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15.事業拡大と問題点
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●5月16日 本社 水沢健司
会社設立当初、周囲は半信半疑であった。
しかし、それも実際に若返った元老人たちの姿を見ることで、反応が変わってきた。
また、若返った者たちが水沢たちのサービスの効果を、積極的に自分たちの周囲に自慢して回ったことによる口コミの効果も少なくなかった。
会社設立後、1週間もたつ頃には、決して安いとは言えないサービスにもかかわらず、水沢たち3人では予約を捌ききれなくなっていた。
今日も顧客対応終了後、水沢たちは会社の運営方針の打ち合わせを行っていた。
「ご存じのように当社の若返りサービス事業は現在順調です。予約は私たち3人では捌ききれないほどです。幸い追加の人員も確保できました」
「さて、追加人員の装備はどうする」
「各自に得意な武器を選ばせるのかしら」
「いえ、各自にまかせていると、将来のさらなる事業拡大のためのノウハウが溜まりません。装備は統一すべきでしょう」
「何がいいかしら?」
「将来的には、武術の達人以外の方も雇うことになるでしょうから、簡単な訓練で扱える装備がいいですね」
「それだと、お前さんと同じように、盾はどうじゃ。大盾だと武器が扱いにくいから中盾はどうじゃ?」
「いいですね。ポリカーボネイトの加工を請け負ってくれる会社を探して、まとめて発注しておきましょう」
「そうすると、武器は手槍かしら?」
「命中率重視でトライデントはどうでしょう」
「なるほど、それも悪くないわね。じゃあ、装備は中盾とトライデントで統一と」
「むろん、防刃ベストとネックガードは必須じゃな」
「足元も安全靴でそろえた方がいいわね」
「予備装備としてのナイフも必要でしょうね」
「それから、第2ダンジョンの先住者からの引き渡しも終わりました。あちらの方も本格的に営業を始めたいと思います。あちらの方は、ここよりもモンスターが強いので武術の経験のある伊吹さんに責任者になっていただきたいのですがよろしいでしょうか」
「構わんぞ。そうするとわしは向こうに常駐になるのかの」
「そうなりますね。経営会議はスケイプを使って遠隔でやりましょう」
その言葉に、伊吹は情けない顔をする。
「わしはそのスケイプとやらの使い方が分からんぞ」
「私がマニュアルを作りますので大丈夫ですよ。パソコンの設定の方も私がやっておきます」
水沢の言葉に伊吹は、ほっとした表情を見せる。
「それなら何とかなるか」
「さて、今までが良いニュース、次が悪いニュースです」
「悪いニュースなんてあるの?」
「ありますよ。まず、口コミの範囲ですがご近所の噂話レベルに留まっています。それでも、この状況ですから本事業の影響力の大きさは推して知るべしと言えますが、何分にもネット等で全国的に広まった訳ではありません」
「それの何が問題なの?」
「ご近所レベルだけだと、知り合いを一周しただけで顧客がいなくなる危険性があります。また、第2ダンジョンの周囲には知り合いもいませんから、顧客が全くつかない危険性もあります。いくら良い商品を作っても、それだけで売れるわけではありません。我が社は事業を拡大したために人件費が資金を圧迫して倒産の危機にあります」
「大変じゃないの‼」
「ええ、しかもその場合、若返りの知識は世間から認知されることなく忘れ去られるでしょうね。それでは当社を創業した意味がありません」
「ニュースリリースの方はどうなんじゃ」
「何度か発行していますが、いまいち反応が悪いですね」
「どうすればいいのかしら」
「この際です、思いつく限りの手段で若返りの事実を広めるしかないですね。思いついた手段を片っ端から上げていきましょう」
「そういえば、ムーチューブとかは使わんのか? 名前だけなら、わしでも聞いたことがあるぞ」
伊吹の言葉に、清美が反論する。
「ムーチューブは、若者が中心で私たちが想定顧客としている老人は、あまり使っていないから効果が薄いんでじゃない。あなただって、名前は聞いたことがあっても、実際に使うことはほとんどないでしょう」
