも、みんな無事ならよかった。今からこの場を退去させ、清浄野儀を行えば、まだ間にあ──)
「沙羅紗ネエ、ちゃんと向こうに行ったかな?」
「!?」
「あの生き霊の言う通りに、この場所まで誘導するのとか、めちゃくちゃだるかったー」
「邪気を放って有害なアヤカシを呼び寄せるのも、苦労したからね。……でも、本当に沙羅紗がいなくなってよかった」
「目の上のたんこぶだったもんね」
彼らはゲラゲラと品性の欠片もなく笑っていた。
人間の笑い声ではない。あまりにも、おぞましくて、アヤカシよりも恐ろしいモノたち。
「分家の癖に、当主筆頭レベルでしょう。あんなのが同世代にいたら、親に毎回比べられるて本当に最悪だった」
「ねー、真面目だし、ミスることもないし。沙羅紗ネエがいたせいで仕事も増えるし、中学入るまで嫌で嫌でしょうがなかったもん」
「わかるよ。僕は本家の人間だったからね。……いつも『お前に沙羅紗ほどの力があれば』って……言われ続けてきた。沙羅紗もさ、何もかも諦めて、投げ出してしまえばよかったのに。バカみたいにその場に居続けたから――誰も幸せにならなかった」
鋭い爪で心臓を抉るような、そんな言葉のやりとりが聞こえてくる。少しだけ大人になった彼らは、青春を謳歌して、笑っていた。
私はゆっくりと、本当にゆっくりと瞼を閉じる。
(ああ、そうか。……私は、戻ってこなくても良かったんだ)
私の些細な復讐は、私が調伏師としているだけで、すでに成していたのだ。あの親族たちに煮え湯を飲ませ続けていたなんて、気づきもしなかった。あの虚栄心と、気位だけは高い親族が、私と彼らを比べないわけがない。そして私が功績を上げれば、上げるほど自分たちの子どもに同じことを要求する。
蒼月のいないただの調伏師が、私と同じ土俵に立てるわけがないのに。そんなことすら、親戚たちは気づいていなかった。ううん、目を背けたかったのでしょうね。
もっと大人になって大役を果たすことで、見返すつもりだったのになんとも拍子抜けだ。
ずっとあの立場で、居続けなければならないと思っていたのも思い込みだったのね。まあ、でも私には蒼月がいたから、それ以外、割とどうでも良かったし、討伐非対称なアヤカシたちとの日々も気に入っていた。
鼬瓏と、出会うまでは──。
「だから言っただろう。あれらは助けるだけの価値はない――と」
「蒼月。……気付いていたんだ」
「当然だ。我の怒りを買った連中の血脈を、そう簡単に許すと思うか?」
私の傍に佇むのは、蒼月だった。
彼は私を一人にはしない。そういう契約だから。
私たちを繋ぐのは、因縁という複雑な鎖だ。
事の発端は親戚たちが私を生贄にして、蒼月丸を式神として使役しようと考えたことだ。当時、調伏の力を上げようとして躍起になっていた彼らは、禁忌に手を出した。
それにより周辺一帯は焦土と化して、私を助けようとした両親は蒼月に殺された。少なくとも両親の死は、事故だった。蒼月の怒りを静めるため、両親は最後まで調伏師としてアヤカシと向き合っていたのだから。
(でも当時の私には、それが理解できななかった)
私の両親を殺した蒼月。だから彼に契約を持ちかけた。というか「責任取れ!」とか結構、無茶苦茶なことを言ったと思う。
子供の癇癪でいった言葉を、蒼月は本物にした。最初はお互いに距離感が分からなくて、衝突とか、言い合いもしたけれど、年を重ねるごとに私にとって蒼月は家族であり、兄であり、師であり、一緒に歩んでいく存在となった。
(本当はあの時、無茶苦茶なことを言って殺されても良いと思っていた。蒼月はたぶん、そのことが分かっていたから、私の無茶な要求を叶えてくれた。本当にアヤカシは……優しすぎる。人よりもずっと一途で、極端な愛し方をしてくるのだから)
「我が主人」
甲冑を着ていない彼は、白髪ではなく――赤紫色の長い髪を無造作にしながら、上質の着物を身についている。時代が時代なら、一国の領主に見えなくもない。
精悍な顔立ちの彼は、弘幸たちを鋭く睨んだ。
怒号と雷鳴。
土と竹林の香りが、鼻孔をくすぐる。
薄らと目を開けると、見知った景色が飛び込んできた。
ネオン色の外灯が、竹林の向こうに見える。
建築物や電線を見るに元の世界に戻ったのかもしれない。竹林の匂いや、頬に当たる風は感じられるのに、周囲の物質に触れることはできなかった。
(魂だけ……戻された? ううん、今はそれよりも、みんなは!?)
