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1話 そうですか、その言葉、取り消す事はありませんね
しおりを挟む「ピタンコス、ケヌナ王国国宝保管庫に私物を置くのはやめなさい」
ああ、なんで私はこんな2歳の子供でも分かるような事を言わなければいけないのでしょう。
2歳の子供に教えるのならまだしも、これわざわざ22歳の成人済みの馬鹿婚約者のクズ王太子に言うのですから、
情けなくて辛い。
「なんだとっ。国宝保管庫に置いてあるのは全て国宝だ」
はぁ。全部がらくただと思うんですが。
「そうですか、その言葉、取り消す事はありませんね」
このクズ婚約者は後から『そんな事は言っていない』と言い訳逆ぎれするでしょう。
先に証言を取り契約しておきましょう。
「ああ。俺様が国宝保管庫に置いてある物は全て国宝だ」
そうですか。そこまで言うのなら仕方ありませんね。
「では、契約書にサインして下さい」
「ああ、幾らでもサインしてやる。俺様の集めた物は全て国宝だ」
はい、サイン2枚貰いました。
これで何があってももう言い逃れも言い訳もできませんし逆ぎれしても無駄ですよ。
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