だがその言葉を水沢が遮る。
「ブレインストーミングですから、反対理由は後回しです。とにかく思いつく限りの手段を上げてみてください」
「分かったわ。それなら、トゥイターにインスト」
「昔ながらの新聞広告」
「テレビにラジオの広告」
「掲示板やブログ」
「ホームページ」
「電車やバスの中づり広告」
「ウィクペディア」
「バナー広告」
「検索サイト」
「老人ホームへの営業」
「大学との共同研究」
「学会誌への投稿」
「週刊誌への広告掲載」
「広告代理店の利用」
「取り合えずこのくらいですかね。後になって思いついたものがあったら、その時に言ってください。それでは順に実現性を見ていきますか」
「まず、ムーチューブ。誰か映像編集の知識はありますか」
「ないわね」
「わしも知らん」
「では、テレビなどで別途プロに映像を作ってもらうことがあればそれを流用して採用。それ以外は却下ですね」
「トゥイター。今使っている方はいますか?」
「やってない」
「わしも知らん」
「私も使っていませんね。新規登録だとフォロワーがいないので効果は薄いでしょうが、ユーザー登録は簡単です。会社のアカウントを作成しましょう。それらしいタグをつけて発信して当たれば儲けものくらいですかね」
「インスト」
「使ってない」
「知らん」
「これも会社のアカウントを登録しますか。3人のビフォア/アフターの写真を載せて当たれば儲けものですかね」
「ダンジョンの写真も載せたほうがいいわね」
「確かにビフォア/アフターよりは検索に引っ掛かりそうですね」
「新聞広告……全国紙は予算的に厳しいかもしれませんが、地方紙なら何とかなりそうですね」
「なら、採用じゃな」
「テレビにラジオ……どうします、地方局なら何とかなるかもしれませんが」
「新聞があるならいらんじゃろう」
「掲示板……とりあえず私が書き込んでみます」
「ブログをやっている方は?」
「あまり参照されてないけど、やっているわ」
「知らん」
「では、清美さんのブログに掲載と。他にも知り合いでブログをやっている方がいればお願いしてみてください」
「ホームページと。会社のホームページは作成済みですが、内容をもう一度見直してみます」
「電車やバスの中づり広告」
「新聞とかぶりそうじゃが」
「そうでもないかも。直接の顧客にはならないけれど、学生やサラリーマンに情報を広めるには良いかも」
「広く世間に周知させるには有効かもしれないということですか。予算的に問題がないようなら、採用してもいいですね」
「ウィクペディア」
「ウィクで何をするの?」
「ダンジョンの項目に、若返り効果についての説明を追加して、参考文献として当社のニュースリリースを参照させようと思っています。これも私がやっておきます」
「バナー広告に検索サイト、両方とも同じ会社でやっているでしょうから、予算さえあればなんとかなるでしょう」
「検索ワード、ダンジョンで登録できればいいのだけれど」
「どうでしょうね。人気は急上昇しているはずですから出遅れたかもしれません」
「老人ホームへの営業……これは広告というよりも営業活動そのものですね。営業部隊に指示しておきましょう」
「大学との共同研究……難易度は高そうですが、将来的に若返り事業の正当性の保証を得るためには必要でしょうね。産学共同研究を受け入れている医学部か生物学系の大学に片っ端から連絡を入れてみますか」
「予算はどのくらい必要かしら?」
「相手次第、あるいは政府の予算対応次第、つまり若返りがどこまで世間に認知されているか次第でしょうね」
「まあ、正直にスタートアップしたばかりの会社だと説明して、予算は何とかしてもらうしかないじゃろうな」
「学会誌への投稿……これは先の大学との共同研究次第ですね。何と言っても専門知識がありません」
「週刊誌への広告掲載」
「新聞があるならいらんじゃろう」
「広告代理店の利用」
「広告代理店に何をやらせるの?」
「広告戦略全般ですかね。新聞広告など個別の案件でも代理店の力を借りるでしょうが、それとは別件になります」
