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第2章
28話
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ギルドマスターの部屋を出たジェフたちは階段を降りていく。
「報告も終わったことだし、後は報酬を受け取るだけだが、嬢ちゃんは今後はどうすんだ?」
「そうですね。ラミィの居場所もわかったのはいいのですが、今の私では一緒にいるのは厳しいので、力をつけてから、会いに行こうと思います」
「なるほどねぇ。それなら、もう1匹か2匹従魔を増やしたほうがいいな」
「増やすんですか?」
「そうだ。リルももう少しでCランクになるとはいえ、1匹だけではお前が危ない。お前を守るための従魔を増やすべきだ」
「そういわれましても、急に増やすことなんてできませんよ。それに、守りに向いている魔物が近くにいるとも限りませんし」
「そういわれてみれば、そうだな。ヴィオ、なんかいいアイディアはないか?」
「そうですねぇ。手っ取り早いのは、そういう魔物を買うという方法がありますが、滅多に売られていませんからね。目当ての魔物がいたとしてもどれほどの値段になるかわかりませんから、お勧めできません。となると、弱い魔物の中で守りに向いたものを従魔にして育てる、という方法しかないでしょうね」
「それしかないか。で、そういうので向いている奴の目星はあるのか?」
「ええ、ありますが、リリィさんがどう思うか、ですね」
「何でしょうか、それは?」
「魔蟲です。私のお勧めは、蜂系統なんですけどね」
ヴィオが魔蟲と口にして、ジェフたちは嫌悪感から顔を歪める。
特にアンリは顔だけでなく、自分の体を抱きしめるほどだった。
「ちょっとやめてよ。魔蟲なんか側にいたら、たまったもんじゃないわ!見てよ。想像しただけで鳥肌がたっちゃったじゃないの!」
「まあ確かに、魔蟲の群体が不気味なのは認めますが、郡体制の魔蟲でしたら、群体を司る司令塔さえ従魔にできれば、何十何百という数を率いる事ができますので、守りには向いているんですよ」
ヴィオの話を聞いて、ジェフたちは理解した。
が、理解できたからと言って納得できるわけではなく、アンリはまだ嫌がるそぶりを見せている。
「それと、群体でなくても硬い外殻を持つ者もいますので、それを従魔にするという手もありますね」
「それでも魔蟲は魔蟲でしょ。私は嫌よ」
「決めるのはアンリ、あなたではなく、リリィさんですよ」
ヴィオがそういうと、アンリはリリィの肩を掴む。
「お願いリリィ。魔蟲はやめて!」
「分かってます。私も魔蟲は好きじゃありませんから」
そういうとリリィは、10年前にビッグアントに襲われたときのことが頭に浮かんだ。
あの時は、ラミィに助けられたから良かったけど、もし、あの時ラミィが来なければ……。
そう思うと、リリィは体に震えが走る。
「魔蟲がダメとなりますと、守りに向いた魔物は思い当たりませんね。スライムを育てれば、それなりに使えるとは聞いたことはありますが、そこまで育てるのが大変だということも聞いていますしねぇ」
ヴィオはそういうと、ため息を吐く。
「どういう奴を従魔にするかは、後で決めるとして、だ。とりあえずは報酬を受けろうぜ」
ジェフはそう締め括ると、カウンターへと向かい先ほどのお姉さんに話しかける。
「よう。話は済んだぜ。報酬をもらいたいんだが?」
「わかりました。それでは皆様のカードのご提出を願いします」
そういわれ、カード——冒険者として証明するカード——をカウンターの上に出す。
お姉さんはそれを受け取り、一枚ずつ調べていくが、リリィのカードを見ると、リリィに目を向ける。
「リリィさんは、仮メンバーとありますが、間違いありませんか?」
「ああ、そうだ。問題はない」
リリィが答えるよりも先にジェフがそう口にする。
お姉さんもジェフに目を向け、しばらく見つめると納得したのか頷く。
「そういう事でしたら。では、報酬ですが、金貨10枚になりますが、よろしいでしょうか?」
「へぇ。金貨10枚もか。随分と弾んでくれるんだな」
「マスターのご判断ですので。報酬金額はこれでよろしいでしょうか?」
「ああ、問題ない。十分だ」
「では、どうぞご確認ください」
お姉さんは、カウンターの上に金貨を10枚置く。
ジェフは、金貨が10枚あることを確認すると、無造作に掴み小袋に詰めて立ち去ろうとする。
