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1話 「お姉様〜エリフレーナ病弱だから〜荷物なんて持てないの〜お姉様が持ってよ〜」妹は自称病弱で幼い頃から自分の荷物さえ自分で持ちません

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 「お姉様~エリフレーナ病弱だから~荷物なんて持てないの~お姉様が持ってよ~。
いいでしょ~エリフレーナ病弱なんだから~それに比べてお姉様は無駄に力と体力だけはあるものね~。
聖女の癖にまともに結界も張れないんだから~荷物持ってればいいのよ約立たずのブスお姉様~」
 はぁ、妹のエリフレーナは自称病弱で、幼い頃から自分の荷物さえ自分で持ちません。
 「嫌よ。確かにパーティー共有の荷物は私が持ってるけれど、自分の荷物ぐらい自分で持ちなさいよ。
貴女みたいな自称病弱で怠けてる力のない体をまともに動かさない女性って30過ぎたら醜いぶよぶよ女性になるわよ。
それとも骨と皮女性?
結界術と見た目と殿方に媚を売る事ぐらいしか取り柄がないんだから、見た目のためにも自分の荷物ぐらい自分で持ったらどうかしら。
エリフレーナ、貴女って見た目が悪くなったらスカトロAVにでも出るのかしら。
うんこ食べるの世界中に発信するって貴女の頭粗悪ハーブでパーティ中なのかしら。
スカトロAVにも出られなくなったらパチ屋のトイレで煙草臭いその他もろもろ臭いおっさんのスティックぱっくんするのね。
みっともないわね。恥さらし。フェーリンガー男爵家の恥さらし。
女性の恥さらし。最低ね。貴女みたいなクソな女性がいるから、私のように自立心の強い女性まで、
貴女達のような殿方に媚売るだけの娼婦と一緒に見られるのよ。
私は1人の人間よ。
貴女はオナホかしら。使い捨てのティッシュかしら。
私はお金でセックスはしないわ。
ねぇ、お金でセックスする気分ってどうなのかしら。
私には分からないから教えてよ、ゴミクソ女」
 私は、エリフレーナに虐げられてきた日々を思い出しながらも、勇気を出して伝えました。
私は震えています。言ってしまいました。
私はいったいどうなるのでしょう。
それでも良いのです。
私は生きているのですから。
生きているのだから、痛い事も拷問される事も死ぬ事もあるでしょう。

ーーーエリフレーナ視点ーーー
 はぁ、お姉様ったら生意気ねぇ。
むかつくわねぇ。
痛い目に合わないと分からないのかしら。
勝者が偉いのが貴族の世界よねぇ。
だから、エリフレーナがお姉様に勝てば私が偉いのよねぇ。
エリフレーナは、お姉様に負けたのよねぇ。
エリフレーナの折られた鼻も~歯も~骨も~折られても折られてもエリフレーナの心は折れてないわ~。
だから~今はまだお姉様の方が偉いのよねぇ~。
お姉様に勝って、エリフレーナの方が偉くなるわ~。
お姉様なんて~このダンジョンで殺してあげるわ~。
 「お姉様~本当にエリフレーナの荷物持たなくていいの~?
指一本落としてごめんなさいして~エリフレーナの荷物を持てば~
今ならまだ許してあげるわよ~」
 まぁ~こんな事言っても意味はないわよね~。
ごめんなさいするわけないわよねぇお姉様~。
ここでごめんなさいするようじゃ~殺す価値もないもの~。
そんな雑魚女性じゃないわよねお姉様~。
エリフレーナが殺したいのは~殺す価値のあるお姉様よ~。
殺させて~。殺す価値のある~エリフレーナの大嫌いでキャンディの包みにこびりついたキャンディの欠片ぐらいには
好きなお姉様を殺させてよ~。
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