第六聖女としての仕事をしない妹の仕事を第一聖女の私がやってきたのですが「もうお姉様に助けてもらわなくていいわ」というのでもう助けません

 「お姉様、私の代わりに結界の点検しておいて」
 「あら、お姉様のようなブスで結界を張るしか能のない第一聖女は結界を張ってればいいのよ」
 「そうだ。お前のようなブスは結界でも張っていろ。ブス」
 「お前は本当にブスだからな。パヒス君の婚約者にして貰えたのも聖女としての能力を買われての事だ。
せめて人より多く聖女の仕事をしていろ』
 「そうよバロア。貴女は本当にブスなのだから、聖女の仕事をしてればいいのよ。
そうじゃなきゃ貴女に価値なんてないもの。喜んで聖女の仕事をしていなさい」
 第六聖女の仕事をろくにせずゲームばかりしていた妹の仕事を、第一聖女の私が変わりにずっとやってきました。
 「お姉様、私ゲームはもう辞めるわ」
 「第六聖女としての仕事もちゃんとやるから、もうお姉様に代わりにやってもらわなくていいわ」
 「もうお姉様に助けてもらわなくていいわ」
 「でも、お姉様って聖女の仕事が減れば価値がますますなくなるわね」
 「そう、本気なのね。もし嘘なら、責任をとってもらうわよ」
 「お姉様、お姉様の婚約者のパヒスを頂戴」
 「お姉様のようなブスで結界を張るしか能のない第一聖女より可愛い私の方がパヒスの婚約者に相応しいわ」
 「俺様は真実の愛に目覚めた」
 「お前の妹のモハナを愛しているんだ」
 「そう。それじゃあ真実の愛に目覚めた2人で仲良く苦しんで下さい」
  「ごめんなさい、お姉様。許して」
 「あら~。『もしゲームをしたら処刑されても何をされても文句は言わないわ』
 『もうお姉様に助けてもわらわなくていいわ』と言ったのは貴女でしょう」
 「婚約破棄を取り消してやる。だから助けろ」
 今更婚約破棄を取りしてやると言われましても、私は単社信者ではないイケメン美男子第二王子のマノスに愛されているので
貴方なんていりません。
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