「大事ね。さすがに予算的に厳しいんじゃないかしら」
「では、これもまたの機会に回しましょう」
その後、3人で担当を分担し、各項目のスケージュールを決めたところでこの日の会議は終了となった。
会社設立当初、周囲は半信半疑であった。
しかし、それも実際に若返った元老人たちの姿を見ることで、反応が変わってきた。
また、若返った者たちが水沢たちのサービスの効果を、積極的に自分たちの周囲に自慢して回ったことによる口コミの効果も少なくなかった。
会社設立後、1週間もたつ頃には、決して安いとは言えないサービスにもかかわらず、水沢たち3人では予約を捌ききれなくなっていた。
今日も顧客対応終了後、水沢たちは会社の運営方針の打ち合わせを行っていた。
「ご存じのように当社の若返りサービス事業は現在順調です。予約は私たち3人では捌ききれないほどです。幸い追加の人員も確保できました」
「さて、追加人員の装備はどうする」
「各自に得意な武器を選ばせるのかしら」
「いえ、各自にまかせていると、将来のさらなる事業拡大のためのノウハウが溜まりません。装備は統一すべきでしょう」
「何がいいかしら?」
「将来的には、武術の達人以外の方も雇うことになるでしょうから、簡単な訓練で扱える装備がいいですね」
「それだと、お前さんと同じように、盾はどうじゃ。大盾だと武器が扱いにくいから中盾はどうじゃ?」
「いいですね。ポリカーボネイトの加工を請け負ってくれる会社を探して、まとめて発注しておきましょう」
「そうすると、武器は手槍かしら?」
「命中率重視でトライデントはどうでしょう」
「なるほど、それも悪くないわね。じゃあ、装備は中盾とトライデントで統一と」
「むろん、防刃ベストとネックガードは必須じゃな」
「足元も安全靴でそろえた方がいいわね」
「予備装備としてのナイフも必要でしょうね」
「それから、第2ダンジョンの先住者からの引き渡しも終わりました。あちらの方も本格的に営業を始めたいと思います。あちらの方は、ここよりもモンスターが強いので武術の経験のある伊吹さんに責任者になっていただきたいのですがよろしいでしょうか」
「構わんぞ。そうするとわしは向こうに常駐になるのかの」
「そうなりますね。経営会議はスケイプを使って遠隔でやりましょう」
その言葉に、伊吹は情けない顔をする。
「わしはそのスケイプとやらの使い方が分からんぞ」
「私がマニュアルを作りますので大丈夫ですよ。パソコンの設定の方も私がやっておきます」
水沢の言葉に伊吹は、ほっとした表情を見せる。
「それなら何とかなるか」
「さて、今までが良いニュース、次が悪いニュースです」
「悪いニュースなんてあるの?」
「ありますよ。まず、口コミの範囲ですがご近所の噂話レベルに留まっています。それでも、この状況ですから本事業の影響力の大きさは推して知るべしと言えますが、何分にもネット等で全国的に広まった訳ではありません」
「それの何が問題なの?」
「ご近所レベルだけだと、知り合いを一周しただけで顧客がいなくなる危険性があります。また、第2ダンジョンの周囲には知り合いもいませんから、顧客が全くつかない危険性もあります。いくら良い商品を作っても、それだけで売れるわけではありません。我が社は事業を拡大したために人件費が資金を圧迫して倒産の危機にあります」
「大変じゃないの‼」
「ええ、しかもその場合、若返りの知識は世間から認知されることなく忘れ去られるでしょうね。それでは当社を創業した意味がありません」
「ニュースリリースの方はどうなんじゃ」
「何度か発行していますが、いまいち反応が悪いですね」
「どうすればいいのかしら」
「この際です、思いつく限りの手段で若返りの事実を広めるしかないですね。思いついた手段を片っ端から上げていきましょう」
「そういえば、ムーチューブとかは使わんのか? 名前だけなら、わしでも聞いたことがあるぞ」
伊吹の言葉に、清美が反論する。
「ムーチューブは、若者が中心で私たちが想定顧客としている老人は、あまり使っていないから効果が薄いんでじゃない。あなただって、名前は聞いたことがあっても、実際に使うことはほとんどないでしょう」
だがその言葉を水沢が遮る。
