自称病弱な妹へ。家族の前で言ってあげる。貴女は病弱なんかじゃないわ。チートレベルの王召喚で世界を敵に回してでも私のやりたいように生きます

甘いからあげ

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お母様:もう自称病弱は卒業ね。 お父様:自称病弱も今で終わりだな。 妹は両親からも村の皆からも自称病弱を非難される。 くっそざまぁwwwww

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村人が広場に集まる。 
 「さっき帝国と戦う者の意思は確認したけれど、全員に確認しておきたい。帝国に下る者、逃げる者はそれで構わない」
 「くっ、くどぉぉ」
 「早く本題を話しなさいな」
 野次が飛んでくる。帝国に下る者はいないようだ。
 「じゃー本題行くぜ。ガンガンジャー村は飛行形態大空冒険ジャーとして今から冒険の旅に出る」
 「やっと見れるぜ飛行形態」「待ってたぜ飛行形態」
「大空冒険ジャーってのはどうかと思う」
 「僕は飛行形態飛翔ガリアンジャーがいいと思ってたんだよ」
 「お前ガリアって言いたいだけだろ。なんでもガリアって名前付けたがるから」
 「私は飛行形態天空ユリウス加護運ぶんジャーだって決めてたわよ」
 「儂は飛行形態劇翔進化バルバル冒険ジャーだと7歳の時から50年間考えたんじゃ」
 限られた者しか知らないんじゃなかったのかしら。村人には飛行形態の事はばればれだったようだ。
 村人がやいのやいの命名で盛り上がっている。
 「私は飛行形態ドコマデモイクンジャーがいいわ」
 「む。それもいいな」
 「ガリアつけておかない」「ユリウス。絶対ユリウス」
 「よし、それでいこう」
 「はい、じゃあ決定ね。飛行形態ドコマデモイクンジャーで」
 私は少し強引に決める。
 「主よ。俺様は飛行形態ワシンガルゴンがいいと思うぞ」
 「鷲。いいよね。私もワシが名前に入ってる方がいいと思う」
 妹は征服王の案を推す。
 「鷲はいいぞ。俺様は鷲も飼っていた。征服王が飼うに相応しい空の王者であった。
"空の王者ワシワッシング"でもいいな」
 「鷲。凄い、いいなー。征君象に乗っただけじゃなくて鷲も飼ってたなんて」
 「何、また鷲を捕まえてきてやる。貴様は無理してワシンガルゴンから出るなよ。病弱なのだろう」
 「うん。私病弱だから外に出るのはやめておくね」
 また妹の自称病弱が始まった。
 「もう自称病弱は辞めなさいデイジー」
 「何、病弱ではないのか」
 征服王が反応する。
 「そうね。もう自称病弱は卒業ね」
 デイジーを溺愛してきたお母様まで言う。
 「自称病弱も今で終わりだな」
 『デイジーは病弱なのだから』と散々病弱扱いしたお父様でさえも
妹の自称病弱に終わりを告げる。
 「今まで病弱ごっこに付き合ってきたけど、もういいだろう」
 「誰も信じてないからな。デイジーちゃんの自称病弱ごっこには」
 「すぐに私病弱だからって。嫌だったものあれ」
 村の人達も妹の自称病弱を非難する。
 どうやら私のターンのようだ。このまま連撃ラッシュをかける。
 自称病弱も今ここで終わりよ。絶対に逃がさない。
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