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第1章
10話
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それからトカゲは、アリの巣に引きこもり、お腹が減ると食べられるアリを探して食べていた。
偶に、外からアリが巣に戻ってくる事があるが、トカゲはそんなアリを見つけると、優先して狩っていく。
狩ったばかりのアリの方が美味しく感じるためだ。
そうやって日々を過ごし、アリの巣に入って20日も経った。
流石に、それだけの時間をかければ巣の中にあった食べるアリはすべて食べ尽くしてしまい、トカゲは巣穴から出る事にした。
トカゲは、久しぶりに外に出て日に当たると、気持ちよく感じたことで、いくら食料がたんまりあったとはいえ、巣穴に籠っているはよくなかったか、と思った。
外に出たトカゲは、目的も持たず適当に歩いていく。
久しぶりに草原の中を歩くと、アリの姿は見えなくなり、代わりにスライムや虫などが見られるようになった。
今まで、スライムや虫の姿が消えていたのは、アリたちが乱獲していたためだったのだが、トカゲはその事に気付いていなかったが、そんなことはどうでもよかった。
草原の中を悠然と歩き、時々スライムや虫をおやつ感覚でつまみ食いをしていく。
ずっとアリばかり食べていたためか、スライムや虫の味が新鮮に感じる。
そうやってしばらく歩いていると、蛇とばったり出会ってしまう。
トカゲと蛇は、唐突な出会いに一瞬固まるが、すぐさま蛇は逃げ出してしまう。
昔ならば、トカゲの方が逃げていたのに、すっかり立場が逆転している。
それもそのはずで、今やトカゲの大きさは2mを超えるほどになっている。
長さだけならば、まだ蛇の方が長い者もいるが、体積でいえば同等か、もしかするとトカゲの方がうわ待っている可能性がある。
トカゲの姿は、もはやワニ、もしくは小さなドラゴンに見間違えるほどになっている。
そんなトカゲと遭遇すれば、蛇が逃げ出すのも当然であった。
しかし、トカゲはそんな自覚はなく、一目散に逃げていく蛇に首を傾げる事になる。
だが、すぐにトカゲは逃げた蛇を忘れたかのように、歩き始める。
気の向くまま歩き続けると、草原を抜け森が目に入る。
その森はいつだが、冒険者たちが訪れた場所だ。
トカゲはその事を思い出すと、好奇心にかられ森の中へ入っていく。
森の中は、草原と違い薄暗く、今まで嗅いだことのない匂いがする。
そのニオイの元は、森に住んでいる動物や魔物、それと木の実などだ。
トカゲは、今まで見たことのない草木や小動物を見て、楽しく足取りが軽くなる。
しばらく森の中を歩いていると、突然木の茂みから何かが飛び出してきた。
飛び出してきたのは、緑色の二足歩行の生き物だった。
それは俗にゴブリンと呼ばれる者で、魔物の一種だ。
ゴブリンは、手に持っていた木の棒を、トカゲ目掛けて振り下ろす。
トカゲは、それを目にすると慌てて逃げ出す。
間一髪、トカゲはゴブリンの攻撃をかわす事に成功する。
攻撃を躱されたゴブリンは、木の棒を振り上げ、再び攻撃を繰り出そうとするが、トカゲは爪を使い急いで木に登る。
すると、ゴブリンは木に登ったトカゲを追いかけようと、木にしがみつき登り始めるが、上手く登れないようですぐさま滑り落ちる。
それでも、諦める様子はなく、懸命に登ろうとする。
トカゲは、そんなゴブリンの姿を見て、大したことないな、と判断する。
しばらくして、ゴブリンはなんとか1mほど登ることができたのだが、その姿はあまりにも無防備だった。
トカゲはスルスルと木を降りて、ゴブリンのすぐ近くまで行く。
ゴブリンは近づいたトカゲを見て、攻撃しようと木の棒を持った手を木から離す。
そうなれば、木登りが得意ではないゴブリンは、手を滑らせて地面に勢いよく頭から落ちていく。
地面に落ちたゴブリンは、打ち所が悪かったのか、伸びてしまう。
それを見ていたトカゲは、頭が悪すぎると呆れてしまうが、すぐにいい餌ができた、と喜ぶ。
木から降りゴブリンに近寄ると、喉に噛み付く。
