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2話「許してくれ!俺様が悪かった!婚約破棄も追放も取り消す! もう二度と浮気もしない!だから許してくれ!」「はぁー?今更謝ってももう遅い!」

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 なんでわざわざ殿下が浮気しないように私が教育しなければいけないんでしょう。
そんな面倒な事をするより、殺してしまえばもう殿下は浮気する事も私を虐げる事もできないでしょう。
「許してくれ!!俺様が悪かった!!婚約破棄も追放も取り消す!!
もう二度と浮気もしない!!
だから許してくれ!!」
 はぁ、どれだけ甘やかされて育って脳味噌をどれだけ一流の砂糖でざらざら砂糖漬けにしたら、
こんな甘ったれた考えが出来るようになるのでしょう。
今更許すわけがありません。
殿下と婚約しているのだって、両親に無理矢理決められたのです。
私は殿下なんて殺してしまいたいのです。
もうさっさと殺してしまいましょう。
 「はぁー?今更謝ってももう遅い!!」
 殿下の首を切断し、斧で殿下の頭蓋骨も脳も切断します。
殿下の全身を斧で叩き潰し、殿下の骨と臓器と肉片が散らばります。
私のベッド、また汚れてしまいましたね。
困りました。
 流石にここまで脳も全身もぐちゃぐちゃにしてしまえば殿下も死んだでしょう。
まぁ、普通に考えたら首を切断したらもう十分なんですがね。
今までナーティアに虐げられ奪われ続け、満足に眠る時間もありませんでした。
少し眠りましょう。
 ナーティアと殿下の脳も肉片も骨も筋肉もぐちゃぐちゃのベッドに倒れます。
こんな汚れたベッドで眠るのは嫌ですが、今は眠らないと。
 「アロトリオ、ペトレルラ王家と戦争よ。兵隊の事とか、よろしくね。
私は少し眠るわ」

---アロトリオ視点---
 「主、流石にそのベッドで眠るのはやめておけよ」
 はぁ、妹と親友の全身ぐちゃぐちゃのベッドで眠るかね。
やめろと言っても聞きやしない。
主はもう眠ってしまった。
主よ、妹と親友を殺して。
これからどうするんだ。
何がしたいんだ主。
主よ。もう、テイラーロ以外に親友なんて出会えないだろうぜ。
これから死ぬまで、永遠に薄まらない後悔と孤独に苛まれながら生きていくのか。
楽しい時間は終わったんだ。
皆、いつまでも子供のままじゃいられない。
これから先、苦しみしかないぜ主には。
だったら、もう死なせてやった方がいいんじゃないだろうか。
主はすっかり眠りに浸かっている。
今なら、主を殺してやれる。
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