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78.聞き覚えのあるメロディー
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これは予想していなかった…。
固まる俺を尻目にレオナルド殿下は立ち上がり、土を軽く叩いて落している。
フリーズした思考を必死に動かして考える。
さっき聞こえていた歌はどこかで聞いた事あるんだよな、間違いなく歌詞は日本語だったしどっかで聞いた事あるんだよなあの曲。
日本語は今のところ、ジョセフ曰くこの国では知られていない言語。
外交の為に何ヶ国の言語を習得してるジョセフが知らない言語を弟のレオナルド殿下が知ってるとは考えにくい。
別の人が…って線もあるけど…レオナルド殿下が振り向いたときに歌が止んだから歌っていたのはレオナルド殿下で間違いはないと思うし。
それに、よっぽど練習してない限りあそこまで流暢に歌えない気がする。
じゃあ……やっぱりレオナルド殿下が……。
ジッと見てしまっていた俺にレオナルド殿下は首を傾げながら軽く微笑んだ。
「アンジェリカ嬢、お久しぶりです。こんな所でお会いするとは…驚きました」
慌ててスカートを摘み淑女の礼をとる。驚いて固まっていたけど相手は王族。礼儀を欠いてはいけない。
「お久し振りでございますレオナルド殿下。驚かせてしまって申し訳ありません。ジョセフ…ジョセフィード殿下より此処で待っているように言われ、散策しておりましたら歌声が聴こえてきまして、素敵な歌声に誘われるように…。先ほどの歌は殿下が…?」
「誰もいないと思っていたもので…人様に聴かせるほど上手いわけではないので、こっそり歌っていたのですが…聴かれていたとは恥ずかしいです」
そう言って、はにかむ姿は初々しくて可愛いと思ってしまった。歳だって一つしか変わらないのにそう思ってしまうのは多分ジョセフに似てるから余計に思うんだろうか。ジョセフがこんな初々しい顔するの見たことないし。
ついほんわかしてしまったが、彼が転生者かどうか確認するつもりだった事を思い出す。
多分俺や豊と一緒で彼も隠してる可能性はあるからジョセフが来るまでに確かめないと…。
王族である彼には常に護衛だったり侍従が付いているのが当たり前で彼と二人きりなんて、まず来ないだろう。
今いないのは何故なのかは分からないけど、たぶんさっきの歌を聞かれたくないからかな。
それに婚約者の弟と言えど男性と二人きりになろうとすれば仲を疑ってくれと言ってるようなものだ。
つまりチャンスは今だけと思っておく方がいいだろう。
「あの…レオナルド殿下、お聞きしたいことがあるのです」
「なんでしょう?」
俺は上手い事遠まわしになんて言えないだろうし、時間もないだろうから直球勝負で行こう。
『この言葉がわかりますか?』
「…ッ!?」
レオナルド殿下は目を見開き俺を見た。
日本後で問うてみたが、前世の世界と同じ世界の人間で同じ日本人なら反応してくれるはずと思ったけど、この反応を見る限り、当たりかな?
レオナルド殿下は警戒しながら少し悩むそぶりをしながら此方を見ている。
温室で飼われているのか、鳥の囀ずりが聞こえてきた。
『君も……?』
小さくレオナルド殿下が呟いた声は俺がよく知る言葉で嬉しくなって頬が緩んだ。
少し強めに何度も頷くと、レオナルド殿下も緊張をといた。
「驚いた……僕以外にもいるだなんて……」
「私も驚きました。殿下が私と同じだなんて……あ、あともう一人居るんです」
「もう一人居るんだ……」
嬉しくてニコニコと話していたけど、殿下は淡々と言葉を紡ぐだけで、嬉しかったのは俺だけなのかと思い始める。
「あ……あの、もしかしてご迷惑でしたでしょうか?同じ日本人だと分かってつい嬉しくて浮かれてしまいましが殿下に対して失礼でしたよね。申し訳ありません」
「あ、いや…違うんだ。…僕も嬉しいよ」
そう言ってレオナルド殿下は微笑んでくれた。
少し間があった気もするが気を悪くした感じでは無さそうなのでホッと胸を撫で下ろした。
「レオナルド殿下、一つ確認しておきたいのですが、転生の事誰かにお話しなさってるのでしょうか?」
俺にとってのリーチェのような存在がいるのかも?と考え、聞いてみるとレオナルド殿下はゆるゆると首を横に振った。
「流石に頭がおかしいと思われるかもしれないので誰にも…先ほどの歌も好きなアイドルグループの歌で嫌なことがあった時に聞くと勇気が出た事もあって、未だに口ずさむと勇気が湧いてくるんです。…ですが日本語ですので上手く誤魔化す自信が無くて時折こっそり一人になっては歌っているんです」
レオナルド殿下も豊みたいに今まで頼る人もいなくて一人孤独を感じながら生きていたかもしれないのか。
彼にとってはあの歌が心の支えになっていたんだろう。
そう思うと自分は恵まれていただけで、周りはつらい思いをしてる人が多いのだと辛くなったが、ふとレオナルド殿下には俺より身近で頼りになる男がいる事に気づく。
「殿下、その…兄君であるジョセフィード殿下には私が転生者だと話して信じていただけているのです。ですから、きっとレオナルド殿下が転生者と話しても大丈夫だと思います」
「兄上が…」
レオナルド殿下は少し希望に満ちた目を向けたけど、すぐに曇らせて俯いてしまった。
「でも…身内である僕がそうだと分かればまた違うかもしれないし…もし拒絶されたらと思うと怖い……」
