私の物をなんでも欲しがり奪う妹は私の物を奪い尽くすと今度は外に出て人の物を欲しがりました。妹は追放され、27歳のイケメンが私の妹になりました

 「お姉様のシュシュ頂戴」
 両親は妹に甘くいつも
 『お姉様なのだからそれぐらいシャロナにあげなさい』と言うのです。
 私は仕方がなく妹が欲しがる物をなんでも差し出してきました。
 私の物はもう全て妹が欲しがり妹に差し出してきました。
 「そんな。じゃあ私はこれ以上何を貰えばいいのよ」
 「貰うのではなくて、貴方の実力で手に入れていけばいいのよ」
 「嫌よ。私はなんでも誰かから貰いたいのよ」
 妹は外に出て人の物をなんでも欲しがりました。
 「そこのお兄様チョコ買ってチョコ」
 妹は美少女なのでわりと殿方にねだれば買ってもらえました。
 フィールディング男爵家の恥晒しなので辞めてください。
 「シャロナ。フィールディング男爵家令嬢が人に物をねだるなんてやめろ」
 「辞めないのなら、もう貴女を家に置いておけないわ」
 妹に甘く甘やかして妹の性格が甘ったれの甘々漬けになるまで妹を甘やかしていた両親ですが、
流石に妹に最終警告をしました。
 普通、ここで辞めますよね。
それで辞めないのが妹なのです。
 「嫌よ、私は人から物を貰って生きていきたいの」
 やれやれ、そこまで言うなら仕方ありませんね。
どうぞ願い通り人から物を貰って生きて行って下さい。
 「そうか、そこまで言うなら仕方ないな。その変わり、二度とフィールディング家の敷居を跨がせんぞ」
 「そう、そこまで言うなら仕方ないわね。辞めて欲しかったけれど、さようならシャロナ」
 「そこまで言うなら仕方ないわね。貴女が今後どうなろうと助けを求めようと絶対に助けませんからね」
 「今日から私がお姉様の妹よ」
27歳186cm筋肉ましまし女装イケメンテルハミットが私の妹になりました。
私16歳ですし、こんな大きい妹にお姉様と言われても困ります。
 「お前なんかとは婚約破棄だロジーナ」
 親に無理矢理決められた婚約者ロジーナに婚約破棄を告げられました。
 「お前は妹のシャロナを勘当追放したな」
 「俺様はお前の妹のシャロナを愛しているんだ」
 「そうですか。婚約破棄は構いませんが、後で泣きつかれても知りませんからね」
 「はんっ!お前なんかに泣きつくものか」
 そうですか。そこまで言うなら仕方ありませんね。
聖女の私が結界を張らなければどうなっても知りませんよ。
→聖女の私が結界を張るのを辞めてみた結果
→私って馬鹿だなぁって思いましたまる。
「今更謝られてももう遅いっ!」
 「歴代聖女が造ってきた結界全部消してしまったから、私1人じゃどうにもならないのよ」
 「馬鹿かお前。馬鹿だな。ばーか。俺様達どうなるんだよこの馬鹿」
 「後で泣きつかれても知りませんからねって言ったでしょう」
 「お前が泣いてんじゃねぇかばーか」
24h.ポイント 0pt
0
小説 194,098 位 / 194,098件 ファンタジー 44,520 位 / 44,520件

あなたにおすすめの小説

【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?

アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。 泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。 16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。 マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。 あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に… もう…我慢しなくても良いですよね? この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。 前作の登場人物達も多数登場する予定です。 マーテルリアのイラストを変更致しました。

嘘つきと言われた聖女は自国に戻る

七辻ゆゆ
ファンタジー
必要とされなくなってしまったなら、仕方がありません。 民のために選ぶ道はもう、一つしかなかったのです。

【完結】王女と駆け落ちした元旦那が二年後に帰ってきた〜謝罪すると思いきや、聖女になったお前と僕らの赤ん坊を育てたい?こんなに馬鹿だったかしら

冬月光輝
恋愛
侯爵家の令嬢、エリスの夫であるロバートは伯爵家の長男にして、デルバニア王国の第二王女アイリーンの幼馴染だった。 アイリーンは隣国の王子であるアルフォンスと婚約しているが、婚姻の儀式の当日にロバートと共に行方を眩ませてしまう。 国際規模の婚約破棄事件の裏で失意に沈むエリスだったが、同じ境遇のアルフォンスとお互いに励まし合い、元々魔法の素養があったので環境を変えようと修行をして聖女となり、王国でも重宝される存在となった。 ロバートたちが蒸発して二年後のある日、突然エリスの前に元夫が現れる。 エリスは激怒して謝罪を求めたが、彼は「アイリーンと自分の赤子を三人で育てよう」と斜め上のことを言い出した。

愚かな父にサヨナラと《完結》

アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」 父の言葉は最後の一線を越えてしまった。 その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・ 悲劇の本当の始まりはもっと昔から。 言えることはただひとつ 私の幸せに貴方はいりません ✈他社にも同時公開

その聖女、娼婦につき ~何もかもが遅すぎた~

ノ木瀬 優
恋愛
 卒業パーティーにて、ライル王太子は、レイチェルに婚約破棄を突き付ける。それを受けたレイチェルは……。 「――あー、はい。もう、そういうのいいです。もうどうしようもないので」  あっけらかんとそう言い放った。実は、この国の聖女システムには、ある秘密が隠されていたのだ。  思い付きで書いてみました。全2話、本日中に完結予定です。  設定ガバガバなところもありますが、気楽に楽しんで頂けたら幸いです。    R15は保険ですので、安心してお楽しみ下さい。

強制力がなくなった世界に残されたものは

りりん
ファンタジー
一人の令嬢が処刑によってこの世を去った 令嬢を虐げていた者達、処刑に狂喜乱舞した者達、そして最愛の娘であったはずの令嬢を冷たく切り捨てた家族達 世界の強制力が解けたその瞬間、その世界はどうなるのか その世界を狂わせたものは

王命を忘れた恋

須木 水夏
恋愛
『君はあの子よりも強いから』  そう言って貴方は私を見ることなく、この関係性を終わらせた。  強くいなければ、貴方のそばにいれなかったのに?貴方のそばにいる為に強くいたのに?  そんな痛む心を隠し。ユリアーナはただ静かに微笑むと、承知を告げた。

婚約破棄……そちらの方が新しい聖女……ですか。ところで殿下、その方は聖女検定をお持ちで?

Ryo-k
ファンタジー
「アイリス・フローリア! 貴様との婚約を破棄する!」 私の婚約者のレオナルド・シュワルツ王太子殿下から、突然婚約破棄されてしまいました。 さらには隣の男爵令嬢が新しい聖女……ですか。 ところでその男爵令嬢……聖女検定はお持ちで?