22 / 42
第三幕
第22話 死亡フラグは確実に折る
しおりを挟む
一瞬、眷族ってみんな直情型だから交渉大丈夫かな? と思ったものの、私がちょっとした提案でも現実味あるかつ素晴らしい豊作にして実行していく有能な者たちばかりだから、うん、きっと大丈夫!
「そう、交渉も終えているもの。元々王都より遠方は各領主の采配が大きかったし、まともな人が多くて助かったのは事実よ」
「あー、『人外のくせにー』とか叫んでいた馬鹿貴族が、グシャっとされたところに居合わせていたけど」
「……」
「アメリアの眷族って、普段にこやかでオレに骨付き肉とかくれる良い奴だけど、怒らせるとマジでおっかないって思ったぜ」
「…………」
何そのツッコミどころ満載の情報は何!? 聞いてないけど……いや、もしかして『一部反抗的な領主は代替わりしてもらいましたよ、ハハハッ」とかサラッと報告したアレかな!?
というか君はいろんな人からお肉もらっているのね!
「ち……ちなみに、どの領地だったのかしら?」
「アガト領だったかなー。あそこは人狼族の領主が納めていたんだけど、二年前に王都から左遷された貴族が金で領地を買ったとかで、でかい顔していたぞ。今回のことで城門に死体を吊るしているから、アガト領の領民や領主に復帰した人狼族もアメリアの一族に恩があるって、俺にも好意的だった! この紋章のおかげで、何処行っても歓迎されてオレ最高」
ああ、私が前に渡しておいた銀の腕輪が早速役にやったようね! ナイトロード家の薔薇の刻印も入っている特別製。
バルは冥界の使者でもあるから、吸血鬼族と冥界が手を組んでいる、あるいは友交的だと思われているのはいいことだわ。
「これで後はラディル大国に宣言してしまえばチェックメイトよ」
「うわあぁー。最初から人間に勝ち目なんてないのに馬鹿だな」
「本当にね」
王都から離れた領地に住む者なら人外とどう接するべきなのか、わかっているはずだ。だからこそ結界を張った箇所は人間の被害も少ないと聞いた。少ない……うん。
裏切り者には、厳しい処罰を与える。飴と鞭をしっかりすることは大事だ。
特に今後は法と秩序の国を作るのだから、罪を犯せばどうなるのかを身を持って味わって理解させる段階にある。
「やっぱり主人が怖がるだけはある」
「それはどうも。《煉獄領域》の目的と詳細、死者の活動内容及び生活面諸々を書面にしたから、お兄さんたちに渡しておいて」
「あれ? オレに兄がいたって話したっけ?」
「(ゲームの知識だけれど)吸血鬼女王となれば何でもお見通しよ。彼らの視点での意見が聞きたいから頼んだわ」
「了解―! それじゃあ、骨付き肉を幾つか貰って戻るぜ」
「あ、バル。戻る時は獣の姿になるのは、やめておきなさいね。それと以前渡した腕輪を装着しておくように」
「えー!? 獣のほうが速いのにー」
「この記事を読んでも、そういえるのかしら?」
数日前に王都で発行された新聞記事だ。『大天使族の加護を得て、王家は人外貴族を全面的に粛清! 捕縛後は裁判なく奴隷化一択!』と一面に書かれた文言はかなり挑発的だった。
人外貴族がいかに悪逆非道なことをしていたかさまざまな不祥事などが、事細かに書かれている。全部、宰相たちの不祥事を私たちに押し付けるなんて、どこまで馬鹿にすれば気が済むのかしら。
死人に口無し。
そう今までならそれが通用した。でも──《煉獄領域》が完成した今、無意味ね。だって蜥蜴の尻尾切りが通用しないもの。
「あー、つまり獣の姿でいたら、誤認でオレが狩られる可能性があると……?」
「正解。念の為に防御魔法を付与した腕輪だけれど、不意打ちに効果があるだけだから過信しないこと」
「おう! 冥界の使者として、特別な道を通るようにするぜ!」
「うんうん、そうしなさい。まあ、私の領域なら大丈夫だと思うけど油断したらダメよ」
獣の姿は控えるように釘を刺しておいたので、ゲームのような悲劇は起こらないだろう。念のため動ける眷族に護衛を頼んでおいた。
バルの死は冥府の側近の怒りを買う可能性がある。
そうなると私の計画も修正する可能性が高くなる以上、念には念を入れる必要があるのだ! それにとばっちりで死んでほしくはない。
「ねぇさま、忙しい?」
「んー、そうね。ジュノンの部屋に行ってくるわ。流石に今後のことも話をしたいから部屋から引っ張り出さないと」
「おねーさま……、ついって行くのはダメですか?」
「うーん、そうね。人型になったらいいわよ」
「ふにゅ」
「ねぇさま……」
目をキラキラさせて情に訴えるルイスとローザに、頬擦りをして癒しを充電する。このモチモチは最高だった。
「ふふっ、そんな可愛いことをしてもダメよ。二人とも、魂の傷が回復しきっていないのだから」
「「うにゅうぅう」」
私にとって一番大事なのは、ルイスとローザなのだ。だからこそ、眷族に守るよう指示を出した。魔王城一角にも、何重の結界を張り巡らせている。過保護すぎる?
