妹は私に心無い言葉を投げつけてくるので私は妹に石を投げつけました。お姉様もう辞めて?私がもう辞めてと言っても貴女は辞めなかったじゃないですか

甘いからあげ

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1話貴女は今まで私に酷い言葉を投げつけてきましたね。ですが私は慈悲深いのでそんな酷い事私には出来ません。なので石をルルーテに投げつけました

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 「お姉様、お姉様またデブったぁ?
お姉様ってぇ、ブスなのにまだデブっちゃうのぉ?
ブスならブスでせめて体型ぐらい気をつければいいのにねぇ。
ああ、体型管理も出来ないからブスなのねぇ。
まぁお姉様はどんな肌の手入れをしようがブスなのはブスのままでしょうけどねぇ~(にちゃあ」
 !!妹のルルーテはにちゃあとした顔で私を虐げてきました。
許せないので。ルルーテの両手両足を切断しました。
 「!!ルルーテの手足がぁぁぁ!!」
 はぁ、煩いですね。
ちゃんと止血しますから死にはしませんよ。
こんなに簡単に死なれては困りますから。
ルルーテを止血します。私はなんて慈悲深い聖女なのでしょう。
自分で自分の慈悲深さに惚れ惚れしてしまいます。
 「ほら、ルルーテ。もう止血してあげたから、これで死なないわよ」
 私は、慈悲深い慈しみの表情でルルーテに語りかけます。
私、優しいですね。ふぅー!!
 「お姉様ぁ、なんでこんな事をしたのぉぉ」
 はぁ?私の事を散々虐げてきて、何を言い出すのでしょう。
私を虐げてきた自覚がないのでしょうか。
大体、いじめる者はいじめてる自覚がないのかもしれません。
そうですか。ルルーテ、貴女がそんな態度では、私も厳しくせざるを得ませんよ。
こんな時のために用意しておいた磔用の板に磔、ルルーテの肉の上筋肉の上神経の上から釘を打ちます。
 「辞めてお姉様ぁ」
 ルルーテが痛がっていますが、知った事ではありません。
ふふふ、これでもう逃げられませんねルルーテ。
貴女は今まで私に酷い言葉を投げつけてきましたね。
ですが、私は同じ事をしようとはしません。
私は慈悲深いので、そんな酷い事私には出来ません。
なので、石をルルーテに投げつけました。
 「!!痛いわお姉様!!辞めて!!怖いし!!もう辞めて!!許してぇ!!
ルルーテが悪かったわぁ!!謝るから!!
もう二度とお姉様をいじめないからぁ!!
二度とお姉様の前に顔を出さないからぁ!!
スラトマイ男爵家の家督継承権も永久放棄するからぁ。
だから許してぇ。
ルルーテのお金も装飾品も全部あげるからぁ。
もう『病弱だからぁ』って言わないからぁ。
ルルーテは本当は病弱じゃなくて自称病弱なのぉ。
全部白状するわぁ。
もう二度と嘘はつかないわぁ。
これからは真面目に生きるからぁ。
だから許してお願いお姉様ぁ~」
 うるさいので、とりあえず石を投げつけました。       


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