4 / 15
4話 会社員、仲間探しをする
しおりを挟む
翌日、サクヤは目が覚めると上になにか乗っていることに気がついた。スライモンである。可愛いいなと思いつつ、スライモンをぎゅっと抱きしめて再び二度寝した。
再び目が覚めると、おいしそうな匂いが1階から匂ってきた。その匂いにつられて1階におりると食事場においしそうな朝食が用意されていた。
「よっ、おはよう!」
と宿屋の主がサクヤに向かって挨拶をしてきた。サクヤも、
「おはようございまーす」
と、挨拶を返す。
朝食が済むと、宿屋の主はサクヤに雑用の仕事を教えてくれた。モップ磨き、雑巾ふき、客室の掃除などさまざまな雑務をサクヤはこなした。
そんな生活が数日続いたある日、サクヤはあることに気づく。町ってことは仲間になってくれる人を探すことができるじゃん!、と。
サクヤはスライモンを仲間にしたとはいえ、さすがに木の棒が武器の人間と最弱モンスターでは、さすがにこの先この世界で生き残るのは厳しい。なので早い段階で仲間を作らなければと思っていたのだった。
サクヤはさっそく行動に移す。
雑務を早めに終わらせるとサクヤは仲間になってくれる人がいないか町へ探しにいった。しかし、なかなか仲間となってくれる人は見つからない。そんなとき、
「おい、お前か仲間になってくれる人を探しているやつというのは。」
と、後ろから声をかけられた。後ろを振り返ると、鞭を持っていてまた、顔はマスクをかぶっていて、露出多めの服を着ている関わってはいけないような女が立っていた。サクヤは、
「あ、違いますぅ~人違いです~」
と逃げようとするが、その女はサクヤの肩をがっちりとつかみ、逃げられないようにした。
「おい豚野郎。私が仲間になってやろう。」
「いやいいですいいです。俺Mじゃないし。
てか、豚じゃなくて社畜だし。」
サクヤは断ろうとするも、女は勝手に自己紹介をする。
「私の名前はヤヴォル。人をこき使うのが好きな、世間で言うドSってやつだ。
前のパーティーではドSすぎてついて行けないと、パーティーから追放された。これからよろしくな。あれ?奴はどこにいった?」
ヤヴォルが自己紹介している隙に、サクヤは全力疾走で宿屋に逃げ帰ったのである。サクヤはヤヴォルが追ってきてないことを確認するとほっと一安心して部屋に戻った。しかし、夕飯を食べようと食事場にいったときになんとヤヴォルが食事場にきていたのだった。
「見つけたぞ、さて飯でも食べてゆっくり話し合おうか。」
ヤヴォルはサクヤの隣に座り、顔のマスクを脱いだ。すると、目の前に美女があらわれたではないか。サクヤは目を点にしてぽけーっと見とれていた。
「私を仲間にしろ」
と言うヤヴォルにサクヤは即座に答える。
「しまあ~す♡」
年齢=彼女歴なしのサクヤは美女に弱かった。
再び目が覚めると、おいしそうな匂いが1階から匂ってきた。その匂いにつられて1階におりると食事場においしそうな朝食が用意されていた。
「よっ、おはよう!」
と宿屋の主がサクヤに向かって挨拶をしてきた。サクヤも、
「おはようございまーす」
と、挨拶を返す。
朝食が済むと、宿屋の主はサクヤに雑用の仕事を教えてくれた。モップ磨き、雑巾ふき、客室の掃除などさまざまな雑務をサクヤはこなした。
そんな生活が数日続いたある日、サクヤはあることに気づく。町ってことは仲間になってくれる人を探すことができるじゃん!、と。
サクヤはスライモンを仲間にしたとはいえ、さすがに木の棒が武器の人間と最弱モンスターでは、さすがにこの先この世界で生き残るのは厳しい。なので早い段階で仲間を作らなければと思っていたのだった。
サクヤはさっそく行動に移す。
雑務を早めに終わらせるとサクヤは仲間になってくれる人がいないか町へ探しにいった。しかし、なかなか仲間となってくれる人は見つからない。そんなとき、
「おい、お前か仲間になってくれる人を探しているやつというのは。」
と、後ろから声をかけられた。後ろを振り返ると、鞭を持っていてまた、顔はマスクをかぶっていて、露出多めの服を着ている関わってはいけないような女が立っていた。サクヤは、
「あ、違いますぅ~人違いです~」
と逃げようとするが、その女はサクヤの肩をがっちりとつかみ、逃げられないようにした。
「おい豚野郎。私が仲間になってやろう。」
「いやいいですいいです。俺Mじゃないし。
てか、豚じゃなくて社畜だし。」
サクヤは断ろうとするも、女は勝手に自己紹介をする。
「私の名前はヤヴォル。人をこき使うのが好きな、世間で言うドSってやつだ。
前のパーティーではドSすぎてついて行けないと、パーティーから追放された。これからよろしくな。あれ?奴はどこにいった?」
ヤヴォルが自己紹介している隙に、サクヤは全力疾走で宿屋に逃げ帰ったのである。サクヤはヤヴォルが追ってきてないことを確認するとほっと一安心して部屋に戻った。しかし、夕飯を食べようと食事場にいったときになんとヤヴォルが食事場にきていたのだった。
「見つけたぞ、さて飯でも食べてゆっくり話し合おうか。」
ヤヴォルはサクヤの隣に座り、顔のマスクを脱いだ。すると、目の前に美女があらわれたではないか。サクヤは目を点にしてぽけーっと見とれていた。
「私を仲間にしろ」
と言うヤヴォルにサクヤは即座に答える。
「しまあ~す♡」
年齢=彼女歴なしのサクヤは美女に弱かった。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

