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第三十一話・コロポックル
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目の前に並んだ大量のスイーツに、千咲は途方に暮れていた。まだラズベリームースを一個食べただけなのに、既にお腹はいっぱい。さっぱりしていそうな見た目に反して、生クリーム感たっぷりだったムースに最初に手を出したのは失敗だったかもしれない。さらに、作っている内にその匂いでも満腹になってしまっていて、次の皿に手が伸びないのだ。
気合い入れてケーキバイキングに行っても、結局は大した量が食べられないのと同じだろうか。見た目で満足してしまい、思っていた程は口に入れられない。
口直しのウーロン茶を入れたグラスを手に、むぅっと渋い表情で立ち尽くす。ただ眺めているだけでは皿の上は空になってくれない。せめてヤケ食いする理由があれば良かったのだが、あいにく最近は河童という癒しの存在のおかげでストレスフリーだ。その河童は流し台の前で踏み台にちょこんと腰かけて、ご褒美のキュウリを味わっている。くちばしの先で大事そうに少しずつ食べている様はとても微笑ましい。
グラスに半分残っていたウーロン茶を一気に飲み干すと、千咲はドリンクバーへとお代わりを取りに出た。甘い匂いから少し離れただけで、胸やけがすっと楽になる。これも仕事と気合いを入れ直して、二敗目のウーロン茶を片手に厨房の中へと入った。
そして、調理台の上のそれらと目が合い、口をパクパクさせた後、必死で先輩社員の名を叫んだ。
「し、白井さん!!」
丁度入店受付を終えたばかりの白井は、千咲の切羽詰まった声に何事かと厨房へ駆け込んできた。入った瞬間に鼻を掠る甘ったるい香りに顔をしかめながら、後輩が指さして訴えているものへと目をやる。そして、納得したように頷いた。
「ああ、コロポックルか。結構な数が入り込んでたな」
「こ、コロポックル? あれも、あやかしなんですか?」
調理台の上にいるそれらは、怯えるように身体を寄せ合って、こちらの様子を覗ったまま固まっていた。民族衣装のような物を身に纏った、あまりにも小さ過ぎる人の背丈は二十センチしかない。みな一様に長い髪を後ろで一つに束ねていて、それぞれの性別は定かではないが、よく見れば五体もいる。何となく似た顔立ちと年齢のようだから、彼らは兄弟だろうか。小さいからいまいち個体差が分かり辛い。
「妖精と言われることもあるが、まあ人外という意味ではあやかしだな」
始めは千咲が慌てて大きな声で騒ぐのに驚いていただけのコロポックル達だったが、白井が入って来たことでさらに震え始めている。妖狐のことは妖精の中にもそれなりに知られているようだ。それに対しては心外だと言いたげに、白井はハァっと呆れ交じりに溜め息を吐く。
「どうせ、この甘ったるい匂いに釣られて出てきたんだろ」
「コロポックルって、甘党なんですか?」
個体にもよるだろうが、と白井は首を傾げて頭を掻く。全てのあやかしを把握している訳ではないが、少なくともスイーツを狙って調理台に登っている奴らは甘い物が好きなんだろう、と適当に答える。換気扇が回っているにも関わらず、いつまでも糖分の多い空気で充満しているここは、白井としてはあまり長居したくはない場所だ。すぐにでも立ち去りたいと、千咲からの質問にはどこか投げやりだ。
「その大きさだ、たいした悪さもできないだろうし、放っておけばいい」
「無害ってことですか? なら、食べ物をあげても?」
「ふん、餌付けでもする気か? 勝手にすればいい」
白井の話から、想定外の援軍到来とばかりに、千咲はカトラリーケースからデザート用の小さなフォークを五本取り出す。それらを小さな妖精の前に置いてみると、コロポックル達はしばらく顔を見合わせて考え込んでいるようだったが、すぐに理解したと頭を上下してからフォークを一本ずつ手に取った。一番小さなデザートフォークも、彼らからすれば身体の半分近い長さで、千咲はうーんと頭を悩ませた。
フォークを両手で持ってぴょんぴょん飛び跳ねる様子は、河童が喜んでいる時とよく似ている。円を描くように調理台の上で跳ね回り、五穀豊穣の祭りさながらに歓喜していた。千咲の心配をよそに、コロポックルは自分達には大き過ぎるカトラリーを上手に使って、思い思いに皿の上のスイーツを味わい始める。
小さな身体で勢いよく食べる妖精達の様子に、千咲も皿の一つを手に取って再びの参戦を試みる。一人で黙々と食べている時よりは、食欲の復活が早い。ゼリーで固めたフルーツが上に乗ったケーキは見た目のボリュームもあったが、意外とあっさりしていて食べやすい。
「ね、どれが美味しかった?」
一通りの皿が空になってきた頃、千咲はコロポックル達に問いかける。元はと言えば、これは新メニュー選定の為の試食なのだ。実際に食べた彼らの意見を聞かないといけない。小人達は首を傾げて思案している素振りを見せるが、すぐに己が気に入った皿をフォークで示していく。
「なるほど。ミルフィーユが一番人気なのね。その次は? ――あー、私もそれは一口食べたけど、甘すぎなくて食べ易かったよね。そっか、ありがとう」
コロポックルの反応を確認しながら、製品ごとにメモを取る。自分が食べていない物は彼らの感想を参考にして、何とか適当なレポートが書けそうだ。
その後、食器類を片付けながら、はっと思い出す。
「あ、まだ在庫あるけど、おかわりする?」
