婚約破棄を告げられ妹は鉄籠で焼かれ死に王太子はオークにくっころ。妹も王太子も今更謝ってももう遅い。私は第4王子に溺愛され幸せです。はぴえん

 「ヘルミナ、お前に婚約破棄を告げてやる」
 「俺様は真実の愛に目覚めて機嫌がいいんだ」
 「そうですか。ですがね、馬鹿王太s---ダヴィノス」
 「俺様が馬鹿だとっ!」
 あーあ。馬鹿は本当の事言われて怒ってしまいました。
本当の事を言われてきれるのって逆ぎれでしょう。
これが私の婚約者なんですか。
婚約破棄したい。
 「俺様はお前の妹のティルチィを愛しているんだ。これは真実の愛だ」
 「何度も言わせるな。お前とは婚約破棄だ」
 「はぁぁぁ。もういいわ。8000万カッパー払いなさい。
それで婚約破棄してあげるから」
 「なんだとっ。8000万カッパーも払えるか」
 「払えないなら死罪ね」
 「ふんっ。強欲な外道だな。婚約者としての温情で黙っいてやったのに」
 「お前はティルチィを虐めていただろう」
 いえ、私が妹に虐められていました。
 「実の妹を虐めている聖女等王太子の俺様の妻に相応しくないのは当然だ」
 はぁー?8000万カッパーも払えない。
死罪も嫌。
だから苦し紛れに私が妹を虐めていたから婚約破棄に正統性があるという事にしたいのかしら。
 「この馬鹿息子がっ。誰のおかげで国が無事だと思っているんだ」
私でーす。私がこの国を護っていなければこんな国とっくに滅んでますよ。
 「お父様、聖女としての能力はティルチィの方が高いぜ。ティルチィこそ聖女に相応しい」
 「そうですわ国王陛下。お姉様なんかより私の方が聖女としての能力も3倍は優れてるのよ」
 「ほぉう、なら試してみるか」
 「聖女ならこれぐらいサウナにももならないだろう」
 私と妹は同じ鉄籠にに入り蒸し焼きにされました。
 あれ、妹は熱さでのたうち回っているように見えますが、
私より3倍は聖女として優れてるんですよね。
 「助けてお姉様。私聖女じゃなかった、雑魚だったわ。だから謝るから。ごめんなさい」
 「今更謝ってももう遅いわ。この鉄籠は十時間後に開けられるまで外には出られないのだから」
 馬鹿王太子は平民落ち追放され、オークに「くっ、殺せ」なようです。
くっころくっころ。
 私は16歳の第4王子に溺愛され幸せに暮らしています。
はっぴーえんど💛
 
24h.ポイント 0pt
0
小説 194,093 位 / 194,093件 ファンタジー 44,518 位 / 44,518件

あなたにおすすめの小説

眠り姫な私は王女の地位を剥奪されました。実は眠りながらこの国を護っていたのですけれどね

たつき
ファンタジー
「おまえは王族に相応しくない!今日限りで追放する!」 「お父様!何故ですの!」 「分かり切ってるだろ!おまえがいつも寝ているからだ!」 「お兄様!それは!」 「もういい!今すぐ出て行け!王族の権威を傷つけるな!」 こうして私は王女の身分を剥奪されました。 眠りの世界でこの国を魔物とかから護っていただけですのに。

【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?

アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。 泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。 16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。 マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。 あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に… もう…我慢しなくても良いですよね? この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。 前作の登場人物達も多数登場する予定です。 マーテルリアのイラストを変更致しました。

元聖女だった少女は我が道を往く

春の小径
ファンタジー
突然入ってきた王子や取り巻きたちに聖室を荒らされた。 彼らは先代聖女様の棺を蹴り倒し、聖石まで蹴り倒した。 「聖女は必要がない」と言われた新たな聖女になるはずだったわたし。 その言葉は取り返しのつかない事態を招く。 でも、もうわたしには関係ない。 だって神に見捨てられたこの世界に聖女は二度と現れない。 わたしが聖女となることもない。 ─── それは誓約だったから ☆これは聖女物ではありません ☆他社でも公開はじめました

【完結】選ばれなかった王女は、手紙を残して消えることにした。

曽根原ツタ
恋愛
「お姉様、私はヴィンス様と愛し合っているの。だから邪魔者は――消えてくれない?」 「分かったわ」 「えっ……」 男が生まれない王家の第一王女ノルティマは、次の女王になるべく全てを犠牲にして教育を受けていた。 毎日奴隷のように働かされた挙句、将来王配として彼女を支えるはずだった婚約者ヴィンスは──妹と想いあっていた。 裏切りを知ったノルティマは、手紙を残して王宮を去ることに。 何もかも諦めて、崖から湖に飛び降りたとき──救いの手を差し伸べる男が現れて……? ★小説家になろう様で先行更新中

聖女なのに王太子から婚約破棄の上、国外追放って言われたけど、どうしましょう?

もふっとしたクリームパン
ファンタジー
王城内で開かれたパーティーで王太子は宣言した。その内容に聖女は思わず声が出た、「え、どうしましょう」と。*世界観はふわっとしてます。*何番煎じ、よくある設定のざまぁ話です。*書きたいとこだけ書いた話で、あっさり終わります。*本編とオマケで完結。*カクヨム様でも公開。

政略より愛を選んだ結婚。~後悔は十年後にやってきた。~

つくも茄子
恋愛
幼い頃からの婚約者であった侯爵令嬢との婚約を解消して、学生時代からの恋人と結婚した王太子殿下。 政略よりも愛を選んだ生活は思っていたのとは違っていた。「お幸せに」と微笑んだ元婚約者。結婚によって去っていた側近達。愛する妻の妃教育がままならない中での出産。世継ぎの王子の誕生を望んだものの産まれたのは王女だった。妻に瓜二つの娘は可愛い。無邪気な娘は欲望のままに動く。断罪の時、全てが明らかになった。王太子の思い描いていた未来は元から無かったものだった。後悔は続く。どこから間違っていたのか。 他サイトにも公開中。

【完結】薔薇の花をあなたに贈ります

彩華(あやはな)
恋愛
レティシアは階段から落ちた。 目を覚ますと、何かがおかしかった。それは婚約者である殿下を覚えていなかったのだ。 ロベルトは、レティシアとの婚約解消になり、聖女ミランダとの婚約することになる。 たが、それに違和感を抱くようになる。 ロベルト殿下視点がおもになります。 前作を多少引きずってはいますが、今回は暗くはないです!! 11話完結です。

「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます

七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。 「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」 そう言われて、ミュゼは城を追い出された。 しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。 そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……

処理中です...