Sランクパーティを引退したおっさんは故郷でスローライフがしたい。~王都に残した仲間が事あるごとに呼び出してくる~
味のないお茶
ファンタジー
Sランクパーティのリーダーだったベルフォードは、冒険者歴二十年のベテランだった。
しかし、加齢による衰えを感じていた彼は後人に愛弟子のエリックを指名し一年間見守っていた。
彼のリーダー能力に安心したベルフォードは、冒険者家業の引退を決意する。
故郷に帰ってゆっくりと日々を過しながら、剣術道場を開いて結婚相手を探そう。
そう考えていたベルフォードだったが、周りは彼をほっておいてはくれなかった。
これはスローライフがしたい凄腕のおっさんと、彼を慕う人達が織り成す物語。

十人十色の強制ダンジョン攻略生活
ほんのり雪達磨
ファンタジー
クリアしなければ、死ぬこともできません。
妙な部屋で目が覚めた大量の人種を問わない人たちに、自称『運営』と名乗る何かは一方的にそう告げた。
難易度別に分けられたダンジョンと呼ぶ何かにランダムに配置されていて、クリア条件を達成しない限りリスポーンし続ける状態を強制されてしまった、らしい。
そんな理不尽に攫われて押し付けられた人たちの強制ダンジョン攻略生活。
女神様の使い、5歳からやってます
めのめむし
ファンタジー
小桜美羽は5歳の幼女。辛い境遇の中でも、最愛の母親と妹と共に明るく生きていたが、ある日母を事故で失い、父親に放置されてしまう。絶望の淵で餓死寸前だった美羽は、異世界の女神レスフィーナに救われる。
「あなたには私の世界で生きる力を身につけやすくするから、それを使って楽しく生きなさい。それで……私のお友達になってちょうだい」
女神から神気の力を授かった美羽は、女神と同じ色の桜色の髪と瞳を手に入れ、魔法生物のきんちゃんと共に新たな世界での冒険に旅立つ。しかし、転移先で男性が襲われているのを目の当たりにし、街がゴブリンの集団に襲われていることに気づく。「大人の男……怖い」と呟きながらも、ゴブリンと戦うか、逃げるか——。いきなり厳しい世界に送られた美羽の運命はいかに?
優しさと試練が待ち受ける、幼い少女の異世界ファンタジー、開幕!
基本、ほのぼの系ですので進行は遅いですが、着実に進んでいきます。
戦闘描写ばかり望む方はご注意ください。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。


凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる