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1話 真実の愛に目覚めたので婚約破棄ですか。慰謝料3000万カッパー払って下さいね。両親に払ってもらう?死ねよクズ

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 「リーゼロッテ、すまないがお前とは婚約破棄だ。ごめんなさい」
 ごめんなさい出来たんですね。この馬鹿婚約者の唯一良いところを婚約破棄を告げられた今見つけられました。
この伯爵令息パウル・シュルマン、馬鹿というか全てにおいて駄目なんですよね。
だから馬鹿っていうのも間違っていると思うわね、ごめんなさい。
 人格に問題はないが知能が低い馬鹿だとか、体力しか取り柄がない馬鹿だとか、やる気はあるけど馬鹿だとか
そんな物でもなく何も良いところがないうえに馬鹿で、うーん。まぁようするに生きてる価値がないクズなのよね。
 「僕は真実の愛に目覚めたんだ」
 話があると呼ばれて行ってみれば、隣であなたといちゃついている少女がいれば、そりゃ分かりますよ。
このゴミが今まで浮気してたとか他の女性に縁があったなんて初めてしりました。
それほどこのゴミがどうでもいい存在だったんでしょうね。
 「はぁ、分かったわ。慰謝料3000万カッパー払って貰えれば婚約破棄を受け入れるわよ」
 このゴミが3000万カッパーも払えるわけないだろう。
御両親に泣きついて払ってもらうんでしょうね。
このゴミの御両親はこんなゴミを溺愛している。
どうやったらこんなゴミを愛することが出来るんでしょう。不思議なものです。
 「おお、分かってくれたか。3000万カッパーは両親に頼んで払ってもらおう」
 「パウル、これで私達結婚できるのね。愛する2人が結婚するのは当然のことよね」
 「ああ、親の決めた婚約者と愛のない夫婦生活をするなんてやはり間違っている」
 この少女、誰が見ても分かるぐらいに棒読みだ。
こんなゴミを愛する人間なんてこのゴミの両親以外にいるわけがないので、当然慰謝料や財産目当て
なんでしょうけど、このゴミはこんな棒読みちゃんに本気になってるようで。
馬鹿もここまで行くと凄いわねと感心するが、まぁこんな馬鹿が騙されて殺されようがどうでもいいわね。
殺された所でざまぁと思いもしないどうでもいい存在。
 「婚約破棄が成立するのは3000万カッパー払ってからよ」
 こんなゴミがいちゃついてる所なんてみても何にもならない。早く帰りたい。
 「ああ、準備が出来たらまた呼ぶよ」
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