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第38話「未知の世界②」
しおりを挟むズボンを膝下まで下げ四つん這いのように、レイにお尻を突き出すような体制を取る。ああ、もう恥ずかしすぎて泣きそうだ。レイは俺のお尻を揉むように触っている。
「貴様、いい尻をしてるな。鍛えてるのか?」
「……わ、わかんねぇ。いいから、ほぐすならさっさとほぐしてくれ」
この恥ずかしさをどうにかして終えたい俺は、レイにほぐすように急かす。すると、レイの指が俺の穴に触れた。ぬるぬるのローションで穴の周りを触っているようで、変に気持ちよくてもどかしい。触れられる部分が少しずつ火照ってくる。
「……貴様、さっき二本分の太さを無理やり入れたから穴が赤くなっているぞ」
レイにお尻を向けているからだろう、間近で穴を凄く観察されている。
「ねだるようにひくついている。やらしいな」
「も、そういうのいいから……」
「一本ずついく。痛かったら言え」
レイの指は少しずつ俺の穴をほぐすように細い指がぬるりと入ってきては、中がビクビクと締まる。
「ん、ぅ……くっ……」
「貴様の指は一本一本が太いからな。それに比べたらまだ私の指はマシだろ。しばらくジッとしててやる」
なんだこれ、すげぇ変な感じだ。気持ちいいわけでもないのに体の疼きが止まらない。
「……レイ、一本くらいならそのまま動かしてくれていいから……」
「そうか?」
指をぐりっと中でかき混ぜられ体の力が一気に抜ける。
「これなら私の二本目の指も入りそうだな。いったん抜くぞ」
「ん……んん……」
レイはもう一つの指にも避妊具を装着し、一本目でいい具合にほぐした後に二本目を入れてきた。一本目と違って、明らかに異物感があり、怖くてお尻に力を入れるとレイは俺のモノをもう片方の手で触れてきた。
「んうっ、レイ、なにす……」
「ここを触りながらだと気持ちがいいだろ。気持ちいいところに意識を集中させろ」
「あ、その手も……んうっ、ローション……?」
「ああ、ついてるな。おかげで良く滑る。気持ちいいか?」
「あ、あーっ……んうっ」
ローションが付いた手で、今俺のあそこを触られている。
「……で、ここはどうしたらいい? 貴様が私に教え込め」
「教え込めっていっても……俺、見えないし……んっ、と、とりあえずそのまま強く握って。手を上下に動かして」
「……上下に。こうか?」
レイの手の動きがぎこちなくて、でも、めちゃくちゃ気持ちいい。細い指が俺のモノを握って扱いているとおもうと、それだけで果ててしまいそうだ。
「……んう、そ、そう。もう少し強く握っていいから」
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