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第2章
20話
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リリィが倒したコボルトの処理をして少し進むが、夕刻近くとなったので野営することになった。
火を熾すと、焚き火用の枝のいくつかを軽く削り、倒したホーンラビットの肉や途中で手に入れていた山菜やキノコ等を刺し焼いて食事をする。
味付けは塩のみではあるが、ホーンラビットやキノコがしっかりとした味を持っているために、野営としては上等な食事となった。
普通であれば、干し肉か固いパンが野営の時の食事であった。
山菜やキノコも、しっかりと見極めることができなれば食中毒にあったりするので、下手に採る事はしないのだが、冒険歴が長いためか、ジェフたちはある程度の見極めることができたが、リリィだけでならば、こうまで豪華な食事にはありつけなかっただろう。
食事をすませると、ビリーは地図を取り出した。
「今いるところは、おそらくこの辺になる」
ビリーは、地図に描かれていているあるところを指す。
「だいたい、目標の三分の一、といったところだな。このペースなら2日後にはたどり着けるはずだ」
「そうか。それならいいんだがな」
ジェフはビリーの言葉を聞いても喜ぶどころか、困惑気な顔つきであった。
そのことが気になったリリィは尋ねてみることにした。
「あの、何か問題でもあるんですか?」
「ああ、リリィはわからなかったか。予想していたよりも魔物の数が少ないんだ」
そう言われても、リリィはなぜ問題なのかわからない。
それどころか、いいことなのでは、と思った。
「いいか。この森が魔境と呼ばれるという事は、それだけ魔物がたくさんいるはずなんだ。なのに少ないという事は、そうなった原因がある、という事だ。こういうときは、大概いい事じゃないんだよな」
「考えられるのは、強力な魔物が誕生したか、勢力争いをして数が減った、というのが主なところでしょう。あと考えられるとしたら、未知な病気が流行り、魔物が病死した、といったところでしょうか?」
「どれにしても、碌なもんじゃないな」
そう言うと、ジェフとヴィオは溜め息をついた。
2人の話を聞いて、ようやくリリィは状況を理解できた。
しかし、それとは別の事も。
「それって、ラミィがここにいる可能性が高い、ということですよね?」
そう言われた、ジェフとヴィオは、リリィの顔をしばらく見つめてる。
「そういわれると、その可能性が高い、のか?」
「ええ、可能性は高いかもしれません。カラミティが通ったと思われる場所にいた魔物は、極端に数を減らしていましたからね。問題は、カラミティがどんな魔物になっているか、という事でしょうね」
「こちらに友好的ならいいんだが、な」
「わからないことを口にしても仕方ありません。それよりも、明日のことです。ここから先からは、今日よりも強力な魔物が出てくるはずですよ」
「ギルドの情報だと、EランクやDランクも出るんだっけか?まあ、それくらいならなんとかなるがCランクあたりになると、ちと厳しいかもな」
ジェフは、リリィに視線を向けながら口にする。
リリィはそのことに気づくと、俯いてしまう。
やはり、自分は足手まといでしかない、と。
「それなら、リルを強くさせればいいでしょ」
そう割り込んだのはアンリであった。
「リルは、Eランクのグレイウルフだったわよね?だいぶ成長しているみたいだし、Cランクの魔物の魔石をいくつか与えれば、なんとかやりあえるくらいにはなるんじゃない?」
そういわれたジェフは、リリィの傍で丸くなっているリルを見る。
今日倒した魔物の魔石を全て与えた影響なのか、目を瞑りじっと大人しくしているが、耳を立てていることから眠りについてはいないことがわかる。
「そうだな。今のリルは僅かにCランクには届かない、といったところか?それなら魔石を与え続ければ、なんとかなりそうか?」
「そもそも、ここの調査には1週間かけるつもりだったんだから、数日かけてリルの強化させてから先に進んだほうがいいと思うんだ。私は」
「俺もその方がいいと思う」
と、ビリーも賛成する。
そうなると、ヴィオがどう考えているのかと、ジェフはヴィオに顔を向ける。
