8 / 23
8.会社設立1
しおりを挟む
●5月2日 自宅 水島健司
「うーん」
伸びをしながら、水沢はベッドから抜け出す。
昨日は、『門』の出現、ダンジョンの探索といろいろなことがあり、緊張を強いられる日であった。
いや、それとも興奮と感動の日と言うべきだろうか。
いずれにしろ、思ったよりも眠りが浅かったようで、今日はいつもより早くに目が覚めてしまった。
普段はなかなか疲れが抜けないのだが、今日は爽快な気分だ。
そんなことを考えながら、歯磨きのため洗面所に行った。
「えっ、何だ?」
鏡の中に映っていたのは、しょぼくれた初老の男ではなく、40半ばの壮年の男の顔であった。
「若返っっている?! でも、なぜ?」
いや、考えるまでもない、ダンジョンでのレベルアップと、ステータスを上昇させたためであろう。
水沢は手早く朝の支度を終えると、清美と伊吹に電話を掛けた。
しばらくして、伊吹と清美が水沢の家を訪れる。
「朝早くからすみませんね」
「いえ、私も健司さんに連絡を取りたいと思っていたので、丁度都合がよかったですよ」
「それで、話と言うのは若返りについてかしら?」
昨日までの白髪が、すっかり黒髪に戻った清美が質問する。
「ええ、その通りです」
「うむ、わしも朝起きた時に、髪の毛が生えとることに気づいた時には驚いたわ」
そう言う伊吹の、側頭部から後頭部にかけて短い毛が生えていた。
もっとも、頭頂部が寂しいままなのが、逆に哀愁を誘う。
「スキンヘッドがトレードマークだと思っていたけど、実は気にしていたんだ……」
「ええい、髪の毛がふさふさのお前らに、30代で額が後退し始めたわしの気持ちが分かるか」
「まあまあ、髪の毛はダンジョンで狩りを続ければ、すぐに若いころのように生えますよ」
「本当じゃな。なら、すぐ行くぞ」
「待ちなさいよ。相談があるって言ったでしょう」
「仕方ないか」
「それで、この若返りは、間違いなくレベルアップ、あるいは、ステータスアップの影響よね」
「ええ、そうでしょうね」
「昨日の時点で、予測できていてもおかしくはなかったのだけれど……。昨日はダンジョン探索に夢中だったから気づかなかったわ」
「それで、お前さんらは若返りのことを、どうするつもりじゃ?」
「やっぱり、秘密にするしかないのかしら?」
「いえ、私は逆積極的に開示すべきだと思います」
「そうね、若返りの情報は秘密にしておいていいものではないわね。むしろ、積極的に活用し、私たちのような高齢者の生活の質の向上に役立てるべきものよね」
「やれやれ、女はいつになっても若さにこだわるのう」
「髪の毛のためにダンジョンに突撃しようとした、あなたに言われたくはないわよ」
「それに、別に女性だけの問題でも、外見だけの問題でもありませんよ」
「伊吹さんだって、体力が落ちて若いころのように無理がきかなくなったから、会社の経営を息子さんに譲ったのでしょう。もう一度、昔のように動けるようになりたいと思いませんか」
「分かった、分かった。確かにその通りじゃ」
「でも、開示するといってもどうやってするつもりなの? 下手に発表すると大騒ぎになると思うけど……」
清美の質問にうなずきながら、水沢が答える。
「会社を作りましょう。ダンジョンを利用した若返りをサービスとして提供するための会社です」
「それで、会社の設立ってどうすればいいの? 伊吹さん、あなたは警備会社を経営していたのだから、何か知っていない?」
「会社を作ったのは、何十年も前のことだから覚えてないな」
「それなら、ネットで検索しておきました。今は、起業支援を行う会社があって、1週間程度で起業できます」
起業支援のホームページを表示させたノートパソコンを2人に見せながら、水沢が説明を続ける。
「まず、必要なのは会社名と会社印ですね」
「会社名か……何とか商事で良いのじゃないか?」
伊吹のおざなりな名前に、清美が反対する。
「それは、あんまりよ。ダンジョンを用いた事業を開始するのだから、ダンジョンなんとかが良いんじゃない?」
「いいと思いますよ。ただ、ダンジョンという言葉自体が、広く認知されている訳ではないという問題はありますが、それは私たちの会社の発展でカバーすればいい問題ですしね」
「ダンジョン何とか……ダンジョンズ&ドラゴ……は論外としいて、ダンジョンズ&ギルドはどう」
「アンドは無くてもいい気がしますね」
「じゃあ、ダンジョンズ ギルド株式会社か……今一、自分のネーミングセンスに自信がないのだけれど」
「それは、私も同じですよ。まあ、最悪会社設立後にコピーライターに依頼して、変更するという手もあります。とりあえず、決めてしまっても問題はないでしょう」
