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4話 私が王国を護らなければ王国など簡単に滅んでしまいますよ。元第二聖女のエミーリエは自称病弱で聖女の仕事も訓練もまったくしていませんでした
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ーーージェシカ視点ーーー
はぁ!?この私をクビですか?
殿下は馬鹿なのでしょうか。
「あの殿下、失礼かもしれないけれど殿下は馬鹿なのかしら」
話が通じません。殿下は、婚約者である私と会話する気がありません。
はぁ、しかしまぁ婚約破棄はともかく。
パラミシリ王国第一聖女の私をクビにして、どうなるかも分からないのでしょうか。
私が王国を護らなければ王国など簡単に滅んでしまいますよ。
今まで、誰がパラミシリ王国を思ってきたと思っているのでしょうか。
元第二聖女のエミーリエは自称病弱で、聖女の仕事も訓練もまったくしていませんでした。
エミーリエが病弱なふりをして怠けて遊んでる間も、その分を私が1人でパラミシリ王国を護ってきたのですよ。
殿下は馬鹿でパラミシリ王国の平和が当たり前だと思っています。
当たり前ではないんですよ殿下。
私が1人で護ってきたから、パラミシリ王国は平和なのですよ。
ーーーフリーデベルト視点ーーー
ふふふんっ!?馬鹿!?俺様が馬鹿だとっ!?
俺様は馬鹿ではない。馬鹿はお前だ。
中卒聖女の馬鹿が、よく大学生の俺様に向かって馬鹿などと言えるな。
ふぅん。まったく、馬鹿は馬鹿だから自分が馬鹿だと分からずに、賢い者を馬鹿だと思ってしまうのだろう。
それは現実の自分を認めたくないからかもしれないし、嫉妬から自分が馬鹿だとか俺様のように賢い人間を賢いと認めずに、
そうやって現実逃避して何も見ないように何も聴こえないように生きていこうとしてるのかもしれない。
そうやって、そのまま逃げて生きていく気か。
中卒聖女が遊んでる時も、俺様はずっと勉強してきた。
『高校なんて馬鹿が行く所よ。私は賢いから高校なんて行かないわ』
中卒聖女は、そう言って高校にも進学しなかった。
中卒聖女は中学校に来ても喧嘩ばかりしていた。
中卒聖女は、いつも感情のままに暴れて喧嘩をしていた。
ふぅんやれやれ。学校は勉強する場でもあるという事を知らないのだろうか。
はぁ!?この私をクビですか?
殿下は馬鹿なのでしょうか。
「あの殿下、失礼かもしれないけれど殿下は馬鹿なのかしら」
話が通じません。殿下は、婚約者である私と会話する気がありません。
はぁ、しかしまぁ婚約破棄はともかく。
パラミシリ王国第一聖女の私をクビにして、どうなるかも分からないのでしょうか。
私が王国を護らなければ王国など簡単に滅んでしまいますよ。
今まで、誰がパラミシリ王国を思ってきたと思っているのでしょうか。
元第二聖女のエミーリエは自称病弱で、聖女の仕事も訓練もまったくしていませんでした。
エミーリエが病弱なふりをして怠けて遊んでる間も、その分を私が1人でパラミシリ王国を護ってきたのですよ。
殿下は馬鹿でパラミシリ王国の平和が当たり前だと思っています。
当たり前ではないんですよ殿下。
私が1人で護ってきたから、パラミシリ王国は平和なのですよ。
ーーーフリーデベルト視点ーーー
ふふふんっ!?馬鹿!?俺様が馬鹿だとっ!?
俺様は馬鹿ではない。馬鹿はお前だ。
中卒聖女の馬鹿が、よく大学生の俺様に向かって馬鹿などと言えるな。
ふぅん。まったく、馬鹿は馬鹿だから自分が馬鹿だと分からずに、賢い者を馬鹿だと思ってしまうのだろう。
それは現実の自分を認めたくないからかもしれないし、嫉妬から自分が馬鹿だとか俺様のように賢い人間を賢いと認めずに、
そうやって現実逃避して何も見ないように何も聴こえないように生きていこうとしてるのかもしれない。
そうやって、そのまま逃げて生きていく気か。
中卒聖女が遊んでる時も、俺様はずっと勉強してきた。
『高校なんて馬鹿が行く所よ。私は賢いから高校なんて行かないわ』
中卒聖女は、そう言って高校にも進学しなかった。
中卒聖女は中学校に来ても喧嘩ばかりしていた。
中卒聖女は、いつも感情のままに暴れて喧嘩をしていた。
ふぅんやれやれ。学校は勉強する場でもあるという事を知らないのだろうか。
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