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第59話「めちゃくちゃにしてほしい」
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レイとはこの三ヵ月の間たくさん身体を重ねてきたけれど、未だに恥ずかしさは消えない。今日は特に、いつもより倍興奮しているせいか、レイが欲しくてたまらない。
『なんでもいいから』と言いつつも、早くレイので俺をめちゃくちゃにしてほしかった。中々ベッドに近寄ってこないレイの元へ自ら近寄り、抱きつきながら首に擦り寄る。
レイは俺のだと言うように、俺の匂いを擦り付けていると、『私はエダを乱暴には抱きたくない。今日はちゃんと愛し合いたい』とツラそうな表情を浮かべながら俺の身体をゆっくりと離した。
なんでだよ、こんなに抱いてほしいのに、俺がレイから逃げたことまだ根に持ってんのか? 俺も本当ならたくさん愛されたい。けれど、身体の熱りが体の奥からどんどん溢れてきてどうしたら良いのか分からない。レイのタオル布のような部屋着をそっと解き、上半身からゆっくりと脱がせる。
いつ見ても美しいレイの乳首は今日もいやらしく俺の目には映っている。物欲しそうにするレイ。そんなレイの乳頭を舐めたり噛んだりを繰り返すと、やっとレイもいつものスイッチが入ったのか、ギリギリ保っていたであろう理性を失ったかのように、「ここに手ついて」と壁に手をつくように俺を促した。
レイにお尻を向ける形で壁に手をつく。するとレイは俺のお尻の形を確かめるように、撫でるように触れた。それだけでゾクゾクする。
レイが理性を保っていないからだろうか、俺が発情してしまってから聞こえなかったレイの声がまた聞こえ始めた。
【もう無理だ。エダの匂い凄く興奮する。ああ、犯したい、身体の全部に私の痕をつけて独占したい。泣いて助け求めても止めれる自信がない。私の子種を中の一番奥に出して一緒に絶頂を迎えたい】
ーーああ、すげぇ、レイの独占欲……心の声だけでもはや犯されている感じがする。それだけで精液が上ってきそうだ。レイの心の声を聞きながら身体を重ねあうなんて、俺、脳までイかされちゃうじゃんか……
「いつものローションを垂らさなくても大丈夫そうだな。エダ、分かるか? ここ、発情してるせいか、中凄くとろとろになってる。でもまだ全然焦らしてないしな」
『どうするかな』的なノリで言葉攻めを楽しんでいるようだ。いつもはこんなこと言わないのに、やはりレイの心が本来あるべき感情を取り戻したからか饒舌だ。
「焦らさなくていいから、挿れろって……」
片足をあげ、自分で自分の足を腕で支える。
レイが言った通り、俺のお尻の穴からとろとろの液があふれ出ているのが分かった。
「嘘だろ……尻なのに、こんなになるのかよ……」
『なんでもいいから』と言いつつも、早くレイので俺をめちゃくちゃにしてほしかった。中々ベッドに近寄ってこないレイの元へ自ら近寄り、抱きつきながら首に擦り寄る。
レイは俺のだと言うように、俺の匂いを擦り付けていると、『私はエダを乱暴には抱きたくない。今日はちゃんと愛し合いたい』とツラそうな表情を浮かべながら俺の身体をゆっくりと離した。
なんでだよ、こんなに抱いてほしいのに、俺がレイから逃げたことまだ根に持ってんのか? 俺も本当ならたくさん愛されたい。けれど、身体の熱りが体の奥からどんどん溢れてきてどうしたら良いのか分からない。レイのタオル布のような部屋着をそっと解き、上半身からゆっくりと脱がせる。
いつ見ても美しいレイの乳首は今日もいやらしく俺の目には映っている。物欲しそうにするレイ。そんなレイの乳頭を舐めたり噛んだりを繰り返すと、やっとレイもいつものスイッチが入ったのか、ギリギリ保っていたであろう理性を失ったかのように、「ここに手ついて」と壁に手をつくように俺を促した。
レイにお尻を向ける形で壁に手をつく。するとレイは俺のお尻の形を確かめるように、撫でるように触れた。それだけでゾクゾクする。
レイが理性を保っていないからだろうか、俺が発情してしまってから聞こえなかったレイの声がまた聞こえ始めた。
【もう無理だ。エダの匂い凄く興奮する。ああ、犯したい、身体の全部に私の痕をつけて独占したい。泣いて助け求めても止めれる自信がない。私の子種を中の一番奥に出して一緒に絶頂を迎えたい】
ーーああ、すげぇ、レイの独占欲……心の声だけでもはや犯されている感じがする。それだけで精液が上ってきそうだ。レイの心の声を聞きながら身体を重ねあうなんて、俺、脳までイかされちゃうじゃんか……
「いつものローションを垂らさなくても大丈夫そうだな。エダ、分かるか? ここ、発情してるせいか、中凄くとろとろになってる。でもまだ全然焦らしてないしな」
『どうするかな』的なノリで言葉攻めを楽しんでいるようだ。いつもはこんなこと言わないのに、やはりレイの心が本来あるべき感情を取り戻したからか饒舌だ。
「焦らさなくていいから、挿れろって……」
片足をあげ、自分で自分の足を腕で支える。
レイが言った通り、俺のお尻の穴からとろとろの液があふれ出ているのが分かった。
「嘘だろ……尻なのに、こんなになるのかよ……」
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