気を失っていたゴブリンも、噛み付かれた痛みで目が覚め、トカゲを掴んで引き離そうとする。
が、それは自分の命を縮める事になる。
トカゲは、引き離されるが、噛み付いた場所の肉も一緒に、だ。
そうなれば当然、大量に血が吹き出し、ゴブリンは止めようと手で押さえるが、そんな事で止まるはずがない。
大量の血が流れ、ゴブリンの動きは鈍くなっていく。
その様子を目にしながら、トカゲは噛みちぎった肉を咀嚼して飲み込む。
ゴクリと肉を飲み込むと、今度は無防備な腹へ噛み付く。
ゴブリンは、そんなトカゲへと手を伸ばすが、見るからに力が入っていない。
そのことがわかると、トカゲは噛み付いた場所を噛みちぎる。
それがとどめとなったのか、ゴブリンは伸ばしていた手が地に落ち、息絶える。
トカゲは、その事に気にした様子も見せずにゴブリンを食べていく。
そのまま食べ続け、心臓に噛み付くと、中に硬いものがあることがわかる。
心臓から口を離し、その硬いものを見ると、魔石だった。
ゴブリンの魔石は、女王アリよりもわずかに小さいくらいだった。
それを見たトカゲは、なるほど。こいつはここにこれがあるのだな、と理解した。
改めてゴブリンの魔石を咥え飲み込む。
魔石を飲み込むとしばらくじっとする。
女王アリの魔石を飲み込んだ時に意識を失ったから、僅かに小さいとはいえ同じことが起きるのではないか、と体に異常がないか様子を見た。
しばらく待つが、体に異変を感じない。
その事に安堵すると、食事を再開するが、ゴブリンの大きさはおよそ150cmもある。
流石に全てを食べきれず、腹から胸あたりを食べたところで、十分な量を食べたと満足した。
食事が済んだトカゲは、この後どうするか考えると、引き返して森から出る事にした。
この森の中では、どこに危険があるのかわからなかったので、身の安全を確保するために、草原に帰る事にした。
トカゲは、森から帰って行く中、ここはいい餌場だと思った。
先ほどの生き物は、木に登ってしまえば簡単に狩ることができる。
しかも、量も多い。こんないい獲物はないだろう、と。
ただし、他にどんな生き物がいるのか、注意する必要はある。
ここにいる生き物すべてが、こんな感じではないだろう。
そんな事を、トカゲは考えていた。
偶に、外からアリが巣に戻ってくる事があるが、トカゲはそんなアリを見つけると、優先して狩っていく。
狩ったばかりのアリの方が美味しく感じるためだ。
そうやって日々を過ごし、アリの巣に入って20日も経った。
流石に、それだけの時間をかければ巣の中にあった食べるアリはすべて食べ尽くしてしまい、トカゲは巣穴から出る事にした。
トカゲは、久しぶりに外に出て日に当たると、気持ちよく感じたことで、いくら食料がたんまりあったとはいえ、巣穴に籠っているはよくなかったか、と思った。
外に出たトカゲは、目的も持たず適当に歩いていく。
久しぶりに草原の中を歩くと、アリの姿は見えなくなり、代わりにスライムや虫などが見られるようになった。
今まで、スライムや虫の姿が消えていたのは、アリたちが乱獲していたためだったのだが、トカゲはその事に気付いていなかったが、そんなことはどうでもよかった。
草原の中を悠然と歩き、時々スライムや虫をおやつ感覚でつまみ食いをしていく。
ずっとアリばかり食べていたためか、スライムや虫の味が新鮮に感じる。
そうやってしばらく歩いていると、蛇とばったり出会ってしまう。
トカゲと蛇は、唐突な出会いに一瞬固まるが、すぐさま蛇は逃げ出してしまう。
昔ならば、トカゲの方が逃げていたのに、すっかり立場が逆転している。
それもそのはずで、今やトカゲの大きさは2mを超えるほどになっている。
長さだけならば、まだ蛇の方が長い者もいるが、体積でいえば同等か、もしかするとトカゲの方がうわ待っている可能性がある。
トカゲの姿は、もはやワニ、もしくは小さなドラゴンに見間違えるほどになっている。
そんなトカゲと遭遇すれば、蛇が逃げ出すのも当然であった。
しかし、トカゲはそんな自覚はなく、一目散に逃げていく蛇に首を傾げる事になる。
だが、すぐにトカゲは逃げた蛇を忘れたかのように、歩き始める。
気の向くまま歩き続けると、草原を抜け森が目に入る。