竹林を駆け抜けた。
思い出すのは、あの日の記憶だ。
『沙羅紗、今回は結構な大捕物だから、頼むぞ』
『わかっているわよ、幸弘は調伏許可が降りたばかりなのだから、無理しちゃダメよ。特にこの場所は土地神様がいる神域だしね』
『わかっているって』
調伏師には、従兄弟や親戚関係が多い。幸弘は本家筋の人間だ。今年ようやく調伏許可試験を突破した新人である。
(この界隈は才能がなければ成り立たない。アヤカシが見えなければ、現場は出られない。せいぜい神社仏閣での神事や祈祷に助っ人として呼ばれる程度)
『沙羅紗ネェがいるから、大丈夫だよー』
『ねー』
フランクに話しかけてくる少女たちは、分家筋の従姉妹の亜美と茉里の姉妹で、来年で中学生になる。
それが私の知っている親戚で、両親を死に追いやった連中でもある。「封じられていた社と、祀られていた蒼月丸を調伏して、式神にする」などと欲張った親族は、幼かった私を供物差し出したのが、亜美と茉里、幸弘の親だった。
だから復讐しようと決めた。
私なりのやり方で。
この三人の中で誰よりも有能であり、当主として認めさせることが復讐でもあるのだから、見殺しにして繰り上がりで当主になるのは嫌だった。自他ともに当主として認められたい。
馬鹿にした連中を見返したい──なんて、どこまでも私は幼稚なのだと突きつけられた。
***
竹林を抜けた先に、全ての答えはあった――残酷な現実も一緒に。
「な!?」
薄明かりのある竹林の向こうで、暢気にバーベキューをしている姿がある。しかもあの日の夜と違って、戦闘という雰囲気ではない。
休日の一幕を見ているようだった。本格的なアウトドアで一式揃えたのだろう。よりにもよって神域で、彼らは罰当たりなことをしているのだ。
(時系列が異なる? ……でも、みんな無事ならよかった。今からこの場を退去させ、清浄野儀を行えば、まだ間にあ──)
「沙羅紗ネエ、ちゃんと向こうに行ったかな?」
「!?」
「あの生き霊の言う通りに、この場所まで誘導するのとか、めちゃくちゃだるかったー」
「邪気を放って有害なアヤカシを呼び寄せるのも、苦労したからね。……でも、本当に沙羅紗がいなくなってよかった」
「目の上のたんこぶだったもんね」
彼らはゲラゲラと品性の欠片もなく笑っていた。
人間の笑い声ではない。あまりにも、おぞましくて、アヤカシよりも恐ろしいモノたち。
「分家の癖に、当主筆頭レベルでしょう。あんなのが同世代にいたら、親に毎回比べられるて本当に最悪だった」
「ねー、真面目だし、ミスることもないし。沙羅紗ネエがいたせいで仕事も増えるし、中学入るまで嫌で嫌でしょうがなかったもん」
「わかるよ。僕は本家の人間だったからね。……いつも『お前に沙羅紗ほどの力があれば』って……言われ続けてきた。沙羅紗もさ、何もかも諦めて、投げ出してしまえばよかったのに。バカみたいにその場に居続けたから――誰も幸せにならなかった」
鋭い爪で心臓を抉るような、そんな言葉のやりとりが聞こえてくる。少しだけ大人になった彼らは、青春を謳歌して、笑っていた。
私はゆっくりと、本当にゆっくりと瞼を閉じる。
(ああ、そうか。……私は、戻ってこなくても良かったんだ)
私の些細な復讐は、私が調伏師としているだけで、すでに成していたのだ。あの親族たちに煮え湯を飲ませ続けていたなんて、気づきもしなかった。あの虚栄心と、気位だけは高い親族が、私と彼らを比べないわけがない。そして私が功績を上げれば、上げるほど自分たちの子どもに同じことを要求する。
蒼月のいないただの調伏師が、私と同じ土俵に立てるわけがないのに。そんなことすら、親戚たちは気づいていなかった。ううん、目を背けたかったのでしょうね。
もっと大人になって大役を果たすことで、見返すつもりだったのになんとも拍子抜けだ。
ずっとあの立場で、居続けなければならないと思っていたのも思い込みだったのね。まあ、でも私には蒼月がいたから、それ以外、割とどうでも良かったし、討伐非対称なアヤカシたちとの日々も気に入っていた。
鼬瓏と、出会うまでは──。
「だから言っただろう。あれらは助けるだけの価値はない――と」
「蒼月。……気付いていたんだ」
「当然だ。我の怒りを買った連中の血脈を、そう簡単に許すと思うか?」
私の傍に佇むのは、蒼月だった。
彼は私を一人にはしない。そういう契約だから。
私たちを繋ぐのは、因縁という複雑な鎖だ。
事の発端は親戚たちが私を生贄にして、蒼月丸を式神として使役しようと考えたことだ。当時、調伏の力を上げようとして躍起になっていた彼らは、禁忌に手を出した。
それにより周辺一帯は焦土と化して、私を助けようとした両親は蒼月に殺された。少なくとも両親の死は、事故だった。蒼月の怒りを静めるため、両親は最後まで調伏師としてアヤカシと向き合っていたのだから。
(でも当時の私には、それが理解できななかった)
私の両親を殺した蒼月。だから彼に契約を持ちかけた。というか「責任取れ!」とか結構、無茶苦茶なことを言ったと思う。
子供の癇癪でいった言葉を、蒼月は本物にした。最初はお互いに距離感が分からなくて、衝突とか、言い合いもしたけれど、年を重ねるごとに私にとって蒼月は家族であり、兄であり、師であり、一緒に歩んでいく存在となった。
(本当はあの時、無茶苦茶なことを言って殺されても良いと思っていた。蒼月はたぶん、そのことが分かっていたから、私の無茶な要求を叶えてくれた。本当にアヤカシは……優しすぎる。人よりもずっと一途で、極端な愛し方をしてくるのだから)
「我が主人」
甲冑を着ていない彼は、白髪ではなく――赤紫色の長い髪を無造作にしながら、上質の着物を身についている。時代が時代なら、一国の領主に見えなくもない。
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