試食として送られてきた物も当然ながら業務用で、ケースや袋単位の入荷だから、どのスイーツもまだまだたっぷりあるのだ。追加を勧められたコロポックル達は、フルフルとその小さな頭を横に振った。さすがにもうお腹いっぱいと、ぽっこり出た腹部をさすっている。
気合い入れてケーキバイキングに行っても、結局は大した量が食べられないのと同じだろうか。見た目で満足してしまい、思っていた程は口に入れられない。
口直しのウーロン茶を入れたグラスを手に、むぅっと渋い表情で立ち尽くす。ただ眺めているだけでは皿の上は空になってくれない。せめてヤケ食いする理由があれば良かったのだが、あいにく最近は河童という癒しの存在のおかげでストレスフリーだ。その河童は流し台の前で踏み台にちょこんと腰かけて、ご褒美のキュウリを味わっている。くちばしの先で大事そうに少しずつ食べている様はとても微笑ましい。
グラスに半分残っていたウーロン茶を一気に飲み干すと、千咲はドリンクバーへとお代わりを取りに出た。甘い匂いから少し離れただけで、胸やけがすっと楽になる。これも仕事と気合いを入れ直して、二敗目のウーロン茶を片手に厨房の中へと入った。
そして、調理台の上のそれらと目が合い、口をパクパクさせた後、必死で先輩社員の名を叫んだ。
「し、白井さん!!」
丁度入店受付を終えたばかりの白井は、千咲の切羽詰まった声に何事かと厨房へ駆け込んできた。入った瞬間に鼻を掠る甘ったるい香りに顔をしかめながら、後輩が指さして訴えているものへと目をやる。そして、納得したように頷いた。
「ああ、コロポックルか。結構な数が入り込んでたな」
「こ、コロポックル? あれも、あやかしなんですか?」
調理台の上にいるそれらは、怯えるように身体を寄せ合って、こちらの様子を覗ったまま固まっていた。民族衣装のような物を身に纏った、あまりにも小さ過ぎる人の背丈は二十センチしかない。みな一様に長い髪を後ろで一つに束ねていて、それぞれの性別は定かではないが、よく見れば五体もいる。何となく似た顔立ちと年齢のようだから、彼らは兄弟だろうか。小さいからいまいち個体差が分かり辛い。
「妖精と言われることもあるが、まあ人外という意味ではあやかしだな」
始めは千咲が慌てて大きな声で騒ぐのに驚いていただけのコロポックル達だったが、白井が入って来たことでさらに震え始めている。妖狐のことは妖精の中にもそれなりに知られているようだ。それに対しては心外だと言いたげに、白井はハァっと呆れ交じりに溜め息を吐く。
「どうせ、この甘ったるい匂いに釣られて出てきたんだろ」
「コロポックルって、甘党なんですか?」
個体にもよるだろうが、と白井は首を傾げて頭を掻く。全てのあやかしを把握している訳ではないが、少なくともスイーツを狙って調理台に登っている奴らは甘い物が好きなんだろう、と適当に答える。換気扇が回っているにも関わらず、いつまでも糖分の多い空気で充満しているここは、白井としてはあまり長居したくはない場所だ。すぐにでも立ち去りたいと、千咲からの質問にはどこか投げやりだ。
「その大きさだ、たいした悪さもできないだろうし、放っておけばいい」
「無害ってことですか? なら、食べ物をあげても?」
「ふん、餌付けでもする気か? 勝手にすればいい」
白井の話から、想定外の援軍到来とばかりに、千咲はカトラリーケースからデザート用の小さなフォークを五本取り出す。それらを小さな妖精の前に置いてみると、コロポックル達はしばらく顔を見合わせて考え込んでいるようだったが、すぐに理解したと頭を上下してからフォークを一本ずつ手に取った。一番小さなデザートフォークも、彼らからすれば身体の半分近い長さで、千咲はうーんと頭を悩ませた。
フォークを両手で持ってぴょんぴょん飛び跳ねる様子は、河童が喜んでいる時とよく似ている。円を描くように調理台の上で跳ね回り、五穀豊穣の祭りさながらに歓喜していた。千咲の心配をよそに、コロポックルは自分達には大き過ぎるカトラリーを上手に使って、思い思いに皿の上のスイーツを味わい始める。
小さな身体で勢いよく食べる妖精達の様子に、千咲も皿の一つを手に取って再びの参戦を試みる。一人で黙々と食べている時よりは、食欲の復活が早い。ゼリーで固めたフルーツが上に乗ったケーキは見た目のボリュームもあったが、意外とあっさりしていて食べやすい。
「ね、どれが美味しかった?」
一通りの皿が空になってきた頃、千咲はコロポックル達に問いかける。元はと言えば、これは新メニュー選定の為の試食なのだ。実際に食べた彼らの意見を聞かないといけない。小人達は首を傾げて思案している素振りを見せるが、すぐに己が気に入った皿をフォークで示していく。
「なるほど。ミルフィーユが一番人気なのね。その次は? ――あー、私もそれは一口食べたけど、甘すぎなくて食べ易かったよね。そっか、ありがとう」
コロポックルの反応を確認しながら、製品ごとにメモを取る。自分が食べていない物は彼らの感想を参考にして、何とか適当なレポートが書けそうだ。
その後、食器類を片付けながら、はっと思い出す。
「あ、まだ在庫あるけど、おかわりする?」
試食として送られてきた物も当然ながら業務用で、ケースや袋単位の入荷だから、どのスイーツもまだまだたっぷりあるのだ。追加を勧められたコロポックル達は、フルフルとその小さな頭を横に振った。さすがにもうお腹いっぱいと、ぽっこり出た腹部をさすっている。
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