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7話 会社員、仲間が2人増える
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俺が魔法を取得して1ヶ月が立った。俺たちはいまだに宿屋で借金返済のために働いていた。だがしかし!それで仲間探しをしないという俺ではない!社畜魂で仕事を早めに終わらせて、毎日毎日、町で
『仲間募集中!! 一緒に借金返済をしてくれる人希望!!仲間になりたいと思った方は宿屋エドカタまでお越しください』
と書かれたチラシを冒険者らしい人たちに手当たり次第に配っていたのだ!!
しかし、チラシを配り初めて1週間、いまだに仲間になってくれそう人は来ない。なんでだろうか、やはり『借金返済をしてくれる人希望!』はさすがにまずかったのだろうか、
などと俺が考えていると
「頼もーーー!!!!」
と俺の部屋を勢いよく開ける2人組の冒険者が来た。
「ここか!?仲間を募集している奴がいるのは。」
「そ、そうですけど何か?」
「あたしたちが仲間になってやろう!あたしの名前はバカランカ!バカって呼んでくれ。んで、こっちのぶつぶつ言ってる男はレオター。これからよろしくな!」
「俺の本当の名前はレオターではない。我が名は暗黒神ナーガの生まれかわりであり…」
何で俺の周りには変な奴しか寄って来ないんだ。もう名前と態度からしてどういう奴らかわかっちゃったんだけど。バカランカって名前からして絶対バカキャラだよね。
レオターだって、厨二病キャラじゃん。今すぐやめた方がいいぞー、俺も昔厨二病で、暗黒神グレイグの生まれかわりとか言っちゃってる奴だったけど、今となってはただの黒い歴史になってるから。
まあでも、今は戦力がたくさんほしいからなあ、やっと来てくれた冒険者でもあるし、人を選ぶような余裕もうちにはないんだよな~。
そんなことを思いながら俺はバカとレオターに聞いた。
「で、バカとレオターはどんな武器で戦うんだ?」
「あたしは魔法を使って戦うぞ!」
「魔法!?えっいかにも素手で戦います~みたいな感じなのに!?」
「おう、ちなみに魔法は10個くらい覚えてるぞ。」
「10個!?あのばか高い魔術書を10個も購入したんだ!意外に金持ちなのね!」
「いんや、正規ルートじゃなくて闇取引で安く買ったんだ。」
「意外にやってることが
えげつねぇぇぇぇ!!!」
俺は一息ついて、
「で、レオターは?」
と聞いた。
「よくぞ聞いてくれた!我は暗黒剣、ファムトムソードで…」
「あーはいはい、つまり剣を使うってことね。じゃあ2人ともこれから仲間としてよろしくな。」
今から思うと、2人とも相当やべー奴らだったが、そのときの俺は仕事終わりで疲れていたため、さほど気にしていなかった。バカは声がうわずりながら言った。
「いいのか!?」
「うん、だって俺たちのパーティー2人と一匹しかいないし、なんならレオターはともかく、バカはめっちゃ強そうだしな。てか、そもそも2人は何で借金まみれのパーティーに入ろうと思ったんだ?」
「あたしたちは元は5人でパーティーを組んでたんだけど、方向性の違いで脱退したんだ。そんなときにお前からこのチラシをもらったんだ。」
「借金まみれのパーティーでもいいのか?」
「シャッキン?何それおいしいの?」
「我を誰と心得る!我は暗黒神ぞ!シャッキンとやらも敵ではない!」
あっこいつら借金の意味わかってねえな、と俺は思ったが借金について説明するのも面倒だったので黙っておくことにした。
「よし、じゃあこれからお互いのことを知るためにも懇親会でも開くか!」
そう俺は言って、2人を食事場へ連れて行った。
『仲間募集中!! 一緒に借金返済をしてくれる人希望!!仲間になりたいと思った方は宿屋エドカタまでお越しください』
と書かれたチラシを冒険者らしい人たちに手当たり次第に配っていたのだ!!
しかし、チラシを配り初めて1週間、いまだに仲間になってくれそう人は来ない。なんでだろうか、やはり『借金返済をしてくれる人希望!』はさすがにまずかったのだろうか、
などと俺が考えていると
「頼もーーー!!!!」
と俺の部屋を勢いよく開ける2人組の冒険者が来た。
「ここか!?仲間を募集している奴がいるのは。」
「そ、そうですけど何か?」
「あたしたちが仲間になってやろう!あたしの名前はバカランカ!バカって呼んでくれ。んで、こっちのぶつぶつ言ってる男はレオター。これからよろしくな!」
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何で俺の周りには変な奴しか寄って来ないんだ。もう名前と態度からしてどういう奴らかわかっちゃったんだけど。バカランカって名前からして絶対バカキャラだよね。
レオターだって、厨二病キャラじゃん。今すぐやめた方がいいぞー、俺も昔厨二病で、暗黒神グレイグの生まれかわりとか言っちゃってる奴だったけど、今となってはただの黒い歴史になってるから。
まあでも、今は戦力がたくさんほしいからなあ、やっと来てくれた冒険者でもあるし、人を選ぶような余裕もうちにはないんだよな~。
そんなことを思いながら俺はバカとレオターに聞いた。
「で、バカとレオターはどんな武器で戦うんだ?」
「あたしは魔法を使って戦うぞ!」
「魔法!?えっいかにも素手で戦います~みたいな感じなのに!?」
「おう、ちなみに魔法は10個くらい覚えてるぞ。」
「10個!?あのばか高い魔術書を10個も購入したんだ!意外に金持ちなのね!」
「いんや、正規ルートじゃなくて闇取引で安く買ったんだ。」
「意外にやってることが
えげつねぇぇぇぇ!!!」
俺は一息ついて、
「で、レオターは?」
と聞いた。
「よくぞ聞いてくれた!我は暗黒剣、ファムトムソードで…」
「あーはいはい、つまり剣を使うってことね。じゃあ2人ともこれから仲間としてよろしくな。」
今から思うと、2人とも相当やべー奴らだったが、そのときの俺は仕事終わりで疲れていたため、さほど気にしていなかった。バカは声がうわずりながら言った。
「いいのか!?」
「うん、だって俺たちのパーティー2人と一匹しかいないし、なんならレオターはともかく、バカはめっちゃ強そうだしな。てか、そもそも2人は何で借金まみれのパーティーに入ろうと思ったんだ?」
「あたしたちは元は5人でパーティーを組んでたんだけど、方向性の違いで脱退したんだ。そんなときにお前からこのチラシをもらったんだ。」
「借金まみれのパーティーでもいいのか?」
「シャッキン?何それおいしいの?」
「我を誰と心得る!我は暗黒神ぞ!シャッキンとやらも敵ではない!」
あっこいつら借金の意味わかってねえな、と俺は思ったが借金について説明するのも面倒だったので黙っておくことにした。
「よし、じゃあこれからお互いのことを知るためにも懇親会でも開くか!」
そう俺は言って、2人を食事場へ連れて行った。
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