自称病弱で聖女の仕事を私に押し付ける妹は私の婚約者まで欲しいようです。許してくれと言われてももう遅い!!許しません助けません。自業自得ですよ

甘いからあげ

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6話 先に30回額を地面にぶつけた方が勝ちなのか回数で競うのか分かりませんが負けるわけにはいきません。妹に根性で負けるわけには行かないのです

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全速力で額を地面にぶつけたわ~。
この痛み、お姉様への恐怖に比べたら、お姉様への恐怖の方が勝るわね~。
 「あら、やれば出来るじゃないの。
やっぱり貴女は自分に限界をつけて逃げていたのよマーリ」
 そうかもしれないわね~。
お姉様を殺したいと毎日思っていても、お姉様を殺すなんて無理なんじゃと
マーリがそう思っていたわ~。
無理でも良いのよ~。
無理でもお姉様を殺さないことには生きていけないんだもの~。
額を全速力で地面にぶつけていってるわ~。
この痛み、決して鈍らなくて~鈍る必要はないのよ~。
本能が警告をしていても~本能を超える理性で無理を通さなければ~
お姉様を殺せないんだもの~。
 これで10回ね~。
まだまだ、まだまだよ~。
マーリは病弱だから~辛い苦しい痛いなんていつもの事だもの~。
病弱だろうと~美貌と知恵と知識と気合と度胸と根性で通しぬくのが病弱な美少女よね~。

ーーーティルデ視点ーーー
 はぁ、本当にやる気でしょうか。
むかつきますね。
マーリの癖に、何を一丁前に根性見せつけてるのでしょうか。
むかつきます!!
 額を地面に全力でぶつけます。 
マーリより私の方が絶対に勢いがあります。
小学一年生中退なので、細かな速度は分かりません。
分からないからこそ、確実に分かる程に私の方がマーリより早い速度で額を地面にぶつけるのです。
痛くても、勢いを殺さずがんがんと額を地面にぶつけていきます。
ティルデ:「15回!マーリ、貴女より絶対に早い速度で、回数も貴女を上回ったわよ」
 先に30回額を地面にぶつけた方が勝ちなのか、回数で競うのか。
それは分かりませんが、負けるわけにはいきません。
自称病弱で算数も出来て可愛いマーリに、根性で負けるわけには行かないのです。
この勝負、絶対に私が勝ちます。
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