そんな訳ないじゃない、うちの弟妹であれば当然の配慮よ!
魔王城を拠点にしているけれど、すでに《煉獄領域》は完成しているし、領地に戻っても問題ないわね。
いつまでもアルムガルドの世話になりっぱなしなのも悪いし……。お父様とお母様も寂しがって泣いてないと良いけれど。
ジュノンに会いに行く前に、アルムガルドに声をかけようと作業部屋を覗き込むと、ちょうど入浴後だったようで、バスローブを羽織っているだけに状態だった。
鎖骨とか胸元とか見えて色香が半端ない状態なのだが、気になるのは髪が濡れたままなことだ。まさか、と思っていたが案の定、キャンバスに向かって筆を取ろうとしているではないか。
「ふむ、やはりここのタッチは──」
「頭を乾かして着替えてからにしなさい! ルイスやローザが真似したらどうするの!」
「ぶっ」
アイテム・ストレージからバスタオルを取り出すと、アルムガルドに投げつけた。振り返った彼は私を見るなり、目を逸らしてソワソワし出した。そしてなぜかタオルが角に引っかかっているのに、取ろうとしない。
「お主に余の髪を撫でることを許す」
「つまり頭を拭いてほしいと」
「そうだ! 特別なのだぞ」
全くもって嬉しくないのだが、目をキラキラさせている姿を見て、しょうがないと髪を乾かすのを手伝う。タオルで拭きつつ風魔法で乾かした。
「にしても、こんな時間に何ようだ? まさか──夜這」
「違うわ。そして今は朝の十時よ。私はこれからジュノンに会いに行ってくるので、少しこちらに寄ったのだけれど……」
自分に会いに来た訳じゃないと分かったからか、あからさまに不機嫌になった。
「そう、交渉も終えているもの。元々王都より遠方は各領主の采配が大きかったし、まともな人が多くて助かったのは事実よ」
「あー、『人外のくせにー』とか叫んでいた馬鹿貴族が、グシャっとされたところに居合わせていたけど」
「……」
「アメリアの眷族って、普段にこやかでオレに骨付き肉とかくれる良い奴だけど、怒らせるとマジでおっかないって思ったぜ」
「…………」
何そのツッコミどころ満載の情報は何!? 聞いてないけど……いや、もしかして『一部反抗的な領主は代替わりしてもらいましたよ、ハハハッ」とかサラッと報告したアレかな!?
というか君はいろんな人からお肉もらっているのね!
「ち……ちなみに、どの領地だったのかしら?」
「アガト領だったかなー。あそこは人狼族の領主が納めていたんだけど、二年前に王都から左遷された貴族が金で領地を買ったとかで、でかい顔していたぞ。今回のことで城門に死体を吊るしているから、アガト領の領民や領主に復帰した人狼族もアメリアの一族に恩があるって、俺にも好意的だった! この紋章のおかげで、何処行っても歓迎されてオレ最高」
ああ、私が前に渡しておいた銀の腕輪が早速役にやったようね! ナイトロード家の薔薇の刻印も入っている特別製。
バルは冥界の使者でもあるから、吸血鬼族と冥界が手を組んでいる、あるいは友交的だと思われているのはいいことだわ。
「これで後はラディル大国に宣言してしまえばチェックメイトよ」
「うわあぁー。最初から人間に勝ち目なんてないのに馬鹿だな」
「本当にね」
王都から離れた領地に住む者なら人外とどう接するべきなのか、わかっているはずだ。だからこそ結界を張った箇所は人間の被害も少ないと聞いた。少ない……うん。
裏切り者には、厳しい処罰を与える。飴と鞭をしっかりすることは大事だ。
特に今後は法と秩序の国を作るのだから、罪を犯せばどうなるのかを身を持って味わって理解させる段階にある。
「やっぱり主人が怖がるだけはある」
「それはどうも。《煉獄領域》の目的と詳細、死者の活動内容及び生活面諸々を書面にしたから、お兄さんたちに渡しておいて」
「あれ? オレに兄がいたって話したっけ?」
「(ゲームの知識だけれど)吸血鬼女王となれば何でもお見通しよ。彼らの視点での意見が聞きたいから頼んだわ」
「了解―! それじゃあ、骨付き肉を幾つか貰って戻るぜ」
「あ、バル。戻る時は獣の姿になるのは、やめておきなさいね。それと以前渡した腕輪を装着しておくように」
「えー!? 獣のほうが速いのにー」
「この記事を読んでも、そういえるのかしら?」