しかし、その前にお姉さんが口を開く。
「マスターからあなた方、灼熱の剣に指名依頼が入っております。どうなさいますか?」
「どうって、どうする?」
ジェフは振り返り、仲間の顔を見る。
アンリとビリーは、困惑した顔を見せ、リリィは後ろに下り判断は任せるという風だった。
残ったヴィオは、顎に手を当て考えるが、それもすぐにやめる。
「話を聞いみてないと判断がつきませんが、断ることはできるのでしょうか?」
「はい、それは問題ありません。あなた方に断られた場合は、他のものに依頼するそうですので」
「では、まずは話を聞いてみましょう。その上でどうするか判断しましょう」
「そうだな。話を聞かせてもらおうか」
「わかりました。まず、魔の森は封鎖されます。理由はあなた方が一番お分かりかと」
お姉さんの言葉にジェフは頷く。
「そのために封鎖されますが、様子を探る必要があります。そこで、あれの存在がわかるあなた方に、できる範囲で構わないので、10日一度のペースで魔の森の調査を依頼したいそうです。報酬は調査の度に金貨1枚、ということです。どうでしょうか?」
話が終わったと判断したジェフは振り返る。
「どうする?俺は美味しい話だと思うが?」
「そうね。私もそう思うわ」
と、ジェフとアンリは賛成する。
「私は反対ですね。封鎖という話からして、魔の森全土がカラミティクラスの魔物が跋扈すると見て間違いないでしょう。となれば、命がいくつあっても足りません」
「俺は、どちらでもいい」
ヴィオは反対、ビリーは中立をとった。
残るはリリィのみとなったが、
「私は引き受けたいです。でないと、ラミィに会うことができませんから」
という答えが返ってきた。
これには、ジェフたちも予想していたのか、やっぱりな、という顔つきになっていた。
「ということは、3対1で引き受けることになるな」
「ええ。残念ながら、そうなりますね」
「というわけだ。その以来引き受けた」
「ありがとうございます。では、今後は私、エリナが担当になりますので皆様よろしくお願いします」
「ああ、よろしくな」
ジェフは手を差し出すと、エリナはその手を握り握手する。
*補足
貨幣は銅貨・銀貨・金貨とあり、銅貨100枚で銀貨1枚、銀貨100枚で金貨1枚と同価値になっています。
成人男性であれば銀貨20枚から30枚あれば1ヶ月は暮らせます。
「報告も終わったことだし、後は報酬を受け取るだけだが、嬢ちゃんは今後はどうすんだ?」
「そうですね。ラミィの居場所もわかったのはいいのですが、今の私では一緒にいるのは厳しいので、力をつけてから、会いに行こうと思います」
「なるほどねぇ。それなら、もう1匹か2匹従魔を増やしたほうがいいな」
「増やすんですか?」
「そうだ。リルももう少しでCランクになるとはいえ、1匹だけではお前が危ない。お前を守るための従魔を増やすべきだ」
「そういわれましても、急に増やすことなんてできませんよ。それに、守りに向いている魔物が近くにいるとも限りませんし」
「そういわれてみれば、そうだな。ヴィオ、なんかいいアイディアはないか?」
「そうですねぇ。手っ取り早いのは、そういう魔物を買うという方法がありますが、滅多に売られていませんからね。目当ての魔物がいたとしてもどれほどの値段になるかわかりませんから、お勧めできません。となると、弱い魔物の中で守りに向いたものを従魔にして育てる、という方法しかないでしょうね」
「それしかないか。で、そういうので向いている奴の目星はあるのか?」
「ええ、ありますが、リリィさんがどう思うか、ですね」
「何でしょうか、それは?」
「魔蟲です。私のお勧めは、蜂系統なんですけどね」
ヴィオが魔蟲と口にして、ジェフたちは嫌悪感から顔を歪める。
特にアンリは顔だけでなく、自分の体を抱きしめるほどだった。
「ちょっとやめてよ。魔蟲なんか側にいたら、たまったもんじゃないわ!見てよ。想像しただけで鳥肌がたっちゃったじゃないの!」
「まあ確かに、魔蟲の群体が不気味なのは認めますが、郡体制の魔蟲でしたら、群体を司る司令塔さえ従魔にできれば、何十何百という数を率いる事ができますので、守りには向いているんですよ」
ヴィオの話を聞いて、ジェフたちは理解した。
が、理解できたからと言って納得できるわけではなく、アンリはまだ嫌がるそぶりを見せている。
「それと、群体でなくても硬い外殻を持つ者もいますので、それを従魔にするという手もありますね」