その森はいつだが、冒険者たちが訪れた場所だ。
トカゲはその事を思い出すと、好奇心にかられ森の中へ入っていく。
森の中は、草原と違い薄暗く、今まで嗅いだことのない匂いがする。
そのニオイの元は、森に住んでいる動物や魔物、それと木の実などだ。
トカゲは、今まで見たことのない草木や小動物を見て、楽しく足取りが軽くなる。
しばらく森の中を歩いていると、突然木の茂みから何かが飛び出してきた。
飛び出してきたのは、緑色の二足歩行の生き物だった。
それは俗にゴブリンと呼ばれる者で、魔物の一種だ。
ゴブリンは、手に持っていた木の棒を、トカゲ目掛けて振り下ろす。
トカゲは、それを目にすると慌てて逃げ出す。
間一髪、トカゲはゴブリンの攻撃をかわす事に成功する。
攻撃を躱されたゴブリンは、木の棒を振り上げ、再び攻撃を繰り出そうとするが、トカゲは爪を使い急いで木に登る。
すると、ゴブリンは木に登ったトカゲを追いかけようと、木にしがみつき登り始めるが、上手く登れないようですぐさま滑り落ちる。
それでも、諦める様子はなく、懸命に登ろうとする。
トカゲは、そんなゴブリンの姿を見て、大したことないな、と判断する。
しばらくして、ゴブリンはなんとか1mほど登ることができたのだが、その姿はあまりにも無防備だった。
トカゲはスルスルと木を降りて、ゴブリンのすぐ近くまで行く。
ゴブリンは近づいたトカゲを見て、攻撃しようと木の棒を持った手を木から離す。
そうなれば、木登りが得意ではないゴブリンは、手を滑らせて地面に勢いよく頭から落ちていく。
地面に落ちたゴブリンは、打ち所が悪かったのか、伸びてしまう。
それを見ていたトカゲは、頭が悪すぎると呆れてしまうが、すぐにいい餌ができた、と喜ぶ。
木から降りゴブリンに近寄ると、喉に噛み付く。
気を失っていたゴブリンも、噛み付かれた痛みで目が覚め、トカゲを掴んで引き離そうとする。
が、それは自分の命を縮める事になる。
トカゲは、引き離されるが、噛み付いた場所の肉も一緒に、だ。
そうなれば当然、大量に血が吹き出し、ゴブリンは止めようと手で押さえるが、そんな事で止まるはずがない。
大量の血が流れ、ゴブリンの動きは鈍くなっていく。
その様子を目にしながら、トカゲは噛みちぎった肉を咀嚼して飲み込む。
ゴクリと肉を飲み込むと、今度は無防備な腹へ噛み付く。
ゴブリンは、そんなトカゲへと手を伸ばすが、見るからに力が入っていない。
そのことがわかると、トカゲは噛み付いた場所を噛みちぎる。
それがとどめとなったのか、ゴブリンは伸ばしていた手が地に落ち、息絶える。
トカゲは、その事に気にした様子も見せずにゴブリンを食べていく。
そのまま食べ続け、心臓に噛み付くと、中に硬いものがあることがわかる。
心臓から口を離し、その硬いものを見ると、魔石だった。
ゴブリンの魔石は、女王アリよりもわずかに小さいくらいだった。
それを見たトカゲは、なるほど。こいつはここにこれがあるのだな、と理解した。
改めてゴブリンの魔石を咥え飲み込む。
魔石を飲み込むとしばらくじっとする。
女王アリの魔石を飲み込んだ時に意識を失ったから、僅かに小さいとはいえ同じことが起きるのではないか、と体に異常がないか様子を見た。
しばらく待つが、体に異変を感じない。
その事に安堵すると、食事を再開するが、ゴブリンの大きさはおよそ150cmもある。
流石に全てを食べきれず、腹から胸あたりを食べたところで、十分な量を食べたと満足した。
食事が済んだトカゲは、この後どうするか考えると、引き返して森から出る事にした。
この森の中では、どこに危険があるのかわからなかったので、身の安全を確保するために、草原に帰る事にした。
トカゲは、森から帰って行く中、ここはいい餌場だと思った。
先ほどの生き物は、木に登ってしまえば簡単に狩ることができる。
しかも、量も多い。こんないい獲物はないだろう、と。
ただし、他にどんな生き物がいるのか、注意する必要はある。
ここにいる生き物すべてが、こんな感じではないだろう。
そんな事を、トカゲは考えていた。
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