上 下
11 / 11

11話この程度で殺せるのですか。殺せませんよね。殺せ!誰かが私を殺そうとしている時、辛い事から逃れられます。悲しみは一時的にでも消え去ります

しおりを挟む
ーーーマーリ視点ーーー
 !!酷いわ~痛いわ~お姉様~。
病弱なマーリの額にお姉様の額をぶつけるなんて~。
どうしてそんな酷い事ができるのかしら~。
そうやって~平気でマーリを虐げてきたわよね~。
最低ねお姉様~。
それにしても~いくらマーリが賢くて可愛くて根性もあっても~流石にこの一撃は辛いわ~。
でも~お姉様ったら馬鹿ね~。
小学校もまともに行かず勉強もしないから~そんな非合理的な事をするのよね~。
邪魔な者は殺しなさいと、小学校で習うわよね~。
なのに、どうしてお姉様は合理的にマーリを殺さないのよ~。
小学校も行ってないから~勉強もしないから~そんな当たり前の一般常識もしらないのよ~。
私はお姉様を遠慮なく殺すから~お姉様がどれだけ馬鹿だろうと~どうでもいいのだけれどね~。
マーリは賢くて努力を怠らず病弱だから~合理的に額をぶつけるわ~。
額をお姉様の人中に、目に、顔の柔らかい部分を狙ってぶつけていってるわ。
目は防御魔法で護っているようだけれど~それでも痛いでしょ~。
お姉様みたいな馬鹿は~目を潰せば簡単に殺せるわ~。
これが、マーリの勉強の成果よお姉様~。

ーーーティルデ視点ーーー
良いわね。良いじゃないですか。
もっと来なさいよ。
殺してみせなさいよ。
この程度で殺せるのですか。
殺せませんよね。殺せ殺せ殺せ!!
誰かが私を殺そうとしている時、私は辛い事から逃れられます。
私の悲しみは一時的にでも消え去ります。
私は、速度を落とす事なく絶え間なく、額をマーリの額にぶつけます。
貴女もどんどんきなさいよ。

ーーーマーリ視点ーーー
 痛いわね~酷いわね~お姉様~。
お姉様の恥骨を蹴り上げるわ~。
ふふふ、馬鹿ね~お姉様~。
お姉様は~学もないし馬鹿だから~頭突き合戦をしてると顔面にしか意識が行ってないのよね~。
学校では~頭突きと金的攻撃を合わせなさいと習うのよ~。
学校と授業と教科書は~大事な事をたくさん教えてくれるわ~。
マーリは病弱だけれど~学校に通い帰っても勉強を続けてきてよかったわ~。
学校!授業!勉強!教科書!これこそが!人間が生きていくのに必要な事なのよお姉様~!!
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

愚かな父にサヨナラと《完結》

アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」 父の言葉は最後の一線を越えてしまった。 その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・ 悲劇の本当の始まりはもっと昔から。 言えることはただひとつ 私の幸せに貴方はいりません ✈他社にも同時公開

【完結】魅了が解けたあと。

恋愛
国を魔物から救った英雄。 元平民だった彼は、聖女の王女とその仲間と共に国を、民を守った。 その後、苦楽を共にした英雄と聖女は共に惹かれあい真実の愛を紡ぐ。 あれから何十年___。 仲睦まじくおしどり夫婦と言われていたが、 とうとう聖女が病で倒れてしまう。 そんな彼女をいつまも隣で支え最後まで手を握り続けた英雄。 彼女が永遠の眠りへとついた時、彼は叫声と共に表情を無くした。 それは彼女を亡くした虚しさからだったのか、それとも・・・・・ ※すべての物語が都合よく魅了が暴かれるとは限らない。そんなお話。 ______________________ 少し回りくどいかも。 でも私には必要な回りくどさなので最後までお付き合い頂けると嬉しいです。

