「私は4時間もあれば出来るわよお姉様~」遊んでばかりで私に聖女としての仕事を全部おしつけてくる妹がそう言うのでさせてみた。出来るといいですね

甘いからあげ

文字の大きさ
上 下
1 / 2

1話 妹は今日も昨日も毎日私を虐めます 私はこれからもずっと妹に虐められるのでしょうか 私が何をしたというのでしょう 毎日が辛いのです

しおりを挟む
「お姉様~今日もフラムスティード領の結界をちゃんと張ったかしらぁー。
お姉様は私と違って可愛くないのだからぁー、せめて結界ぐらいちゃんと張らなきゃねぇー。
それぐらいしか取り柄がないのでしょうお姉様ー。
取り柄というか、それしかできないでしょうお姉様ー。
後お姉様に出来る事と言ったら一人遊びぐらいかしらねぇ。ノノノノノノア~」
 妹のノノアは今日も私を虐めてきます。
ノノアは毎日私を虐めます。
ノノアも聖女としての素質はあるのにフラムスティード男爵家領第二聖女としての務めも果たさず
私に仕事を押し付けて毎日遊んでばかりいます。
 今はゲームチケットに加入して毎日ゲームばかりしているようで、困ったものです。
殴りたくなりますが確かに妹は可愛く両親からも可愛がられフラムスティード男爵家次女にしてフラムスティード男爵家領第二聖女の癖に
馬鹿みたいに恥ずかしげもなく顔出ししてゲーム実況をしていてノノアは可愛いので再生数や投げ銭でお金を貰っています。
まったく、恥ずかしくないんでしょうか。
第二聖女としての仕事をして下さい。
 「もうとっくに終わらせたわよ。
貴女なら22時間はかかるでしょうけど私は2時間で終わらせたわよ。
貴女って頭の回転が遅いだけじゃなくて仕事も遅いのよね。
貴女はフラムスティード男爵家次女にして第二聖女なのよ。少しは恥を知ってよ。
はぁ、フラムスティード男爵家の恥晒しね」
 ノノアは生意気にも怒っているようです。
 「ノノノノノノア~私は4時間もあれば出来るわよお姉様~」
 「あらっ、私の倍も時間がかかる癖に偉そうね。
まぁそれも口だけで実際は22時間はかかるのでしょうけどね。
一日22時間もかかっていたら貴女いつ眠る気かしら、眠る事も出来ないわよねぇ。
ゲームもゲーム実況なんてもう出来ないわよねぇ。
でも自業自得よねぇ。いままでちゃんと聖女としての訓練と実務をしていれば貴女のような頭の回転も仕事も遅い
可愛いぐらいしか取り柄のないボンクラ次女でも一日16時間で出来るぐらいにはなっているでしょうに
まぁ一日16時間もかかっていては後は寝るだけで終わりだから結局ゲームもゲーム実況も出来ないわよね。
ざまぁ(笑)まぁ寝れるだけましかしら」
 「言ってくれるわねぇお姉様~」
 「毎日ゲームとゲーム実況ばかりしてる貴女如きが4時間で出来るというものならやってみせなさいよ」
 「やってあげるわ~お姉様~」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?

アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。 泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。 16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。 マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。 あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に… もう…我慢しなくても良いですよね? この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。 前作の登場人物達も多数登場する予定です。 マーテルリアのイラストを変更致しました。

お飾りの聖女は王太子に婚約破棄されて都を出ることにしました。

高山奥地
ファンタジー
大聖女の子孫、カミリヤは神聖力のないお飾りの聖女と呼ばれていた。ある日婚約者の王太子に婚約破棄を告げられて……。

婚約破棄……そちらの方が新しい聖女……ですか。ところで殿下、その方は聖女検定をお持ちで?

Ryo-k
ファンタジー
「アイリス・フローリア! 貴様との婚約を破棄する!」 私の婚約者のレオナルド・シュワルツ王太子殿下から、突然婚約破棄されてしまいました。 さらには隣の男爵令嬢が新しい聖女……ですか。 ところでその男爵令嬢……聖女検定はお持ちで?

「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます

七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。 「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」 そう言われて、ミュゼは城を追い出された。 しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。 そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……

[完結]婚約破棄してください。そして私にもう関わらないで

みちこ
恋愛
妹ばかり溺愛する両親、妹は思い通りにならないと泣いて私の事を責める 婚約者も妹の味方、そんな私の味方になってくれる人はお兄様と伯父さんと伯母さんとお祖父様とお祖母様 私を愛してくれる人の為にももう自由になります

護国の聖女、婚約破棄の上、国外追放される。〜もう護らなくていいんですね〜

ココちゃん
恋愛
平民出身と蔑まれつつも、聖女として10年間一人で護国の大結界を維持してきたジルヴァラは、学園の卒業式で、冤罪を理由に第一王子に婚約を破棄され、国外追放されてしまう。 護国の大結界は、聖女が結界の外に出た瞬間、消滅してしまうけれど、王子の新しい婚約者さんが次の聖女だっていうし大丈夫だよね。 がんばれ。 …テンプレ聖女モノです。

聖女のわたしを隣国に売っておいて、いまさら「母国が滅んでもよいのか」と言われましても。

ふまさ
恋愛
「──わかった、これまでのことは謝罪しよう。とりあえず、国に帰ってきてくれ。次の聖女は急ぎ見つけることを約束する。それまでは我慢してくれないか。でないと国が滅びる。お前もそれは嫌だろ?」  出来るだけ優しく、テンサンド王国の第一王子であるショーンがアーリンに語りかける。ひきつった笑みを浮かべながら。  だがアーリンは考える間もなく、 「──お断りします」  と、きっぱりと告げたのだった。

帰還した聖女と王子の婚約破棄騒動

しがついつか
恋愛
聖女は激怒した。 国中の瘴気を中和する偉業を成し遂げた聖女を労うパーティで、王子が婚約破棄をしたからだ。 「あなた、婚約者がいたの?」 「あ、あぁ。だが、婚約は破棄するし…」 「最っ低!」

処理中です...