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11話 まったく、エルファニが逆切れして暴れだすから困ったものです。エルファニはデブはどうしてこうもTPOを考えず暴れだすのでしょうか

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 「あらあらあら、地味でも貴女みたいに派手にデブスよりは8000穣倍いいわよ。
その派手なデブス顔少しはましにしてあげましょうか」
 エルファニに虐められて虐められて、私はもう我慢の限界でした。
私はケロンテ大陸で3番目に温厚な聖女ですが、流石に我慢の限界でエルファニを殴っていました。
 「酷いわ~お姉様~お姉様って~地味でガリガリブスでガリガリでなくても元から貧相な体質だけでなく~
乱暴なのね~どうしようもないわね~これは~シュノール男爵家の次期当主はエルファニが相応しいわね~
こんな地味で気持ち悪い顔したブス顔で声も気持ち悪くて生まれてきたことが間違いな乱暴なお姉様なんて~
エルファニ男爵家次期当主に相応しくないわ~」
 はぁ、清々しい程に逆切れですね。
エルファニは体重を活かして攻撃してきます。
はぁ~なんでこうも逆切れできるのでしょう。
エルファニ、悪いのは貴女なんですよ。
体重が違いすぎます。
いくら私が日々努力を絶やさず訓練を欠かさずにいても、この体重差ではきついですね。
まぁしかし、聖女としての訓練も仕事も毎日欠かさない私ですから、負けるわけがありませんね。
 「変わらないな」
 この声で分からないわけがありません。
 「サテキロイ。サテキロイ!!お前どうして」
 イケメン勇者サテキロイが現れました。
 「とりあえず、牛丼メガ盛り」
 はぁ、呑気に牛丼を注文しました。
まぁここは牛丼屋なので牛丼を注文して当然なのですが。
牛丼屋は牛丼食べる場所で、牛丼屋で暴れてはいけません。
まったく、エルファニが逆切れして暴れだすから困ったものです。
エルファニはどうしてこうもTPOを考えず暴れだすのでしょうか。
最低ですね。デブというのはTPOを考えず暴れだすものです。
 サテキロイは、いつも牛丼でした。
期間限定メニューも食べずトッピングも付けずいつも牛丼でした。
今日もまた、牛丼のようです。
 「サテキロイ、お姉様ったらまたガリガリになったのよ~。
ブスで気持ち悪い地味顔なのに更にまたガリガリになって~どうしようもないわよね~」
 はぁ?
 「ああ、また痩せたかマーリット。もっと食った方がいいんじゃないか」
 「ガリガリブス」
 あああーーー!!一々うるっさいわねぇこのデブス!!
語彙力が足りないようですねこのデブス!!
 「エルファニはまた太ったな。食いすぎだぞ」
 「はぁー!?エルファニが食べすぎー!?
エルファニデブじゃないし少食なんだけれど~」
 はぁー。エルファニはどうして自分がデブじゃないなどと言えるのでしょうか。
デブというのは少食アピールしきますが、少食のデブなんて存在しません。 

 
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