数日前に王都で発行された新聞記事だ。『大天使族の加護を得て、王家は人外貴族を全面的に粛清! 捕縛後は裁判なく奴隷化一択!』と一面に書かれた文言はかなり挑発的だった。
人外貴族がいかに悪逆非道なことをしていたかさまざまな不祥事などが、事細かに書かれている。全部、宰相たちの不祥事を私たちに押し付けるなんて、どこまで馬鹿にすれば気が済むのかしら。
死人に口無し。
そう今までならそれが通用した。でも──《煉獄領域》が完成した今、無意味ね。だって蜥蜴の尻尾切りが通用しないもの。
「あー、つまり獣の姿でいたら、誤認でオレが狩られる可能性があると……?」
「正解。念の為に防御魔法を付与した腕輪だけれど、不意打ちに効果があるだけだから過信しないこと」
「おう! 冥界の使者として、特別な道を通るようにするぜ!」
「うんうん、そうしなさい。まあ、私の領域なら大丈夫だと思うけど油断したらダメよ」
獣の姿は控えるように釘を刺しておいたので、ゲームのような悲劇は起こらないだろう。念のため動ける眷族に護衛を頼んでおいた。
バルの死は冥府の側近の怒りを買う可能性がある。
そうなると私の計画も修正する可能性が高くなる以上、念には念を入れる必要があるのだ! それにとばっちりで死んでほしくはない。
「ねぇさま、忙しい?」
「んー、そうね。ジュノンの部屋に行ってくるわ。流石に今後のことも話をしたいから部屋から引っ張り出さないと」
「おねーさま……、ついって行くのはダメですか?」
「うーん、そうね。人型になったらいいわよ」
「ふにゅ」
「ねぇさま……」
目をキラキラさせて情に訴えるルイスとローザに、頬擦りをして癒しを充電する。このモチモチは最高だった。
「ふふっ、そんな可愛いことをしてもダメよ。二人とも、魂の傷が回復しきっていないのだから」
「「うにゅうぅう」」
私にとって一番大事なのは、ルイスとローザなのだ。だからこそ、眷族に守るよう指示を出した。魔王城一角にも、何重の結界を張り巡らせている。過保護すぎる?
そんな訳ないじゃない、うちの弟妹であれば当然の配慮よ!
魔王城を拠点にしているけれど、すでに《煉獄領域》は完成しているし、領地に戻っても問題ないわね。
いつまでもアルムガルドの世話になりっぱなしなのも悪いし……。お父様とお母様も寂しがって泣いてないと良いけれど。
ジュノンに会いに行く前に、アルムガルドに声をかけようと作業部屋を覗き込むと、ちょうど入浴後だったようで、バスローブを羽織っているだけに状態だった。
鎖骨とか胸元とか見えて色香が半端ない状態なのだが、気になるのは髪が濡れたままなことだ。まさか、と思っていたが案の定、キャンバスに向かって筆を取ろうとしているではないか。
「ふむ、やはりここのタッチは──」
「頭を乾かして着替えてからにしなさい! ルイスやローザが真似したらどうするの!」
「ぶっ」
アイテム・ストレージからバスタオルを取り出すと、アルムガルドに投げつけた。振り返った彼は私を見るなり、目を逸らしてソワソワし出した。そしてなぜかタオルが角に引っかかっているのに、取ろうとしない。
「お主に余の髪を撫でることを許す」
「つまり頭を拭いてほしいと」
「そうだ! 特別なのだぞ」
全くもって嬉しくないのだが、目をキラキラさせている姿を見て、しょうがないと髪を乾かすのを手伝う。タオルで拭きつつ風魔法で乾かした。
「にしても、こんな時間に何ようだ? まさか──夜這」
「違うわ。そして今は朝の十時よ。私はこれからジュノンに会いに行ってくるので、少しこちらに寄ったのだけれど……」
自分に会いに来た訳じゃないと分かったからか、あからさまに不機嫌になった。
37
お気に入りに追加
287
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。

魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
婚約破棄からの断罪カウンター
F.conoe
ファンタジー
冤罪押しつけられたから、それなら、と実現してあげた悪役令嬢。
理論ではなく力押しのカウンター攻撃
効果は抜群か…?
(すでに違う婚約破棄ものも投稿していますが、はじめてなんとか書き上げた婚約破棄ものです)
乙女ゲームの世界だと、いつから思い込んでいた?