「後は、会社印か。これはネットで注文すれば3日ほどでできるわね」
水沢のノートパソコンで検索した清美がそう告げる。
「次は、定款《ていかん》の作成ですね。会社を始めるにあたって、定款とよばれる会社の根本規則を作成する必要があるそうです」
「これも、ネットでひな型が公開されているから簡単ね」
「ええ、実質決めるのは会社の事業目的ぐらいです」
「定款の事業目的に書かれた事業以外は行ってはならないから、将来行う可能性のある事業はあらかじめ定款に記載しておくことが望ましいのか……。それなら、モンスター肉の販売も書いておかなくちゃ」
ネットで検索した定款作成上の注意事項を読んでいた清美がそうつぶやくと、嫌そうな顔をして伊吹が思わずこぼした。
「あのゲテモノを売るんかい」
「まあ、実際に事業を行うかどうかはともかく、発想としては悪くありません。定款に追加しておきましょう。もっとも、メインが若返り事業であることに変わりはありませんよ」
「他に何がありますかね……。ゲームの冒険者ギルド業務から類推すると、ダンジョンで得られる素材の買取、及び、販売でしょうか」
「モンスター肉の買取ね」
清美の言葉に、すかさず伊吹が突っ込む。
「そこから離れんかい」
「えー。でも、今のところ買い取れそうなものって、モンスター肉しかないじゃない」
水沢は苦笑しながら、二人をなだめる。
「今後、肉以外の素材が見つかった時の対策として、定款では広めに記載しておいたほうが良いんです。ですから、肉に限定せず素材としておきましょう」
「ゲームと違って現実には武器屋も防具屋もないんだから、ダンジョンで使用する装備の販売も必要じゃないかしら」
「そうですね、販売だけでなく、製造とレンタルも加えておきましょう」
「後はダンジョン自体の研究も行う必要があります。新素材の研究、開発、および販売としておきましょう」
「あまり気は進まないけど、ダンジョンの観光なんかも要望が出るかもしれないわね」
「他社の参入が考えられるんじゃろ。なら、コンサルティングやフランチャイズで利益を最大化することも考慮する必要があるな」
「なるほど、伊吹さんの言う通りですね」
「後は、資本金と取締役をどうするかですね。私が会社設立を言い出したのですから、取締役として参加するのは当然として、お二人はどうなさいますか?」
「今さらじゃな。ここまで聞いた以上、わしも参加させてもらうぞ」
「私も同じよ」
「代表取締役は、誰にしますか?」
「言い出しっぺの、健司さんで問題ないでしょう」
「分かりました、私が代表取締役で、お二人が設立時取締役ということでお願いします」
「次に資本金です。お二人とも出資していただけるということで、よろしいのですね」
「うむ、構わん」
「そう大した金額が出せるわけではありませんが、構いませんよ」
「とりあえず、私が退職金から500万円を出そうと思います。お二人には、100万円ずつの出資をお願いします」
「それくらいなら、老後のための貯金からで、何とかなりそうね」
「うーん」
伸びをしながら、水沢はベッドから抜け出す。
昨日は、『門』の出現、ダンジョンの探索といろいろなことがあり、緊張を強いられる日であった。
いや、それとも興奮と感動の日と言うべきだろうか。
いずれにしろ、思ったよりも眠りが浅かったようで、今日はいつもより早くに目が覚めてしまった。
普段はなかなか疲れが抜けないのだが、今日は爽快な気分だ。
そんなことを考えながら、歯磨きのため洗面所に行った。
「えっ、何だ?」
鏡の中に映っていたのは、しょぼくれた初老の男ではなく、40半ばの壮年の男の顔であった。
「若返っっている?! でも、なぜ?」
いや、考えるまでもない、ダンジョンでのレベルアップと、ステータスを上昇させたためであろう。
水沢は手早く朝の支度を終えると、清美と伊吹に電話を掛けた。
しばらくして、伊吹と清美が水沢の家を訪れる。
「朝早くからすみませんね」
「いえ、私も健司さんに連絡を取りたいと思っていたので、丁度都合がよかったですよ」
「それで、話と言うのは若返りについてかしら?」
昨日までの白髪が、すっかり黒髪に戻った清美が質問する。
「ええ、その通りです」
「うむ、わしも朝起きた時に、髪の毛が生えとることに気づいた時には驚いたわ」
そう言う伊吹の、側頭部から後頭部にかけて短い毛が生えていた。
もっとも、頭頂部が寂しいままなのが、逆に哀愁を誘う。
「スキンヘッドがトレードマークだと思っていたけど、実は気にしていたんだ……」
