自称病弱な妹が冬の池に落ちて死んだ。本当に病弱だったんすかwwざまぁwww婚約破棄され両親にも勘当追放してもらえたら幸せしか待ってなかった

甘いからあげ

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貴族が弱いのは罪よ。戦えないなら平民になって下さい。

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 「お父様、乱暴はやめて」
 だらしなく倒れているお父様の腹を蹴り飛ばす。
 娘の私に領地を犯す外敵や野盗との戦いを任せてワイン飲んでる豚だから
私に勝てなくて当然だ。
 「これが戦場なら倒れてる時点で殺されるか捕虜にされるわよ」
 娘にこんな当然な事を教えられるお父様を持つなんて恥ずかしい。 
 「やめるんだアイリーン」 
 は?お父様に乱暴されそうになったのは私なんですけど。
私に何をやめろっていうのかしらこのクソ婚約者は。
 「今ならまだ許してあげるわ。もうこんな事やめなさいアイリーン」
だから被害者の私が何をやめろというのかしら。
会話が通じない馬鹿しかいないのか私の家族と婚約者は。
 「私に何をやめろっていうの。私はお父様に乱暴されそうになったのよ」
 「いくら自分の娘といってももう嫌よこんなキチガイと一緒に暮らすのは」
 は?嫌なのはこっちなんですけど。
自称病弱で怠け者でなんの努力もしてない妹だけ愛して 
努力家で家のためにずっと頑張ってきた私によくそんな事が言えるわね。
私がいなければエッジワース家なんてとうに潰れてるわよ。
 いくらお母様といえども言っていい事と悪い事がある。
我慢ができないのでお母様に近づき忠告する。
 「お母様、そんな事を言われたら傷つくわ。人の痛みというものを少しは考えてみたらどう」
 「貴女に何を言っても無駄なのかしらね。もういいわ。部屋から出て行って頂戴」
 「お母様、私はシャロミーに虐められてお父様に乱暴されそうになったのよ。
それをこのままなかった事にしようなんて」
 お母様が殴りかかってきたので腕を掴む。
 弱い。
これでよく子爵夫人なぞできるものだ。
貴族というものは女である事を言い訳にできない。
戦えないなら平民になればいい。
 お母様の胸を殴る。
 お母様は苦しそうに呼吸が乱れている。
 弱い。平民が弱くても罪ではない。
だが貴族が弱いというのは罪だ。
領民を守る義務があるのだ貴族には。
 「お母様、乱暴はやめて」
 お母様からの返事がない。
 娘から当然の事を諭されて、流石に恥ずかしいとでも思っているのだろうか。
このクズお母様にそんな当然の恥るという感情があるならいいのだけれど。
 「母親に手をあげるなんて、何をしてるんだアイリーン」
 は?なんでそんな事が言えるのかしら。
まさかこのクズ婚約者は私のお母様とも体の関係があるのかしら。
 「乱暴されそうになったのは私よ」
 事実をありのままに言うが、クソ婚約者にはそれが分からないらしい。
 「もうやめろアイリーン」
 「やめろやめろって、私が何をしたっていうのよ」
 「そんな事も分からないのか」
分からない、何故私だけがこんなに不幸で困難が多いのか。
これが創造主からの試練だとしたら辛すぎる。
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