「実の妹を殺したひきこもり聖女には婚約破棄を告げてやる」無実の罪で婚約破棄された聖女は心が壊れひきこもる。今更助けてくれと言われてももう遅い

「お姉様って、勉強と戦いと結界を張るしか取り柄がないのね」
「そうね。訓練も欠かしていないから、今ここで貴女を殺す事もできるわよロイリーエ。
殺されたくなかったら、財布の中身置いて逃げ帰りなさい」
「ぎぃやぁぁぁぁ!痛いぃぃ!辞めてお姉様!ごめんなさい!ロイリーエが悪かったわ!」
 はぁ?”やれるものならやってみなさいよ”と言ったのは貴女よねロイリーエ。
今更謝っても辞めるわけがありません。
「ロイリーエ!!お前のように!!実の妹を殺したひきこもり聖女には婚約破棄を告げてやる!!」
 「はぁ?」
家族に虐げられ続けた私は学校にも行かずひきこもるようになりました。
 無実の罪で婚約破棄された私は心が壊れ、部屋の中で壊れた心のまま過ごすようになりました。
今まで努力しかしてこなった私が心が壊れひきこもっているのです。
いつかイケメンが私を助けてくれるでしょう。
私の壊れた心も治してくれるでしょう。
それまで、私はひきこもります。
 「部屋から出て来て助けてくれ!!俺様が悪かった!!
聖女カテリーナ、お前の結界は必要だった」
 「はぁー?それ私に関係あります?
私の家には結界を張ってあるので、家の外がどうなろうと私には関係ありませんよね」
 「『ひきこもり聖女』貴方がそう言ったのでしょう王子。貴方の言葉通り、
私はひきこもり聖女なので、このままひきこもっておくわ」
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