「ええい、髪の毛がふさふさのお前らに、30代で額が後退し始めたわしの気持ちが分かるか」
「まあまあ、髪の毛はダンジョンで狩りを続ければ、すぐに若いころのように生えますよ」
「本当じゃな。なら、すぐ行くぞ」
「待ちなさいよ。相談があるって言ったでしょう」
「仕方ないか」
「それで、この若返りは、間違いなくレベルアップ、あるいは、ステータスアップの影響よね」
「ええ、そうでしょうね」
「昨日の時点で、予測できていてもおかしくはなかったのだけれど……。昨日はダンジョン探索に夢中だったから気づかなかったわ」
「それで、お前さんらは若返りのことを、どうするつもりじゃ?」
「やっぱり、秘密にするしかないのかしら?」
「いえ、私は逆積極的に開示すべきだと思います」
「そうね、若返りの情報は秘密にしておいていいものではないわね。むしろ、積極的に活用し、私たちのような高齢者の生活の質の向上に役立てるべきものよね」
「やれやれ、女はいつになっても若さにこだわるのう」
「髪の毛のためにダンジョンに突撃しようとした、あなたに言われたくはないわよ」
「それに、別に女性だけの問題でも、外見だけの問題でもありませんよ」
「伊吹さんだって、体力が落ちて若いころのように無理がきかなくなったから、会社の経営を息子さんに譲ったのでしょう。もう一度、昔のように動けるようになりたいと思いませんか」
「分かった、分かった。確かにその通りじゃ」
「でも、開示するといってもどうやってするつもりなの? 下手に発表すると大騒ぎになると思うけど……」
清美の質問にうなずきながら、水沢が答える。
「会社を作りましょう。ダンジョンを利用した若返りをサービスとして提供するための会社です」
「それで、会社の設立ってどうすればいいの? 伊吹さん、あなたは警備会社を経営していたのだから、何か知っていない?」
「会社を作ったのは、何十年も前のことだから覚えてないな」
「それなら、ネットで検索しておきました。今は、起業支援を行う会社があって、1週間程度で起業できます」
起業支援のホームページを表示させたノートパソコンを2人に見せながら、水沢が説明を続ける。
「まず、必要なのは会社名と会社印ですね」
「会社名か……何とか商事で良いのじゃないか?」
伊吹のおざなりな名前に、清美が反対する。
「それは、あんまりよ。ダンジョンを用いた事業を開始するのだから、ダンジョンなんとかが良いんじゃない?」
「いいと思いますよ。ただ、ダンジョンという言葉自体が、広く認知されている訳ではないという問題はありますが、それは私たちの会社の発展でカバーすればいい問題ですしね」
「ダンジョン何とか……ダンジョンズ&ドラゴ……は論外としいて、ダンジョンズ&ギルドはどう」
「アンドは無くてもいい気がしますね」
「じゃあ、ダンジョンズ ギルド株式会社か……今一、自分のネーミングセンスに自信がないのだけれど」
「それは、私も同じですよ。まあ、最悪会社設立後にコピーライターに依頼して、変更するという手もあります。とりあえず、決めてしまっても問題はないでしょう」
「後は、会社印か。これはネットで注文すれば3日ほどでできるわね」
水沢のノートパソコンで検索した清美がそう告げる。
「次は、定款《ていかん》の作成ですね。会社を始めるにあたって、定款とよばれる会社の根本規則を作成する必要があるそうです」
「これも、ネットでひな型が公開されているから簡単ね」
「ええ、実質決めるのは会社の事業目的ぐらいです」
「定款の事業目的に書かれた事業以外は行ってはならないから、将来行う可能性のある事業はあらかじめ定款に記載しておくことが望ましいのか……。それなら、モンスター肉の販売も書いておかなくちゃ」
ネットで検索した定款作成上の注意事項を読んでいた清美がそうつぶやくと、嫌そうな顔をして伊吹が思わずこぼした。
「あのゲテモノを売るんかい」
「まあ、実際に事業を行うかどうかはともかく、発想としては悪くありません。定款に追加しておきましょう。もっとも、メインが若返り事業であることに変わりはありませんよ」
「他に何がありますかね……。ゲームの冒険者ギルド業務から類推すると、ダンジョンで得られる素材の買取、及び、販売でしょうか」
「モンスター肉の買取ね」
清美の言葉に、すかさず伊吹が突っ込む。
「そこから離れんかい」
「えー。でも、今のところ買い取れそうなものって、モンスター肉しかないじゃない」
水沢は苦笑しながら、二人をなだめる。
「今後、肉以外の素材が見つかった時の対策として、定款では広めに記載しておいたほうが良いんです。ですから、肉に限定せず素材としておきましょう」
