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1話 お前のような無能聖女がいなくなっても何の問題もないと言われ婚約破棄を告げられた最強聖女です。結界魔法を破られてますがそれがなにか

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 「レミエ、お前に婚約破棄を告げてやる」
 はぁぁぁぁぁ。馬鹿婚約者に婚約破棄を告げられました。
 私、聖女なんですよ。
 エリングレス王国が無事なのは私のおかげなんですよ。
 こんな馬鹿婚約者の事なんて愛しているわけがないので
婚約破棄は別にいいんですが。
 「婚約破棄ですか。それはいいんですが、聖女の私と婚約破棄という事は
私が聖女も辞めるという事ですよ」
 国滅びますよー。忠告はしましたからね。
これで民がどんな目にあおうが悪いのは馬鹿王太子よ。
 「お前のような無能聖女がいなくなっても何の問題もない」
 えっ、私が無能聖女ですか。
最強聖女なんですが。まさかこの馬鹿はそんな事も知らないのでしょうか。
 「私が無能聖女ですか。最強聖女なんですが」
 自分で最強聖女と言うのを憚らないほどに私は最強なんですよ。
私が最強ではないと言えば嫌味になってしまう。
 「はっ!何が最強聖女だ。結界を破られてる無能聖女の癖に」
 私の結界魔法がを破られてるのは事実よ。
 でも、それで私が無能聖女だと思うなんてどうしようもない馬鹿ね。
 「確かに私は結界魔法を破られてますが、それでも私は最強聖女なんですよ」
 本当です。私は最強聖女です。
 「なんだとっ!開き直るなクズが!」
 いえ、本当に私は最強聖女なんですって。
まぁ馬鹿にいくら言っても無駄なんですかね。
 「あの~これ以上馬鹿に同じこと何度言っても無駄なので、
私は最強聖女で」
 「なんだとっ!今俺の事を馬鹿だと言ったか」
 あーもう大声で叫んだりして事実から逃れようとするのは辞めてください。
これじゃ話が成り立ちません。
そうやって騒いで逃げるのはどうしようもないクズがする事です。
もう馬鹿なのは別にいいわ。
でもね、貴方が今やってる事は救いようがない最低のクズのする事なんですよ。
 しかし、馬鹿と言われたのが御自分だと認識するあたり自覚してるんですね。
御自分が馬鹿だって事。
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