シナココ
ファンタジー
母親違いの妹をいじめたというふわふわした冤罪で婚約破棄された上に、最北の辺境地に流された公爵令嬢ハイデマリー。勝ち誇る妹・ゲルダは転生者。この世界のヒロインだと豪語し、王太子妃に成り上がる。乙女ゲームのハッピーエンドの確定だ。
……乙女ゲームが終わったら、戦争ストラテジーゲームが始まるのだ。
罠にはめられた公爵令嬢~今度は私が報復する番です
結城芙由奈@コミカライズ発売中
ファンタジー
【私と私の家族の命を奪ったのは一体誰?】
私には婚約中の王子がいた。
ある夜のこと、内密で王子から城に呼び出されると、彼は見知らぬ女性と共に私を待ち受けていた。
そして突然告げられた一方的な婚約破棄。しかし二人の婚約は政略的なものであり、とてもでは無いが受け入れられるものではなかった。そこで婚約破棄の件は持ち帰らせてもらうことにしたその帰り道。突然馬車が襲われ、逃げる途中で私は滝に落下してしまう。
次に目覚めた場所は粗末な小屋の中で、私を助けたという青年が側にいた。そして彼の話で私は驚愕の事実を知ることになる。
目覚めた世界は10年後であり、家族は反逆罪で全員処刑されていた。更に驚くべきことに蘇った身体は全く別人の女性であった。
名前も素性も分からないこの身体で、自分と家族の命を奪った相手に必ず報復することに私は決めた――。
※他サイトでも投稿中
転生悪役令嬢に仕立て上げられた幸運の女神様は家門から勘当されたので、自由に生きるため、もう、ほっといてください。今更戻ってこいは遅いです
青の雀
ファンタジー
公爵令嬢ステファニー・エストロゲンは、学園の卒業パーティで第2王子のマリオットから突然、婚約破棄を告げられる
それも事実ではない男爵令嬢のリリアーヌ嬢を苛めたという冤罪を掛けられ、問答無用でマリオットから殴り飛ばされ意識を失ってしまう
そのショックで、ステファニーは前世社畜OL だった記憶を思い出し、日本料理を提供するファミリーレストランを開業することを思いつく
公爵令嬢として、持ち出せる宝石をなぜか物心ついたときには、すでに貯めていて、それを原資として開業するつもりでいる
この国では婚約破棄された令嬢は、キズモノとして扱われることから、なんとか自立しようと修道院回避のために幼いときから貯金していたみたいだった
足取り重く公爵邸に帰ったステファニーに待ち構えていたのが、父からの勘当宣告で……
エストロゲン家では、昔から異能をもって生まれてくるということを当然としている家柄で、異能を持たないステファニーは、前から肩身の狭い思いをしていた
修道院へ行くか、勘当を甘んじて受け入れるか、二者択一を迫られたステファニーは翌早朝にこっそり、家を出た
ステファニー自身は忘れているが、実は女神の化身で何代前の過去に人間との恋でいさかいがあり、無念が残っていたので、神界に帰らず、人間界の中で転生を繰り返すうちに、自分自身が女神であるということを忘れている
エストロゲン家の人々は、ステファニーの恩恵を受け異能を覚醒したということを知らない
ステファニーを追い出したことにより、次々に異能が消えていく……
4/20ようやく誤字チェックが完了しました
もしまだ、何かお気づきの点がありましたら、ご報告お待ち申し上げておりますm(_)m
いったん終了します
思いがけずに長くなってしまいましたので、各単元ごとはショートショートなのですが(笑)
平民女性に転生して、下剋上をするという話も面白いかなぁと
気が向いたら書きますね
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
【完結】あなたの思い違いではありませんの?
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
複数の物語の登場人物が、一つの世界に混在しているなんて?!
「カレンデュラ・デルフィニューム! 貴様との婚約を破棄する」
お決まりの婚約破棄を叫ぶ王太子ローランドは、その晩、ただの王子に降格された。聖女ビオラの腰を抱き寄せるが、彼女は隙を見て逃げ出す。
婚約者ではないカレンデュラに一刀両断され、ローランド王子はうろたえた。近くにいたご令嬢に「お前か」と叫ぶも人違い、目立つ赤いドレスのご令嬢に絡むも、またもや否定される。呆れ返る周囲の貴族の冷たい視線の中で、当事者四人はお互いを認識した。
転生組と転移組、四人はそれぞれに前世の知識を持っている。全員が違う物語の世界だと思い込んだリクニス国の命運はいかに?!
ハッピーエンド確定、すれ違いと勘違い、複数の物語が交錯する。
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/11/19……完結
2024/08/13……エブリスタ ファンタジー 1位
2024/08/13……アルファポリス 女性向けHOT 36位
2024/08/12……連載開始
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる