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3話 「妹よ貴女は幼い頃からずっと病弱だったわね。こんな事ならもっと優しくしてればよかったわ。病弱だからってこんなに急に死んでしまうなんて」

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 「アリーシャ、貴女は幼い頃からずっと病弱だったわね。
遂に、遂にこんな事になってしまうなんて。
こんな事なら、もっと優しくしてればよかったわ。
まさか、いくら病弱だからってこんなに急に死んでしまうなんて。うぅぅ」
 アリーシャに虐げられ両親に蔑ろにされ虐待され、無理矢理婚約相手を決められ、私の心が壊れてしまったからでしょうか。
涙も出ませんでした。うぅぅと言っても、涙も出てきません。
心が壊れてない者は、こんな時悲しい時涙が出るのでしょうか。
妹が病気で死んだというのに、泣くこともできない私をお父様お母様は社会は責め立てるのでしょうか。
皆で私をいじめるのですね。
この世界は私をいじめるために存在してるのでしょうか。
皆して、社会が世界が私を虐める、そんな世界の何が正しいのでしょうか。
私の心を一番壊していたのはアリーシャなんですから、貴女が死んだというのに涙も流さなくても
私を冷たいお姉様だなんて恨まないで下さいね。
自業自得というやつですよアリーシャ。
ざまぁ!!
 「姉ちゃん、まずその服着替えた方がいいな。そのびりびりの服アリーシャのだろ。
またやったのか。頭大丈夫かよ。大丈夫じゃないよな」
 !!は、はぁ!?私の頭は正常です!!
ケルウィーン、貴方まで私を責め立てるのですか。

ーーー過去ーーー
 「アリーシャ、貴女の服って可愛い服ばかりね。私もこんな可愛い服が着たいわ。
貴女の服借りるわよ」
 アリーシャは、両親に溺愛され、いつも両親に可愛い服を買ってもらっています。
それに比べて私は可愛い服を両親に買ってもらったりなどしていません。
なんなのでしょうか私のこの扱いは。
ならば、アリーシャの可愛い服を着る権利が私にはあると思うのよ。
なんで、なんでアリーシャばかり可愛い服を買ってもらえるのでしょうか。
私だって可愛い服が着たいのです!
 「辞めてお姉様。そうやって何度アリーシャの服びりびりにやぶいてきたと思ってるの。
お姉様のようなブスゴリラに病弱で華奢なアリーシャの服が入るわけないじゃないの。
絶対またやぶれるわ。
今まで、30着以上アリーシャの服無理矢理来てびりびりにやぶっておいて、
なんでまだ分からないの。
このデブスゴリラ」
 !!デブスゴリラ!?
そんな事を言って、私が傷つくとか考えないのでしょうか。
もう、傷つくというどころではなく心が死にそうなのですが。

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