奴隷に恋しちゃった王子様

なぎさ

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出会い

ここどこですか⑥

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「は、い…」





その手を取り立ち上がる。





何だこのイケメンは。
クリーム色の短い髪の毛をかき揚げた髪型で、瞳の色は薄いグリーン。
高身長。






あたしを立たせると周りを魅了する笑顔で微笑む王子様。





「王子、この者があちこちの国で奴隷と称して人身売買を行っていた男です」





あたしをムチで打とうとしていたおっさんは騎士のような服装の男達に捕まえられていた。





騎士のような格好の人たちもイケメンだった。
全員。







「おい、お前。僕の番にムチを振るった代償は高いよ?」





さっきの王子様スマイルのまま恐ろしいことを口にしている王子様。




「ふんっ…。隣国の王子が俺をどうにか出来ると思うなよ!」




「出来るよ。もうこの国に許可は取ってある。おい、こいつを地下牢へ入れておけ」


「「はっ!」」





鋭い返事をするとおっさんはイケメンさん達に連れていかれた。





「さようなら、おっさん」





あたしは小さく呟いた。


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