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2話 「今更助けてくれと言われてももう遅い!! お母様を許すつもりなんてありません。お母様も早く死んだ方が楽だったでしょうね」

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 「許して頂戴マクダレーナ。
私はアルムジック男爵家から戸籍を外して、二度と貴女にもアルムジック男爵家にも関わらないわ。
スティダもエリィザベータも死んだのだから、これでもうアルムジック男爵家の領土も財産もアルムジック男爵家の家督も全て貴女のものよ。
だから、もういいでしょう。
実の母親1人ぐらい見逃してくれても」
 はぁ、実の母親だとか関係ありますかね。
実の母親なのによく今まで実の娘をこうも虐待してきましたね。
 「分かったわお母様。条件を満たしてくれれば許してあげてもいいわよ」
 「本当?分かったわ。何でもするから許して頂戴」
 はぁ。お母様いけませんよ。
そんなに簡単に『何でもするから』等と言っては。
 「体中の臓器全部えぐり出してよ。それで許してあげるわお母様。
この世に1人しかいない実の母親だもの」
 お母様の臓器を全部えぐり出さないと、もう私の気持ちはおさまりません。
 「そんな事したら死んでしまうじゃないの。酷いわマクダレーナ」
 「はぁー?お母様『何でもするから許して頂戴』と、確かに言ったわよね。
今更助けてくれと言われてももう遅い!!
お母様を許すつもりなんてありません。
お母様も早く死んだ方が楽だったでしょうね。
私は絶対にお母様を許しませんから、覚悟して下さいね」
 お母様の小指を切断します。
 「!!マクダレーナ!!指は臓器じゃないわよ!!
どうして私の指を切断するのかしら!!」
 「はぁ?そんなの、お母様の臓器を全部えぐり出しただけでは私の心は収まらないからに決まってる
じゃないの」
 はぁ。やれやれ。まずは指を切断するだけにしておいてあげようとしたのに。
お母様ってなんで余計な事言って痛い目に会いたがるのでしょう。
お母様の薬指の爪の上からアイスピックを突き刺しました。
痛がっていますねお母様。
それもこれも、全てはお母様達が私を虐待してきたからですよ。
だから、私にはこれぐらいの事は当然許される権利なのです。
被害者しないで下さいねお母様。
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