「ブレインストーミングですから、反対理由は後回しです。とにかく思いつく限りの手段を上げてみてください」
「分かったわ。それなら、トゥイターにインスト」
「昔ながらの新聞広告」
「テレビにラジオの広告」
「掲示板やブログ」
「ホームページ」
「電車やバスの中づり広告」
「ウィクペディア」
「バナー広告」
「検索サイト」
「老人ホームへの営業」
「大学との共同研究」
「学会誌への投稿」
「週刊誌への広告掲載」
「広告代理店の利用」
「取り合えずこのくらいですかね。後になって思いついたものがあったら、その時に言ってください。それでは順に実現性を見ていきますか」
「まず、ムーチューブ。誰か映像編集の知識はありますか」
「ないわね」
「わしも知らん」
「では、テレビなどで別途プロに映像を作ってもらうことがあればそれを流用して採用。それ以外は却下ですね」
「トゥイター。今使っている方はいますか?」
「やってない」
「わしも知らん」
「私も使っていませんね。新規登録だとフォロワーがいないので効果は薄いでしょうが、ユーザー登録は簡単です。会社のアカウントを作成しましょう。それらしいタグをつけて発信して当たれば儲けものくらいですかね」
「インスト」
「使ってない」
「知らん」
「これも会社のアカウントを登録しますか。3人のビフォア/アフターの写真を載せて当たれば儲けものですかね」
「ダンジョンの写真も載せたほうがいいわね」
「確かにビフォア/アフターよりは検索に引っ掛かりそうですね」
「新聞広告……全国紙は予算的に厳しいかもしれませんが、地方紙なら何とかなりそうですね」
「なら、採用じゃな」
「テレビにラジオ……どうします、地方局なら何とかなるかもしれませんが」
「新聞があるならいらんじゃろう」
「掲示板……とりあえず私が書き込んでみます」
「ブログをやっている方は?」
「あまり参照されてないけど、やっているわ」
「知らん」
「では、清美さんのブログに掲載と。他にも知り合いでブログをやっている方がいればお願いしてみてください」
「ホームページと。会社のホームページは作成済みですが、内容をもう一度見直してみます」
「電車やバスの中づり広告」
「新聞とかぶりそうじゃが」
「そうでもないかも。直接の顧客にはならないけれど、学生やサラリーマンに情報を広めるには良いかも」
「広く世間に周知させるには有効かもしれないということですか。予算的に問題がないようなら、採用してもいいですね」
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「ダンジョンの項目に、若返り効果についての説明を追加して、参考文献として当社のニュースリリースを参照させようと思っています。これも私がやっておきます」
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「どうでしょうね。人気は急上昇しているはずですから出遅れたかもしれません」
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「予算はどのくらい必要かしら?」
「相手次第、あるいは政府の予算対応次第、つまり若返りがどこまで世間に認知されているか次第でしょうね」
「まあ、正直にスタートアップしたばかりの会社だと説明して、予算は何とかしてもらうしかないじゃろうな」
「学会誌への投稿……これは先の大学との共同研究次第ですね。何と言っても専門知識がありません」
「週刊誌への広告掲載」
「新聞があるならいらんじゃろう」
「広告代理店の利用」
「広告代理店に何をやらせるの?」
「広告戦略全般ですかね。新聞広告など個別の案件でも代理店の力を借りるでしょうが、それとは別件になります」
「大事ね。さすがに予算的に厳しいんじゃないかしら」
「では、これもまたの機会に回しましょう」
その後、3人で担当を分担し、各項目のスケージュールを決めたところでこの日の会議は終了となった。
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