田舎の犬と都会の猫ー振興係編ー


「地元の役場さ戻ってこい」

家族の反対を押し切ってまで就職した市役所で待っていたのは、孤独と過酷な業務の連続だった。

「こんなはずじゃなかった」
もう、辞めようか。
そんな諦めの中、出会った上司は、人生で出会ったことのないくらい、いい加減な風貌。
自分と代わり映えのしない若さなのに、これで係長?!
同僚たちも、ゆるーい感じで戸惑うばかり。

田口銀太、29歳。
新しい部署で悪戦苦闘の日々が始まる。


堅物で今時ではない田口銀太と、自由でマイペースな上司保住尚貴を中心に、愉快で、少し切ない市役所ライフをお楽しみください。
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