自称病弱な妹よ、今月の支払いがまだなのですが。今日中に支払えないのなら、どうなっても知りませんよ。これが最後の警告です。妹はざまぁされました

「ナネッテ、貴女にはこれから家賃食費その他諸々で月に100万カッパー入れて貰うわよ」
 妹のナネッテはお金を稼がず、毎日遊んで暮らしているクズです。
それどころか、ナネッテは私の事をずっと虐待してきました。
ナネッテに虐待され心を傷つけられ、私の心はもう壊れそうでした。
私の心が壊れる前に、私は行動に出たのです。
ナネッテのような怠け者のクズがお金を稼ぐわけないのですから、ナネッテは月に100万カッパーを払えないでしょう。
「お姉様ぁ、ナネッテ病弱だからぁ。お金を稼げないのよぉ」
『ナネッテ病弱だからぁ』と、病弱なふりをして、お金も稼がず遊んで暮らしていました。
お父様お母様はそんなナネッテを溺愛していて、甘やかしてきました。
ナネッテがお金を稼がないでも
『ナネッテは病弱なんだ。お金を稼げないでも仕方がない』
『ナネッテは病弱なのよ。病弱なナネッテになんて酷い事を言うのよ。
貴女なんかが本当に私の娘なのかしら。
貴女なんて私の娘じゃないわ。
私の娘はナネッテ1人よ』
と、お父様お母様はナネッテを甘やかし溺愛し私の事は虐待し蔑ろにしてきました。
「ナネッテ、貴女は病弱じゃなくて自称病弱でしょう。
まぁ、貴女が病弱だろうと自称病弱だろうとどうでもいいわ。
27日までに1000万カッパー支払わなければ、どうなっても知りませんからね」
「そんなぁ。酷いわぁお姉様ぁ。そんな酷い事を言うなら、お父様お母様に言いつけてやるんだからぁ」
 「ふぅーんだ。謝るなら今のうちよお姉様ぁ」
 「あらそう。いいわよ。
どうぞお父様お母様に言いつけにいったらどうかしら」
 「ふぇぇ?いいのぉー?ふーん。じゃあーそこまで言うならー
ナネッテ言いつけに行っちゃおー。
今更謝ってももう遅いわよお姉様」
 はぁ。ナネッテは本当に馬鹿でクズですね。
これから自分の行動でどうなるかも分かっていないようです。
妹はざまぁされ、私はイケメン公爵に溺愛されもふもふもいて、幸せなスローライフ生活を送っています。
これがハッピーエンドというやつではないでしょうか。
妹よ、貴女はバッドエンドですね。ざまぁ(笑)
怠けていた貴女の末路と、努力を続けてきた私との結果ですよ妹よ。
私を逆恨みしないでくださいね。
自業自得因果応報というやつですよ。

※軽度の暴力
ルートあり
ヒロイン死亡ルートあり
24h.ポイント 0pt
0
小説 193,897 位 / 193,897件 ファンタジー 44,497 位 / 44,497件

あなたにおすすめの小説

命を狙われたお飾り妃の最後の願い

幌あきら
恋愛
【異世界恋愛・ざまぁ系・ハピエン】 重要な式典の真っ最中、いきなりシャンデリアが落ちた――。狙われたのは王妃イベリナ。 イベリナ妃の命を狙ったのは、国王の愛人ジャスミンだった。 短め連載・完結まで予約済みです。設定ゆるいです。 『ベビ待ち』の女性の心情がでてきます。『逆マタハラ』などの表現もあります。苦手な方はお控えください、すみません。

政略より愛を選んだ結婚。~後悔は十年後にやってきた。~

つくも茄子
恋愛
幼い頃からの婚約者であった侯爵令嬢との婚約を解消して、学生時代からの恋人と結婚した王太子殿下。 政略よりも愛を選んだ生活は思っていたのとは違っていた。「お幸せに」と微笑んだ元婚約者。結婚によって去っていた側近達。愛する妻の妃教育がままならない中での出産。世継ぎの王子の誕生を望んだものの産まれたのは王女だった。妻に瓜二つの娘は可愛い。無邪気な娘は欲望のままに動く。断罪の時、全てが明らかになった。王太子の思い描いていた未来は元から無かったものだった。後悔は続く。どこから間違っていたのか。 他サイトにも公開中。

旦那様には愛人がいますが気にしません。

りつ
恋愛
 イレーナの夫には愛人がいた。名はマリアンヌ。子どものように可愛らしい彼女のお腹にはすでに子どもまでいた。けれどイレーナは別に気にしなかった。彼女は子どもが嫌いだったから。 ※表紙は「かんたん表紙メーカー」様で作成しました。

(完)結婚式当日にドタキャンされた私ー貴方にはもうなんの興味もありませんが?(全10話+おまけ)

青空一夏
恋愛
私はアーブリー・ウォーカー伯爵令嬢。今日は愛しのエイダン・アクス侯爵家嫡男と結婚式だ。 ところが、彼はなかなか姿を現さない。 そんななか、一人の少年が手紙を預かったと私に渡してきた。 『ごめん。僕は”真実の愛”をみつけた! 砂漠の国の王女のティアラが”真実の愛”の相手だ。だから、君とは結婚できない! どうか僕を許してほしい』  その手紙には、そんなことが書かれていた。  私は、ガクンと膝から崩れおちた。結婚式当日にドタキャンをされた私は、社交界でいい笑い者よ。  ところがこんな酷いことをしてきたエイダンが復縁を迫ってきた……私は……  ざまぁ系恋愛小説。コメディ風味のゆるふわ設定。異世界中世ヨーロッパ風。  全10話の予定です。ざまぁ後の末路は完結後のおまけ、そこだけR15です。 

【完結】わたしの欲しい言葉

彩華(あやはな)
恋愛
わたしはいらない子。 双子の妹は聖女。生まれた時から、両親は妹を可愛がった。 はじめての旅行でわたしは置いて行かれた。 わたしは・・・。 数年後、王太子と結婚した聖女たちの前に現れた帝国の使者。彼女は一足の靴を彼らの前にさしだしたー。 *ドロッとしています。 念のためティッシュをご用意ください。

婚約破棄された私は、処刑台へ送られるそうです

秋月乃衣
恋愛
ある日システィーナは婚約者であるイデオンの王子クロードから、王宮敷地内に存在する聖堂へと呼び出される。 そこで聖女への非道な行いを咎められ、婚約破棄を言い渡された挙句投獄されることとなる。 いわれの無い罪を否定する機会すら与えられず、寒く冷たい牢の中で断頭台に登るその時を待つシスティーナだったが── 他サイト様でも掲載しております。

伯爵令嬢は、愛する二人を引き裂く女は悪女だと叫ぶ

基本二度寝
恋愛
「フリージア様、あなたの婚約者のロマンセ様と侯爵令嬢ベルガモ様は愛し合っているのです。 わかりませんか? 貴女は二人を引き裂く悪女なのです!」 伯爵家の令嬢カリーナは、報われぬ恋に嘆く二人をどうにか添い遂げさせてやりたい気持ちで、公爵令嬢フリージアに訴えた。 彼らは互いに家のために結ばれた婚約者を持つ。 だが、気持ちは、心だけは、あなただけだと、周囲の目のある場所で互いの境遇を嘆いていた二人だった。 フリージアは、首を傾げてみせた。 「私にどうしろと」 「愛し合っている二人の為に、身を引いてください」 カリーナの言葉に、フリージアは黙り込み、やがて答えた。 「貴女はそれで構わないの?」 「ええ、結婚は愛し合うもの同士がすべきなのです!」 カリーナにも婚約者は居る。 想い合っている相手が。 だからこそ、悲恋に嘆く彼らに同情したのだった。