「そうですね。これから行くところを考えれば、少しでも戦力は欲しいところです。となれば、リルを強化させるのは、最善かと」
「決まりだな。とりあえず、2・3日かけてリルの強化をしよう。で、その後は、リルの成長具合を見てから判断しよう」
ジェフがそう決めると、ヴィオ・アンリ・ビリーの3人は頷く。
「嬢ちゃんも、それでいいか?」
「あ、はい!」
そう決まると、夜番を決めてさっさと休む事になった。
翌朝、食事を済ませ支度を整えると、ここを一時的な拠点として、周辺の魔物を狩るために移動を始める。
しかし、1時間ほど立つが魔物に遭遇することができない。
「やはり、おかしい。こんなにも魔物に遭遇できないとは」
「何か異変があったか事は間違いないですね。いつも以上に慎重にいきましょう」
ジェフとヴィオがそういうと、全員が頷く。
そして、しばらくしてようやくリルが、魔物を発見することができた。
リルが警戒する先から現れたのは、高さ2m近くもある真っ赤なイノシシであった。
「レッドボア、か。参ったな」
ジェフは、レッドボアと呼んだ真っ赤なイノシシを見てそう呟く。
ジェフがそういうのも無理はない。
レッドボアの強さはCランクであり、今は戦いたくはないと思っていた相手であった。
だが、ジェフはすぐに決断する。
「リルは退がれ!俺とアンリが前に出る!ヴィオとビリーは援護を!」
「わかりました」「わかった」「はいよ」
3人は返事をすると、それぞれ動き出す。
リルも、ジェフの言った事に素直に従って退がる。
しかし、指示をされていなかったリリィはどうすればいいのか、と動くことができない。
そんなリリィを見たヴィオは口を開く。
「とりあえず、リリィさんはそこで見学していてください。これも勉強です」
「え、でも」
リリィも何かをしたいと思っていたため、ヴィオのいう事に困惑を見せる。
「今のあなたでは、私たちがどう動くか分からないでしょう?ですから、今は見ているだけにして、私たちがどう動くか理解する事に努めてください」
そういわれると、リリィは反論できない。
今までに何度か一緒に戦った事はあるが、その時は、せいぜいDランクまで魔物であった。
Cランクの魔物を相手にするのは、これが初めて。
となれば、ジェフたちの動きもそれまでとは違って当然であり、その動きリリィはついていけない。
そのことを理解したリリィは、悔しく思いながらも従う事にした。
火を熾すと、焚き火用の枝のいくつかを軽く削り、倒したホーンラビットの肉や途中で手に入れていた山菜やキノコ等を刺し焼いて食事をする。
味付けは塩のみではあるが、ホーンラビットやキノコがしっかりとした味を持っているために、野営としては上等な食事となった。
普通であれば、干し肉か固いパンが野営の時の食事であった。
山菜やキノコも、しっかりと見極めることができなれば食中毒にあったりするので、下手に採る事はしないのだが、冒険歴が長いためか、ジェフたちはある程度の見極めることができたが、リリィだけでならば、こうまで豪華な食事にはありつけなかっただろう。
食事をすませると、ビリーは地図を取り出した。
「今いるところは、おそらくこの辺になる」
ビリーは、地図に描かれていているあるところを指す。
「だいたい、目標の三分の一、といったところだな。このペースなら2日後にはたどり着けるはずだ」
「そうか。それならいいんだがな」
ジェフはビリーの言葉を聞いても喜ぶどころか、困惑気な顔つきであった。
そのことが気になったリリィは尋ねてみることにした。
「あの、何か問題でもあるんですか?」
「ああ、リリィはわからなかったか。予想していたよりも魔物の数が少ないんだ」
そう言われても、リリィはなぜ問題なのかわからない。
それどころか、いいことなのでは、と思った。
「いいか。この森が魔境と呼ばれるという事は、それだけ魔物がたくさんいるはずなんだ。なのに少ないという事は、そうなった原因がある、という事だ。こういうときは、大概いい事じゃないんだよな」
「考えられるのは、強力な魔物が誕生したか、勢力争いをして数が減った、というのが主なところでしょう。あと考えられるとしたら、未知な病気が流行り、魔物が病死した、といったところでしょうか?」
「どれにしても、碌なもんじゃないな」
そう言うと、ジェフとヴィオは溜め息をついた。
2人の話を聞いて、ようやくリリィは状況を理解できた。
しかし、それとは別の事も。