「ゲームと違って現実には武器屋も防具屋もないんだから、ダンジョンで使用する装備の販売も必要じゃないかしら」
「そうですね、販売だけでなく、製造とレンタルも加えておきましょう」
「後はダンジョン自体の研究も行う必要があります。新素材の研究、開発、および販売としておきましょう」
「あまり気は進まないけど、ダンジョンの観光なんかも要望が出るかもしれないわね」
「他社の参入が考えられるんじゃろ。なら、コンサルティングやフランチャイズで利益を最大化することも考慮する必要があるな」
「なるほど、伊吹さんの言う通りですね」
「後は、資本金と取締役をどうするかですね。私が会社設立を言い出したのですから、取締役として参加するのは当然として、お二人はどうなさいますか?」
「今さらじゃな。ここまで聞いた以上、わしも参加させてもらうぞ」
「私も同じよ」
「代表取締役は、誰にしますか?」
「言い出しっぺの、健司さんで問題ないでしょう」
「分かりました、私が代表取締役で、お二人が設立時取締役ということでお願いします」
「次に資本金です。お二人とも出資していただけるということで、よろしいのですね」
「うむ、構わん」
「そう大した金額が出せるわけではありませんが、構いませんよ」
「とりあえず、私が退職金から500万円を出そうと思います。お二人には、100万円ずつの出資をお願いします」
「それくらいなら、老後のための貯金からで、何とかなりそうね」
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

異世界に召喚されたおっさん、実は最強の癒しキャラでした
鈴木竜一
ファンタジー
健康マニアのサラリーマン宮原優志は行きつけの健康ランドにあるサウナで汗を流している最中、勇者召喚の儀に巻き込まれて異世界へと飛ばされてしまう。飛ばされた先の世界で勇者になるのかと思いきや、スキルなしの上に最底辺のステータスだったという理由で、優志は自身を召喚したポンコツ女性神官リウィルと共に城を追い出されてしまった。
しかし、実はこっそり持っていた《癒しの極意》というスキルが真の力を発揮する時、世界は大きな変革の炎に包まれる……はず。
魔王? ドラゴン? そんなことよりサウナ入ってフルーツ牛乳飲んで健康になろうぜ!
【「おっさん、異世界でドラゴンを育てる。」1巻発売中です! こちらもよろしく!】
※作者の他作品ですが、「おっさん、異世界でドラゴンを育てる。」がこのたび書籍化いたします。発売は3月下旬予定。そちらもよろしくお願いします。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
【完結】元ドラゴンは竜騎士をめざす ~無能と呼ばれた男が国で唯一無二になるまでの話
樹結理(きゆり)
ファンタジー
ドラゴンが治める国「ドラヴァルア」はドラゴンも人間も強さが全てだった。
日本人とドラゴンが前世という、ちょっと変わった記憶を持ち生まれたリュシュ。
しかしそんな前世がありながら、何の力も持たずに生まれたリュシュは周りの人々から馬鹿にされていた。
リュシュは必死に強くなろうと努力したが、しかし努力も虚しく何の力にも恵まれなかったリュシュに十八歳のとき転機が訪れる。
許嫁から弱さを理由に婚約破棄を言い渡されたリュシュは、一念発起し王都を目指す。
家族に心配されながらも、周囲には馬鹿にされながらも、子供のころから憧れた竜騎士になるためにリュシュは旅立つのだった!
王都で竜騎士になるための試験を受けるリュシュ。しかし配属された先はなんと!?
竜騎士を目指していたはずなのに思ってもいなかった部署への配属。さらには国の争いに巻き込まれたり、精霊に気に入られたり!?
挫折を経験したリュシュに待ち受ける己が無能である理由。その理由を知ったときリュシュは……!?
無能と馬鹿にされてきたリュシュが努力し、挫折し、恋や友情を経験しながら成長し、必死に竜騎士を目指す物語。
リュシュは竜騎士になれるのか!?国で唯一無二の存在となれるのか!?
※この作品は小説家になろうにも掲載中です。
※この作品は作者の世界観から成り立っております。
※努力しながら成長していく物語です。
龍神と私
龍神369
SF
この物語は
蚕の幼虫が繭を作り龍神へ変わっていく工程に置き換え続いていきます。
蚕の一生と少女と龍神の出会い。
その後
少女に様々な超能力やテレポーテーションが現れてきます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる