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3話 「私は優しい優しい貴女のお姉様だから貴女を時給200カッパーで使ってあげるわ。感謝しなさい。貴女は時給200カッパーで前線で戦うのよ」

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 「そう、じゃあ働きなさいよ。カレンシア、貴女は馬鹿なんだから。
今まで努力も挑戦もしてこなかったから、自分が賢いなんて思い込んでるんでしょう。
失敗した事がないものね。
何の努力もしてこなかった馬鹿程って、自分が賢いと思い込むのよね。
何なのかしらその万能感全能感。
不愉快よ。死になさいよ。
貴女は底辺なのよ。最底辺よ。何の知識も技術も経験もない貴女のような
無能は時給100カッパーでも貰いすぎよ。
でも私は優しい優しい貴女のお姉様だから、貴女を時給200カッパーで使ってあげるわ。
感謝しなさい。
貴女はこれから時給200カッパーで前線で戦うのよ。
その中からちゃんと家賃も光熱費水道代も払いなさいよ。
食事は当然別よ。
貴女如き時給200カッパー女が、私達ガルベス男爵家と同じ食事をするなんて未分不相応
だという事ぐらい、分かるでしょう。
家賃とその他諸々含めて家に月30万カッパー入れなさい。
もし、支払いが遅れたらどうなるか分かってるでしょうね。
今までの支払いに今までの食費も含めて、今までの20年分。
ろくに勉強もしないで夜遅くまでゲームして授業中は寝て、そんな意味もない事のために
学費も出してあげてたわよね。
まぁ、今までの分計3億カッパーでいいわ。
今すぐ払いなさい。
今すぐ払わないなら、どうなるか分かってるわよね」
はぁ?カレンシアの表情が不服そうです。
なぜ不服そうな表情をするのでしょうか。
むかつきます殺してやりたいです。
むかつくので地面に投げ倒して、左腕の骨を折りました。
 「痛い~。カレンシアまだ何も返事してないのに酷いわお姉様~」
 !!むかつきますむかつきます!!
カレンシアの鼻に肘を落とします。
 「カレンシアの可愛いお鼻が~」
 はぁ、自分が悪いのに、自分の容姿の心配ですか。
カレンシアは人を傷つける事の罪悪感、抵抗感も何もないようです。
カレンシアは自分さえよければいいと思っている自己中です。
許せません!許してはいけません!
カレンシアの鼻を踏み潰します。
 「辞めてお姉様~。カレンシアの可愛い鼻が~」
 「煩い!!黙りなさい!!」
カレンシアは反省するどころか、お金を出す様子もありません。
殺して欲しいという意思表示でしょうか。

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