追放された聖女の悠々自適な側室ライフ

白雪の雫
ファンタジー
「聖女ともあろう者が、嫉妬に狂って我が愛しのジュリエッタを虐めるとは!貴様の所業は畜生以外の何者でもない!お前との婚約を破棄した上で国外追放とする!!」 平民でありながらゴーストやレイスだけではなくリッチを一瞬で倒したり、どんな重傷も完治してしまうマルガレーテは、幼い頃に両親と引き離され聖女として教会に引き取られていた。 そんな彼女の魔力に目を付けた女教皇と国王夫妻はマルガレーテを国に縛り付ける為、王太子であるレオナルドの婚約者に据えて、「お妃教育をこなせ」「愚民どもより我等の病を治療しろ」「瘴気を祓え」「不死王を倒せ」という風にマルガレーテをこき使っていた。 そんなある日、レオナルドは居並ぶ貴族達の前で公爵令嬢のジュリエッタ(バスト100cm以上の爆乳・KかLカップ)を妃に迎え、マルガレーテに国外追放という死刑に等しい宣言をしてしまう。 「王太子殿下の仰せに従います」 (やっと・・・アホ共から解放される。私がやっていた事が若作りのヒステリー婆・・・ではなく女教皇と何の力もない修道女共に出来る訳ないのにね~。まぁ、この国がどうなってしまっても私には関係ないからどうでもいいや) 表面は淑女の仮面を被ってレオナルドの宣言を受け入れたマルガレーテは、さっさと国を出て行く。 今までの鬱憤を晴らすかのように、着の身着のままの旅をしているマルガレーテは、故郷である幻惑の樹海へと戻っている途中で【宮女狩り】というものに遭遇してしまい、大国の後宮へと入れられてしまった。 マルガレーテが悠々自適な側室ライフを楽しんでいる頃 聖女がいなくなった王国と教会は滅亡への道を辿っていた。

お嬢様はお亡くなりになりました。

豆狸
恋愛
「お嬢様は……十日前にお亡くなりになりました」 「な……なにを言っている?」

【完結】婚約破棄にて奴隷生活から解放されたので、もう貴方の面倒は見ませんよ?

かのん
恋愛
 ℌot ランキング乗ることができました! ありがとうございます!  婚約相手から奴隷のような扱いを受けていた伯爵令嬢のミリー。第二王子の婚約破棄の流れで、大嫌いな婚約者のエレンから婚約破棄を言い渡される。  婚約者という奴隷生活からの解放に、ミリーは歓喜した。その上、憧れの存在であるトーマス公爵に助けられて~。  婚約破棄によって奴隷生活から解放されたミリーはもう、元婚約者の面倒はみません!  4月1日より毎日更新していきます。およそ、十何話で完結予定。内容はないので、それでも良い方は読んでいただけたら嬉しいです。   作者 かのん

その聖女、娼婦につき ~何もかもが遅すぎた~

ノ木瀬 優
恋愛
 卒業パーティーにて、ライル王太子は、レイチェルに婚約破棄を突き付ける。それを受けたレイチェルは……。 「――あー、はい。もう、そういうのいいです。もうどうしようもないので」  あっけらかんとそう言い放った。実は、この国の聖女システムには、ある秘密が隠されていたのだ。  思い付きで書いてみました。全2話、本日中に完結予定です。  設定ガバガバなところもありますが、気楽に楽しんで頂けたら幸いです。    R15は保険ですので、安心してお楽しみ下さい。

【完結】選ばれなかった王女は、手紙を残して消えることにした。

曽根原ツタ
恋愛
「お姉様、私はヴィンス様と愛し合っているの。だから邪魔者は――消えてくれない?」 「分かったわ」 「えっ……」 男が生まれない王家の第一王女ノルティマは、次の女王になるべく全てを犠牲にして教育を受けていた。 毎日奴隷のように働かされた挙句、将来王配として彼女を支えるはずだった婚約者ヴィンスは──妹と想いあっていた。 裏切りを知ったノルティマは、手紙を残して王宮を去ることに。 何もかも諦めて、崖から湖に飛び降りたとき──救いの手を差し伸べる男が現れて……? ★小説家になろう様で先行更新中

愛想を尽かした女と尽かされた男

火野村志紀
恋愛
※全16話となります。 「そうですか。今まであなたに尽くしていた私は側妃扱いで、急に湧いて出てきた彼女が正妃だと? どうぞ、お好きになさって。その代わり私も好きにしますので」

処理中です...