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4話 はぁー!?私はマグロ女ではありません!! 美男子執事にマグロ女呼ばわりされました
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はぁ、人を馬鹿にするのもいい加減にして欲しいです。
そんな事は分かっています。
レオニーヌは毎日毎日毎分毎秒ぴーちくぱーちくぎゃーすかうるさいですが、
それでも私も一緒にいたいのです。
レオニーヌとは力関係だのなんだのではなく、一緒にいたいから一緒にいるのです。
しかし、私達は男爵令嬢同士、どちらが上だどちらが下だの、決めたがるのです。
隙があれば、弱さを見れば攻め込み落とそうと下に付けようとしたがる。
そんなどうしようもない下劣な生き物、それが男爵令嬢なのです。
私達は男爵令嬢としての本能からは逃げられないようです。
そんな事、ずっと分かっていました。
「レオニーヌ、貴女も分かっていないようだから教えてあげるわ。
ベルコ男爵家はね、こうも眼前切って抗争ふっかけられたら、黙ってぺろぺろ舐められているわけにはいかないのよ」
貴族というのは、勝てる相手勝てない相手というのを本能的に察する生き物なのです。
しかし、勝てないからと言って舐められっぱなしでいられないのが貴族なのです。
それが敗北への死への道だとしても歩まなければいけないのが貴族なのです。
一般市民が聞けば馬鹿だと思うでしょうね。
馬鹿なのでしょうね。貴族なんていうものは、賢くてはやってはいけないのです。
貴族は賢くないので、傷つけたくない友達だろうと殺すのです。
馬鹿でしょうね、愚かでしょうね。
しかし、そうしないと生きていけないのが貴族なのです。
「あらあら、それはマイヤーズ男爵家に抗争ふっかけてるという事で良いのですね」
「はぁー?抗争ふっかけてきたのは貴女でしょう。
私は、ベルコ男爵家は抗争ふっかけてくるというのなら買ってやると言っているのよ」
「お姉様ぁ~私は品のある令嬢ですから~ベルコ男爵家が抗争ふっかけられたなら当然私も参戦しますよぉーお姉様ー。
もうやってしまいましょうよーお姉様ー」
「やりましょう主、ここまでぺろりんちょされて黙ってたら主がマグロ女だと言われてしまいますぜ」
第一舎弟のカロント・ハワードも口を挟みます。
はぁー!?私はマグロ女ではありません!!
「もう受けてやっちゃいなよ主様!!私様もう限界なんだよ!!やっちゃおうぜ主様!!」
美男子執事のファチロ・モリスももう我慢の限界のようで、抗争を受けることを勧めてきます。
そんな事は分かっています。
レオニーヌは毎日毎日毎分毎秒ぴーちくぱーちくぎゃーすかうるさいですが、
それでも私も一緒にいたいのです。
レオニーヌとは力関係だのなんだのではなく、一緒にいたいから一緒にいるのです。
しかし、私達は男爵令嬢同士、どちらが上だどちらが下だの、決めたがるのです。
隙があれば、弱さを見れば攻め込み落とそうと下に付けようとしたがる。
そんなどうしようもない下劣な生き物、それが男爵令嬢なのです。
私達は男爵令嬢としての本能からは逃げられないようです。
そんな事、ずっと分かっていました。
「レオニーヌ、貴女も分かっていないようだから教えてあげるわ。
ベルコ男爵家はね、こうも眼前切って抗争ふっかけられたら、黙ってぺろぺろ舐められているわけにはいかないのよ」
貴族というのは、勝てる相手勝てない相手というのを本能的に察する生き物なのです。
しかし、勝てないからと言って舐められっぱなしでいられないのが貴族なのです。
それが敗北への死への道だとしても歩まなければいけないのが貴族なのです。
一般市民が聞けば馬鹿だと思うでしょうね。
馬鹿なのでしょうね。貴族なんていうものは、賢くてはやってはいけないのです。
貴族は賢くないので、傷つけたくない友達だろうと殺すのです。
馬鹿でしょうね、愚かでしょうね。
しかし、そうしないと生きていけないのが貴族なのです。
「あらあら、それはマイヤーズ男爵家に抗争ふっかけてるという事で良いのですね」
「はぁー?抗争ふっかけてきたのは貴女でしょう。
私は、ベルコ男爵家は抗争ふっかけてくるというのなら買ってやると言っているのよ」
「お姉様ぁ~私は品のある令嬢ですから~ベルコ男爵家が抗争ふっかけられたなら当然私も参戦しますよぉーお姉様ー。
もうやってしまいましょうよーお姉様ー」
「やりましょう主、ここまでぺろりんちょされて黙ってたら主がマグロ女だと言われてしまいますぜ」
第一舎弟のカロント・ハワードも口を挟みます。
はぁー!?私はマグロ女ではありません!!
「もう受けてやっちゃいなよ主様!!私様もう限界なんだよ!!やっちゃおうぜ主様!!」
美男子執事のファチロ・モリスももう我慢の限界のようで、抗争を受けることを勧めてきます。
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