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2話「病弱なハンリィネに譲ってくれてもいいんじゃないかしらぁ(にたぁ」 妹はにたぁと笑いました。私は妹のにたぁとした笑いを見逃しませんでした
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「あらあらぁ、病弱な妹によくそんな酷い事言えるわねぇ。
お姉様ったら酷いのねぇ。
幼い頃から私を虐待してきて、悪いと思わないのかしら。
席ぐらい病弱なハンリィネに譲ってくれてもいいんじゃないかしらぁ(にたぁ」
!!ハンリィネはにたぁと笑いました。
私はハンリィネのにたぁとした笑いを見逃しませんでした。
「ハンリィネ、貴女のにたぁとした笑いを私は見逃していないわよ」
私は見たのです。
「ヤコース、貴方も見たでしょう」
隣にいる弟分のヤコースにも尋ねてみました。
「ああ、見たぜ。で、それで?」
は、はぁぁぁ?
姉貴分に対してなんという事を言うのでしょう。
察しが悪いですね。
「ガスパル、貴方も見てたわよね」
イケメン執事のガスパルにも尋ねてみます。
有能イケメン執事のガスパルなら、正しい返答をしてくれるはずです。
まぁ、ヤコースに尋ねたのが間違いだったのです。
やはり優秀なイケメン執事こそが頼りになります。
「見てたよ。だからと言って私に何を言えというんだよ」
はぁー?ヤコースは優秀有能イケメン執事だと思っていたのですが。
そのヤコースさえなんという情けない返答をするのでしょう。
給料下げてやりましょうか。
「アーモット、貴方も見ていたわよね」
勇猛果敢なイケメン家来アーモットに尋ねてみます。
「見てたぞ。もういいだろう主、ハンリィネがにたぁと笑っていてもどうでもいいからさ。
もうやっちまおうぜ」
はぁ。どいつもこいつも察しが悪いですね。
揃いも揃ってハンリィネのにたぁ顔を見たのに、何でそれでざまぁできないのでしょう。
「あぁ!?やっちまおうぜだぁ!?何でかい口聞いてんだぁ!?
まず我から貴様をやっちゃおうかぁ!?」
はぁ、ハンリィネのイケメン家来フェリックスが口を挟んできました。
「ああいいよ。やっちまえよ。口だけかこの我太郎。
悪いのは頭だけじゃなくて度胸も悪いのか」
「我きれちゃったぜぇぇぇ!!」
はぁ、主の私がまだ何も言ってないのに、勝手にアーモットはフェリックスと始めてしまいました。
「ひゅー。やっぱこれだよ。貴族の家来ってのはこうじゃなきゃいけない。
なぁ、ハラルト」
「そうだよね。やっぱりこうじゃなきゃね。
僕達なんのために貴族の家来やってるのか。
まったく、お互い主ともなると口だけで手が出るのが遅くなるのかね」
はぁ!?ハンリィネのイケメン弟分ハラルトがこの私を馬鹿にしてきました。
ハンリィネの弟分如きが、この私を馬鹿にしていいとでも思っているのでしょうか。
お姉様ったら酷いのねぇ。
幼い頃から私を虐待してきて、悪いと思わないのかしら。
席ぐらい病弱なハンリィネに譲ってくれてもいいんじゃないかしらぁ(にたぁ」
!!ハンリィネはにたぁと笑いました。
私はハンリィネのにたぁとした笑いを見逃しませんでした。
「ハンリィネ、貴女のにたぁとした笑いを私は見逃していないわよ」
私は見たのです。
「ヤコース、貴方も見たでしょう」
隣にいる弟分のヤコースにも尋ねてみました。
「ああ、見たぜ。で、それで?」
は、はぁぁぁ?
姉貴分に対してなんという事を言うのでしょう。
察しが悪いですね。
「ガスパル、貴方も見てたわよね」
イケメン執事のガスパルにも尋ねてみます。
有能イケメン執事のガスパルなら、正しい返答をしてくれるはずです。
まぁ、ヤコースに尋ねたのが間違いだったのです。
やはり優秀なイケメン執事こそが頼りになります。
「見てたよ。だからと言って私に何を言えというんだよ」
はぁー?ヤコースは優秀有能イケメン執事だと思っていたのですが。
そのヤコースさえなんという情けない返答をするのでしょう。
給料下げてやりましょうか。
「アーモット、貴方も見ていたわよね」
勇猛果敢なイケメン家来アーモットに尋ねてみます。
「見てたぞ。もういいだろう主、ハンリィネがにたぁと笑っていてもどうでもいいからさ。
もうやっちまおうぜ」
はぁ。どいつもこいつも察しが悪いですね。
揃いも揃ってハンリィネのにたぁ顔を見たのに、何でそれでざまぁできないのでしょう。
「あぁ!?やっちまおうぜだぁ!?何でかい口聞いてんだぁ!?
まず我から貴様をやっちゃおうかぁ!?」
はぁ、ハンリィネのイケメン家来フェリックスが口を挟んできました。
「ああいいよ。やっちまえよ。口だけかこの我太郎。
悪いのは頭だけじゃなくて度胸も悪いのか」
「我きれちゃったぜぇぇぇ!!」
はぁ、主の私がまだ何も言ってないのに、勝手にアーモットはフェリックスと始めてしまいました。
「ひゅー。やっぱこれだよ。貴族の家来ってのはこうじゃなきゃいけない。
なぁ、ハラルト」
「そうだよね。やっぱりこうじゃなきゃね。
僕達なんのために貴族の家来やってるのか。
まったく、お互い主ともなると口だけで手が出るのが遅くなるのかね」
はぁ!?ハンリィネのイケメン弟分ハラルトがこの私を馬鹿にしてきました。
ハンリィネの弟分如きが、この私を馬鹿にしていいとでも思っているのでしょうか。
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