ジョセフに限ってそんな筈は無いと言い返したかったが微かに震える声と今にも泣きそうなレオナルド殿下に何も言えなくなってしまった。
固まる俺を尻目にレオナルド殿下は立ち上がり、土を軽く叩いて落している。
フリーズした思考を必死に動かして考える。
さっき聞こえていた歌はどこかで聞いた事あるんだよな、間違いなく歌詞は日本語だったしどっかで聞いた事あるんだよなあの曲。
日本語は今のところ、ジョセフ曰くこの国では知られていない言語。
外交の為に何ヶ国の言語を習得してるジョセフが知らない言語を弟のレオナルド殿下が知ってるとは考えにくい。
別の人が…って線もあるけど…レオナルド殿下が振り向いたときに歌が止んだから歌っていたのはレオナルド殿下で間違いはないと思うし。
それに、よっぽど練習してない限りあそこまで流暢に歌えない気がする。
じゃあ……やっぱりレオナルド殿下が……。
ジッと見てしまっていた俺にレオナルド殿下は首を傾げながら軽く微笑んだ。
「アンジェリカ嬢、お久しぶりです。こんな所でお会いするとは…驚きました」
慌ててスカートを摘み淑女の礼をとる。驚いて固まっていたけど相手は王族。礼儀を欠いてはいけない。
「お久し振りでございますレオナルド殿下。驚かせてしまって申し訳ありません。ジョセフ…ジョセフィード殿下より此処で待っているように言われ、散策しておりましたら歌声が聴こえてきまして、素敵な歌声に誘われるように…。先ほどの歌は殿下が…?」
「誰もいないと思っていたもので…人様に聴かせるほど上手いわけではないので、こっそり歌っていたのですが…聴かれていたとは恥ずかしいです」
そう言って、はにかむ姿は初々しくて可愛いと思ってしまった。歳だって一つしか変わらないのにそう思ってしまうのは多分ジョセフに似てるから余計に思うんだろうか。ジョセフがこんな初々しい顔するの見たことないし。
ついほんわかしてしまったが、彼が転生者かどうか確認するつもりだった事を思い出す。
多分俺や豊と一緒で彼も隠してる可能性はあるからジョセフが来るまでに確かめないと…。
王族である彼には常に護衛だったり侍従が付いているのが当たり前で彼と二人きりなんて、まず来ないだろう。
今いないのは何故なのかは分からないけど、たぶんさっきの歌を聞かれたくないからかな。
それに婚約者の弟と言えど男性と二人きりになろうとすれば仲を疑ってくれと言ってるようなものだ。
つまりチャンスは今だけと思っておく方がいいだろう。
「あの…レオナルド殿下、お聞きしたいことがあるのです」
「なんでしょう?」
俺は上手い事遠まわしになんて言えないだろうし、時間もないだろうから直球勝負で行こう。
『この言葉がわかりますか?』
「…ッ!?」
レオナルド殿下は目を見開き俺を見た。
日本後で問うてみたが、前世の世界と同じ世界の人間で同じ日本人なら反応してくれるはずと思ったけど、この反応を見る限り、当たりかな?
レオナルド殿下は警戒しながら少し悩むそぶりをしながら此方を見ている。
温室で飼われているのか、鳥の囀ずりが聞こえてきた。
『君も……?』
小さくレオナルド殿下が呟いた声は俺がよく知る言葉で嬉しくなって頬が緩んだ。
少し強めに何度も頷くと、レオナルド殿下も緊張をといた。
「驚いた……僕以外にもいるだなんて……」
「私も驚きました。殿下が私と同じだなんて……あ、あともう一人居るんです」
「もう一人居るんだ……」
嬉しくてニコニコと話していたけど、殿下は淡々と言葉を紡ぐだけで、嬉しかったのは俺だけなのかと思い始める。
「あ……あの、もしかしてご迷惑でしたでしょうか?同じ日本人だと分かってつい嬉しくて浮かれてしまいましが殿下に対して失礼でしたよね。申し訳ありません」
「あ、いや…違うんだ。…僕も嬉しいよ」
そう言ってレオナルド殿下は微笑んでくれた。
少し間があった気もするが気を悪くした感じでは無さそうなのでホッと胸を撫で下ろした。
「レオナルド殿下、一つ確認しておきたいのですが、転生の事誰かにお話しなさってるのでしょうか?」
俺にとってのリーチェのような存在がいるのかも?と考え、聞いてみるとレオナルド殿下はゆるゆると首を横に振った。
「流石に頭がおかしいと思われるかもしれないので誰にも…先ほどの歌も好きなアイドルグループの歌で嫌なことがあった時に聞くと勇気が出た事もあって、未だに口ずさむと勇気が湧いてくるんです。…ですが日本語ですので上手く誤魔化す自信が無くて時折こっそり一人になっては歌っているんです」
レオナルド殿下も豊みたいに今まで頼る人もいなくて一人孤独を感じながら生きていたかもしれないのか。
彼にとってはあの歌が心の支えになっていたんだろう。
そう思うと自分は恵まれていただけで、周りはつらい思いをしてる人が多いのだと辛くなったが、ふとレオナルド殿下には俺より身近で頼りになる男がいる事に気づく。
「殿下、その…兄君であるジョセフィード殿下には私が転生者だと話して信じていただけているのです。ですから、きっとレオナルド殿下が転生者と話しても大丈夫だと思います」
「兄上が…」
レオナルド殿下は少し希望に満ちた目を向けたけど、すぐに曇らせて俯いてしまった。
「でも…身内である僕がそうだと分かればまた違うかもしれないし…もし拒絶されたらと思うと怖い……」
ジョセフに限ってそんな筈は無いと言い返したかったが微かに震える声と今にも泣きそうなレオナルド殿下に何も言えなくなってしまった。
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