「それって、ラミィがここにいる可能性が高い、ということですよね?」
そう言われた、ジェフとヴィオは、リリィの顔をしばらく見つめてる。
「そういわれると、その可能性が高い、のか?」
「ええ、可能性は高いかもしれません。カラミティが通ったと思われる場所にいた魔物は、極端に数を減らしていましたからね。問題は、カラミティがどんな魔物になっているか、という事でしょうね」
「こちらに友好的ならいいんだが、な」
「わからないことを口にしても仕方ありません。それよりも、明日のことです。ここから先からは、今日よりも強力な魔物が出てくるはずですよ」
「ギルドの情報だと、EランクやDランクも出るんだっけか?まあ、それくらいならなんとかなるがCランクあたりになると、ちと厳しいかもな」
ジェフは、リリィに視線を向けながら口にする。
リリィはそのことに気づくと、俯いてしまう。
やはり、自分は足手まといでしかない、と。
「それなら、リルを強くさせればいいでしょ」
そう割り込んだのはアンリであった。
「リルは、Eランクのグレイウルフだったわよね?だいぶ成長しているみたいだし、Cランクの魔物の魔石をいくつか与えれば、なんとかやりあえるくらいにはなるんじゃない?」
そういわれたジェフは、リリィの傍で丸くなっているリルを見る。
今日倒した魔物の魔石を全て与えた影響なのか、目を瞑りじっと大人しくしているが、耳を立てていることから眠りについてはいないことがわかる。
「そうだな。今のリルは僅かにCランクには届かない、といったところか?それなら魔石を与え続ければ、なんとかなりそうか?」
「そもそも、ここの調査には1週間かけるつもりだったんだから、数日かけてリルの強化させてから先に進んだほうがいいと思うんだ。私は」
「俺もその方がいいと思う」
と、ビリーも賛成する。
そうなると、ヴィオがどう考えているのかと、ジェフはヴィオに顔を向ける。
「そうですね。これから行くところを考えれば、少しでも戦力は欲しいところです。となれば、リルを強化させるのは、最善かと」
「決まりだな。とりあえず、2・3日かけてリルの強化をしよう。で、その後は、リルの成長具合を見てから判断しよう」
ジェフがそう決めると、ヴィオ・アンリ・ビリーの3人は頷く。
「嬢ちゃんも、それでいいか?」
「あ、はい!」
そう決まると、夜番を決めてさっさと休む事になった。
翌朝、食事を済ませ支度を整えると、ここを一時的な拠点として、周辺の魔物を狩るために移動を始める。
しかし、1時間ほど立つが魔物に遭遇することができない。
「やはり、おかしい。こんなにも魔物に遭遇できないとは」
「何か異変があったか事は間違いないですね。いつも以上に慎重にいきましょう」
ジェフとヴィオがそういうと、全員が頷く。
そして、しばらくしてようやくリルが、魔物を発見することができた。
リルが警戒する先から現れたのは、高さ2m近くもある真っ赤なイノシシであった。
「レッドボア、か。参ったな」
ジェフは、レッドボアと呼んだ真っ赤なイノシシを見てそう呟く。
ジェフがそういうのも無理はない。
レッドボアの強さはCランクであり、今は戦いたくはないと思っていた相手であった。
だが、ジェフはすぐに決断する。
「リルは退がれ!俺とアンリが前に出る!ヴィオとビリーは援護を!」
「わかりました」「わかった」「はいよ」
3人は返事をすると、それぞれ動き出す。
リルも、ジェフの言った事に素直に従って退がる。
しかし、指示をされていなかったリリィはどうすればいいのか、と動くことができない。
そんなリリィを見たヴィオは口を開く。
「とりあえず、リリィさんはそこで見学していてください。これも勉強です」
「え、でも」
リリィも何かをしたいと思っていたため、ヴィオのいう事に困惑を見せる。
「今のあなたでは、私たちがどう動くか分からないでしょう?ですから、今は見ているだけにして、私たちがどう動くか理解する事に努めてください」
そういわれると、リリィは反論できない。
今までに何度か一緒に戦った事はあるが、その時は、せいぜいDランクまで魔物であった。
Cランクの魔物を相手にするのは、これが初めて。
となれば、ジェフたちの動きもそれまでとは違って当然であり、その動きリリィはついていけない。
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