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第58話「レイの子種を欲しがってる」

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 やべぇ、今何が起こってるんだ……


 段階が早すぎて全てについていけないので、

「俺、未だにこんなの幸せすぎて夢なんじゃないかって思ってる」


 レイの衣装を握りしめ、火を噴くほど恥ずかしいことを言う。

 段階が早すぎてついていけないにしても、それでもレイとずっと一緒にいれるってことは分かった。


 【何を言っている、本当にカワイイヤツだな、エダは】と、レイの声が聞こえてきたため嬉しくて抱きついた。レイの香りが俺の鼻の奥をくすぐる。なんだか体の芯が熱くなってきたような気がする。

「…………っ、う、あ……!?」

 『なんだか体の芯が熱い』なんて、緩いことを思っていたけれど、どんどん火照りはヒートアップしていた。


「おい、エダ、大丈夫か。私の部屋で少し休もう」

「……ん、く、レイ、ごめん……」


 華奢な身体のレイから抱きかかえられ、広いふかふかのベッドに降ろされた。汗が出て止まらない。


「衣装、脱がすからな」


 苦しい。レイから触れられる箇所が熱くて熱くてたまらない。火照りが止まない。


 レイは強引に俺の身体から身につけていた衣装を脱がせ他後、レイ自身も衣装を脱いだ。俺とレイは股間に当てられている分厚い布きれ一枚になり、その布もそっと外し、全裸で見せ合っている状態になってしまった。


 レイの股間はもう元気に反り立っていて、ビクビクと、俺に触って欲しそうに反応している。先端からもう駅が滲み出ていて、レイのモノは凄く美味しそうだ。


 静かに手を伸ばすと、レイは「私がエダに奉仕する。動くな、余計ツラくなるぞ」俺の身体を心配してくれた。


 レイが俺に触ってくれるなんて、想像すると、頭が真っ白になりそうだ。


「…………はあ、エダのこれは発情期だ。以前、初めてエダを抱いた時と同じ匂いを感じる。エダの匂いに頭の中が支配されそうだ。行為が激しくなるかもしれないが構わないか?」

「ん、あっ、大丈夫だ…………」


 まだ触れられてもいないのに、レイの声だけで果ててしまいそうになる。レイはそんな俺の状態を察し、「少しまっててくれ」と、部屋着を身に着けて出て行ってしまった。


 俺一人をなんでこの状態で放置すんだよ、バカ……!!

 この興奮のせいか分からないが、レイの心の声が全然聞こえてこねぇし……!

 あーも、一回スッキリしなきゃ、頭の中がめちゃめちゃになる。股間に手を伸ばした時、レイの部屋のドアがガチャッと音を立てて開いた。

 俺が買い込んでいた大人の玩具を、レイは両手に持って戻ってきた。

「そんな……いきなり、それ、使うのか?」

「エダがツラそうだからな。これだったら色んな箇所に刺激が届くだろ?」

「ん、なんでもいいから、早く奥の疼くの、なんとかしてくれ…………」

 ちくしょう、発情期って、こんなに心の余裕がないのかよ……

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