殿下、殿下のお友達で私のお兄様を殺したのは本当に私ではありません。犯人は貴方のすぐ傍にいるのですが、忠告はしましたからね。後はもう知りません

 「フムリンナ!!俺様は真実の愛に目覚めたぞ!!
驚いてもいいがショック死する程驚くなよ!!
お前はこの後公開処刑が待っているんだからな!!
俺様が愛しているのはお前の実の妹のロレアリカだ!!
聖女に相応しくない醜い聖女のお前には婚約破棄を告げてやるぞフムリンナ!!
どばーん!!どうだ驚いたか!!
治療師が30人お前を囲んで待機しているぞ!!
驚きすぎてショック死になるかもしれないが心配ない!!
王国から集めた精鋭治療士30人がお前を確実に治療するぞ!!
自殺も絶対にできないぞ!!
お前は公開処刑で死ぬ以外の未来など有りはしないのだ!!
絶対に公開処刑だ!!
ロレアリカは美しく可愛く努力を絶やさず優秀な聖女で思いやりがあり非の打ちどころのない人格で、
お前のような醜悪聖女なんかとは180度真逆の聖女だ!!
お前はどうだ!!ブスで醜いその容姿より7000兆倍醜い人格!!
思いやりなどなく人が苦しむのを好み人々を苦しめ続けてきた!!
お前などが聖女でいいものか!!
トサンサカム王国第一聖女は聖女としての実力もあり、人格も聖女というのに何の非の打ちどころもない
生まれながらに高潔で慈悲深い人格の真の聖女ロレアリカが相応しい!!
お前のような心身共に醜い聖女など不要だ!!
フムリンナ!!お前は実の兄ピントまで殺しただろう!!
なんて身勝手でクズなんだ!!
許されると思うなよ!!絶対に許さんぞクズが!!
ピントは私の友達だ!!
ピントはお前のような醜悪な人格の殺されるべき下等生物とは違って思いやりのある立派な男爵令息だった!!
常に妹のお前とロレアリカを思いやっていた!!
いつもお前の事を心配していたんだぞ!!
それなのに!!お前はピントを殺した!!
何故だ!!何故ピントを殺した!!」
 「そうよお姉様〜お姉様のようなブスで醜い出来損ないが聖女なんてずっとおかしかったのよ〜。
醜い醜い醜い!!お姉様って本当に醜いわね〜。
私がお姉様の100分の1でも醜かったらとっくに自殺してるわよ〜。
お姉様は恥も知らない欠陥品だからのうのうと生きていられるのかしらね〜。
公開処刑〜?そんなもの待っていられないわ〜。
今すぐ殺してあげるわお姉様〜。
自殺なんてさせてあげるとでも思ったかしらお姉様〜。
死んで頂戴ねお姉様〜〜〜。
うふふふ、この時が待ち遠しかったわよお姉様〜。
もう我慢なんて出来ないのよお姉様〜」
 「あの〜私は本当にお兄様を殺してないわ」
 「お兄様を殺した相手は殿下のすぐ傍にいますよほら」
 「だから言ったじゃないですか。
お兄様を殺した犯人は殿下のすぐ傍にいると。
散々忠告しましたからね。
今更助けてくれと言われてももう遅い!!
自業自得ですね。ざまぁ」

24h.ポイント 0pt
0
小説 195,292 位 / 195,292件 ファンタジー 45,091 位 / 45,091件

あなたにおすすめの小説

夫に朝食を出したら文句をつけられ離婚されました。男尊女卑の国で虐げられてきた私はイケメンに助けられるのを待つのを辞め自分で助かる事にしました

甘いからあげ
ファンタジー
「フランカ。なんだこれは」  男尊女卑の国でマザコンDVモラハラ王太子夫に虐げられる私は聖女としての仕事が忙しいのに、 家事を一人でしていました。 それなのに夫はあろうことか忙しいながら私が出した朝食に文句をつけてきました。 はぁっ!? “女なんて外れは放っておけばいい。それより早く男を産め” 女性が一人目に女児を産むと必ずこのような事を言われます。 “一人目に女を産む女は出来損ない” お兄様と妹ばかり可愛がられました。 お兄様は出来の悪い出来損ないの癖に男だというだけで長男というだけで持て囃されました。 私の方が優秀なのに。 私の方が優秀なのにぃぃぃ!!! 妹は男尊女卑の国に迎合していました。 男性を立て卑屈に卑しい女性である事を受け入れ、両親にも殿方にも愛されました。 女性の敵ですね。 あのような女性の敵である女性の妹が生きていたらこの国の男尊女卑女性蔑視が改善される事はないでしょう。 あと嫌いで憎たらしくて邪魔なので処分してあげることにします。  「もう辞めてくれ」  はぁ?もう辞めてくれ? それがどうかしましたか。 辞めてくれと言えば辞めて貰えるとでも思いましたか。 今更もう遅い!ざまぁ! 誰も私を止められません。

「お前の代わりはいくらでもいる」と聖女を剥奪され家を追放されたので、絶対に家に戻らないでおこうと思います。〜今さら戻れと言ってももう遅い〜

水垣するめ
恋愛
主人公、メアリー・フォールズ男爵令嬢だった。 メアリーは十歳のころに教皇から聖女に選ばれ、それから五年間聖女として暮らしてきた。 最初は両親は聖女という名誉ある役職についたことに喜んでくれたが、すぐに聖女の報酬のお金が莫大であることに目の色を変えた。 それから両親は「家のために使う」という口実を使い、聖女の報酬を盛大なパーティーや宝石のために使い始める。 しかしある日、それに苦言を呈していたところ、メアリーが高熱を出している間に聖女をやめさせられ、家も追放されてしまう。 そして平民の子供を養子として迎え入れ、「こいつを次の聖女に仕立て上げ、報酬の金を盛大に使う」と言い始めた。 メアリーは勝手に聖女をやめさせられたことに激怒するが、問答無用で家を追放される。 そうして両親は全てことが上手く行った、と笑ったが違った。 次の聖女に誰がなるか権力争いが起こる。 男爵家ごときにそんな権力争いを勝ち残ることができるはずもなく、平民の子供を聖女に仕立て上げることに失敗した。 そして金が欲しい両親はメアリーへ「戻ってきてほしい」と懇願するが、メアリーは全く取り合わず……。 「お前の代わりはいる」って追放したのはあなた達ですよね?

夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。

Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。 そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。 だが夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。 これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。 (1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)

聖女は支配する!あら?どうして他の聖女の皆さんは気付かないのでしょうか?早く目を覚ましなさい!我々こそが支配者だと言う事に。

naturalsoft
恋愛
この短編は3部構成となっております。1話完結型です。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★ オラクル聖王国の筆頭聖女であるシオンは疑問に思っていた。 癒やしを求めている民を後回しにして、たいした怪我や病気でもない貴族のみ癒やす仕事に。 そして、身体に負担が掛かる王国全体を覆う結界の維持に、当然だと言われて御礼すら言われない日々に。 「フフフッ、ある時気付いただけですわ♪」 ある時、白い紙にインクが滲むかの様に、黒く染まっていく聖女がそこにはいた。

本物の聖女なら本気出してみろと言われたので本気出したら国が滅びました(笑

リオール
恋愛
タイトルが完全なネタバレ(苦笑 勢いで書きました。 何でも許せるかた向け。 ギャグテイストで始まりシリアスに終わります。 恋愛の甘さは皆無です。 全7話。

婚約破棄……そちらの方が新しい聖女……ですか。ところで殿下、その方は聖女検定をお持ちで?

Ryo-k
ファンタジー
「アイリス・フローリア! 貴様との婚約を破棄する!」 私の婚約者のレオナルド・シュワルツ王太子殿下から、突然婚約破棄されてしまいました。 さらには隣の男爵令嬢が新しい聖女……ですか。 ところでその男爵令嬢……聖女検定はお持ちで?

契約破棄された聖女は帰りますけど

基本二度寝
恋愛
「聖女エルディーナ!あなたとの婚約を破棄する」 「…かしこまりました」 王太子から婚約破棄を宣言され、聖女は自身の従者と目を合わせ、頷く。 では、と身を翻す聖女を訝しげに王太子は見つめた。 「…何故理由を聞かない」 ※短編(勢い)

不貞の末路《完結》

アーエル
恋愛
不思議です 公爵家で婚約者がいる男に侍る女たち 公爵家だったら不貞にならないとお思いですか?