義姉が汚物を押し付け3万円を要求してきます。旦那はシスコンでお姉たまの言う事をなんでも信じお姉たまの味方をします。お姉たまと結婚して下さい

甘いからあげ

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1話  義姉に汚物を押し付けられても感謝の言葉を伝えたのですが義姉は何故か不機嫌。本音は『汚物押し付けんじゃねぇですよこの汚物が』なんですよ

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 「チェレッタさん、これ使ってちょうだい」
 義姉レオパトラが何やら紙袋を渡してきました。
 この人が渡す物なんてあまり期待できないんですが、義姉ですからね。
 爆発したり毒物でなければ我慢して受け取るしかありません。
 「まぁ、なんでしょうか」
 本当になんなんでしょう。受け取るのも見るのも怖いんですが。
爆発したりしませんよね。危害のないものですよね。
 義姉のする事ですから十分にあり得ます。
 覚悟を決めて受け取り紙袋を見ると、汚いベビー服とベビー用品でした。
 あのぉ、こんな汚いベビー用品を渡されても困るんですが。
 確かに私には生後3か月の赤ちゃんミケランドがいますし、ベビー服の対象年齢は合っているんですが。
 「必要な物でしょう」
 ええ、ベビー服にベビー用品は必要です。
しかし、こんな汚いおさがりのベビー服を貰っても困るのですが。
 義姉の子供のおさがりでしょうね。
つまりはゴミです。
ゴミをおしつけられたわけです。
はぁぁぁ。しかしゴミはいりませんと義姉に対して突き返すわけにもいきません。
なにせ私の夫ラッザリは極度のシスコンでお姉たまが言う事は全て正しいというような気持ち悪いクズなのです。
義姉が私を悪者にして嘘をつけばクズ旦那は信じるでしょう。
 「ええ、ありがとうございます」 
 嘘でも感謝の言葉を告げておきましょう。
 はぁ。こんな汚物家に置いておくのも嫌なのですが、仕方ありません。
 ん?何やら義姉はありがとうございますという感謝の言葉だけでは物足りないようです。
 これ以上何と言えばいいんでしょうか。
 「助かります、ベビー服は幾らあっても困りませんからね」
 とりあえず適当に言葉を並べておきます。
 え?え?はぁ?
 義姉は少し不機嫌な様子です。
もうこれ以上の嘘の感謝の言葉を出すのは難しいんですよ。
本音は『汚物押し付けんじゃねぇですよこの汚物が』なんですから。
 「はぁ、チェレッタさん。なんでも貰って当然というような態度はよくないわよ」
 はぁ?
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