「それでも魔蟲は魔蟲でしょ。私は嫌よ」
「決めるのはアンリ、あなたではなく、リリィさんですよ」
ヴィオがそういうと、アンリはリリィの肩を掴む。
「お願いリリィ。魔蟲はやめて!」
「分かってます。私も魔蟲は好きじゃありませんから」
そういうとリリィは、10年前にビッグアントに襲われたときのことが頭に浮かんだ。
あの時は、ラミィに助けられたから良かったけど、もし、あの時ラミィが来なければ……。
そう思うと、リリィは体に震えが走る。
「魔蟲がダメとなりますと、守りに向いた魔物は思い当たりませんね。スライムを育てれば、それなりに使えるとは聞いたことはありますが、そこまで育てるのが大変だということも聞いていますしねぇ」
ヴィオはそういうと、ため息を吐く。
「どういう奴を従魔にするかは、後で決めるとして、だ。とりあえずは報酬を受けろうぜ」
ジェフはそう締め括ると、カウンターへと向かい先ほどのお姉さんに話しかける。
「よう。話は済んだぜ。報酬をもらいたいんだが?」
「わかりました。それでは皆様のカードのご提出を願いします」
そういわれ、カード——冒険者として証明するカード——をカウンターの上に出す。
お姉さんはそれを受け取り、一枚ずつ調べていくが、リリィのカードを見ると、リリィに目を向ける。
「リリィさんは、仮メンバーとありますが、間違いありませんか?」
「ああ、そうだ。問題はない」
リリィが答えるよりも先にジェフがそう口にする。
お姉さんもジェフに目を向け、しばらく見つめると納得したのか頷く。
「そういう事でしたら。では、報酬ですが、金貨10枚になりますが、よろしいでしょうか?」
「へぇ。金貨10枚もか。随分と弾んでくれるんだな」
「マスターのご判断ですので。報酬金額はこれでよろしいでしょうか?」
「ああ、問題ない。十分だ」
「では、どうぞご確認ください」
お姉さんは、カウンターの上に金貨を10枚置く。
ジェフは、金貨が10枚あることを確認すると、無造作に掴み小袋に詰めて立ち去ろうとする。
しかし、その前にお姉さんが口を開く。
「マスターからあなた方、灼熱の剣に指名依頼が入っております。どうなさいますか?」
「どうって、どうする?」
ジェフは振り返り、仲間の顔を見る。
アンリとビリーは、困惑した顔を見せ、リリィは後ろに下り判断は任せるという風だった。
残ったヴィオは、顎に手を当て考えるが、それもすぐにやめる。
「話を聞いみてないと判断がつきませんが、断ることはできるのでしょうか?」
「はい、それは問題ありません。あなた方に断られた場合は、他のものに依頼するそうですので」
「では、まずは話を聞いてみましょう。その上でどうするか判断しましょう」
「そうだな。話を聞かせてもらおうか」
「わかりました。まず、魔の森は封鎖されます。理由はあなた方が一番お分かりかと」
お姉さんの言葉にジェフは頷く。
「そのために封鎖されますが、様子を探る必要があります。そこで、あれの存在がわかるあなた方に、できる範囲で構わないので、10日一度のペースで魔の森の調査を依頼したいそうです。報酬は調査の度に金貨1枚、ということです。どうでしょうか?」
話が終わったと判断したジェフは振り返る。
「どうする?俺は美味しい話だと思うが?」
「そうね。私もそう思うわ」
と、ジェフとアンリは賛成する。
「私は反対ですね。封鎖という話からして、魔の森全土がカラミティクラスの魔物が跋扈すると見て間違いないでしょう。となれば、命がいくつあっても足りません」
「俺は、どちらでもいい」
ヴィオは反対、ビリーは中立をとった。
残るはリリィのみとなったが、
「私は引き受けたいです。でないと、ラミィに会うことができませんから」
という答えが返ってきた。
これには、ジェフたちも予想していたのか、やっぱりな、という顔つきになっていた。
「ということは、3対1で引き受けることになるな」
「ええ。残念ながら、そうなりますね」
「というわけだ。その以来引き受けた」
「ありがとうございます。では、今後は私、エリナが担当になりますので皆様よろしくお願いします」
「ああ、よろしくな」
ジェフは手を差し出すと、エリナはその手を握り握手する。
*補足
貨幣は銅貨・銀貨・金貨とあり、銅貨100枚で銀貨1枚、銀貨100枚で金貨1枚と同価値になっています。
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