上 下
3 / 7

3話 『即死魔法ねぇ(笑)そんなの決まるわけないだろう!! お前はブスなんだから!!ブス娼婦にでもなってろブス!!』

しおりを挟む
 「はぁ、たったの1000万カッパーで許してあげようと言ってあげているのに、
感謝もしないどころか私を殺す?
はぁーやれやれ。やってみなさいよ」
 やれるものならという話ですがね。
 「上等だ。お前のような即死魔法しか使えない魔女に俺様が勝てないわけがない!!」
 「闘技」
 「闘技」

 「どーりどりどり!!即死魔法なんて都合よく決まるとでも思っているのか!!」
テオドリグは毎ターン毎ターン確実にダメージを与えてきます。
はぁ、馬鹿の常套手段ですね。
知性知能が低い馬鹿程毎ターン確実にダメージを与えていく事に拘るのです。
私は知性知能が高いので毎ターン確実にダメージを与えていく事に拘りません。
私は賢いですから当然ですね。
即死魔法さえ決まれば勝ちなのです。
 しかし、即死魔法が決まりませんね。
何故ですか。何故私の即死魔法は決まらないのですか。
ずっと、ずっと努力してきたのに、それなのになんで即死魔法が決まらないのですか。
 『即死魔法しか使えない落ちこぼれ魔女め!!』
 『即死魔法ねぇ(笑)そんなの決まるわけないだろう、お前のような落ちこぼれ魔女には尚更無理だな!!
お前はブスなんだから!!ブス娼婦にでもなってろブス!!』
ずっと、ずっと虐められてきました。
誰も私を正しく評価してくれませんでした。
私は凄いのです。
私は本当は強いのです。
この闘技で私が本当は優秀で強い即死魔法を極めた最強魔女だという事を証明してみせます。

---リラエンヌ---
 「はぁ、お姉様ったら相変わらず即死魔法しか使えない馬鹿なのですね」
 はぁ~お姉様は馬鹿で即死魔法しか使えないボンクラ魔女なので、即死魔法に頼るしかないのでしょう。
即死魔法しかできないのでしょう。
 「あいつの即死魔法決まらないんだよな」
 屈強な美男子戦士ハットス・ターラントも言います。
ええ、本当にお姉様の即死魔法は決まらないのです。
 「即死魔法って使いこなせるやついないんだが。
あいつは馬鹿だから即死魔法を使いこなせていると思っているんだろうな。
思っているだけだな。
即死魔法なんて誰も扱いこなせないんだよ」
 優雅なイケメン魔法使いイレスター・オドウェイも真実を語ります。
誰も、即死魔法なんて扱いこなせないのです。
馬鹿なお姉様は即死魔法を極めているだのほざいてやがりますが~お姉様に即死魔法なんて使いこなせませんよ~。



しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

私を幽閉した王子がこちらを気にしているのはなぜですか?

水谷繭
恋愛
婚約者である王太子リュシアンから日々疎まれながら過ごしてきたジスレーヌ。ある日のお茶会で、リュシアンが何者かに毒を盛られ倒れてしまう。 日ごろからジスレーヌをよく思っていなかった令嬢たちは、揃ってジスレーヌが毒を入れるところを見たと証言。令嬢たちの嘘を信じたリュシアンは、ジスレーヌを「裁きの家」というお屋敷に幽閉するよう指示する。 そこは二十年前に魔女と呼ばれた女が幽閉されて死んだ、いわくつきの屋敷だった。何とか幽閉期間を耐えようと怯えながら過ごすジスレーヌ。 一方、ジスレーヌを閉じ込めた張本人の王子はジスレーヌを気にしているようで……。 ◇小説家になろうにも掲載中です! ◆表紙はGilry Drop様からお借りした画像を加工して使用しています

私を選ばなかったくせに~推しの悪役令嬢になってしまったので、本物以上に悪役らしい振る舞いをして婚約破棄してやりますわ、ザマア~

あさぎかな@電子書籍二作目発売中
恋愛
乙女ゲーム《時の思い出(クロノス・メモリー)》の世界、しかも推しである悪役令嬢ルーシャに転生してしまったクレハ。 「貴方は一度だって私の話に耳を傾けたことがなかった。誤魔化して、逃げて、時より甘い言葉や、贈り物を贈れば満足だと思っていたのでしょう。――どんな時だって、私を選ばなかったくせに」と言って化物になる悪役令嬢ルーシャの未来を変えるため、いちルーシャファンとして、婚約者であり全ての元凶とである第五王子ベルンハルト(放蕩者)に婚約破棄を求めるのだが――?

【完結】婚約破棄寸前の悪役令嬢に転生したはずなのに!?

もふきゅな
恋愛
現代日本の普通一般人だった主人公は、突然異世界の豪華なベッドで目を覚ます。鏡に映るのは見たこともない美しい少女、アリシア・フォン・ルーベンス。悪役令嬢として知られるアリシアは、王子レオンハルトとの婚約破棄寸前にあるという。彼女は、王子の恋人に嫌がらせをしたとされていた。 王子との初対面で冷たく婚約破棄を告げられるが、美咲はアリシアとして無実を訴える。彼女の誠実な態度に次第に心を開くレオンハルト 悪役令嬢としてのレッテルを払拭し、彼と共に幸せな日々を歩もうと試みるアリシア。

婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです

青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。 しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。 婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。 さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。 失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。 目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。 二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。 一方、義妹は仕事でミスばかり。 闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。 挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。 ※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます! ※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。

拝啓、婚約者様。ごきげんよう。そしてさようなら

みおな
恋愛
 子爵令嬢のクロエ・ルーベンスは今日も《おひとり様》で夜会に参加する。 公爵家を継ぐ予定の婚約者がいながら、だ。  クロエの婚約者、クライヴ・コンラッド公爵令息は、婚約が決まった時から一度も婚約者としての義務を果たしていない。  クライヴは、ずっと義妹のファンティーヌを優先するからだ。 「ファンティーヌが熱を出したから、出かけられない」 「ファンティーヌが行きたいと言っているから、エスコートは出来ない」 「ファンティーヌが」 「ファンティーヌが」  だからクロエは、学園卒業式のパーティーで顔を合わせたクライヴに、にっこりと微笑んで伝える。 「私のことはお気になさらず」

赤ずきんちゃんと狼獣人の甘々な初夜

真木
ファンタジー
純真な赤ずきんちゃんが狼獣人にみつかって、ぱくっと食べられちゃう、そんな甘々な初夜の物語。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...