23 / 132
23話 サバイバルとリアルチャームはゲーム世界に転生してきたプレイヤーだけのボーナスステータスなようです
しおりを挟む「お姉ちゃん、ずっと1人でぶつぶつ言ってるけど装備買い終わった?」
メルメちゃんが、目の前で声を掛けてくる。
「ええ。これからのスキル構成の事とか考えてたら声に出ちゃってたみたいね」
「無人島でレズハーレムするためのスキル構成?」
「スマホの広告に出てくるよねぇああいうの」
「うん、私もスマホの広告に出てくるから」
「困るわよね。嫌でも記憶に残ってて」
買って見てました。
「ほら、私VIV。サバイバルのステータスがLV1から100もあるから」
「サバイバル能力を活かした方がいいかなって」
「VIV?メルメのステータスにそんなのないよ」
え?もしかして、やっぱりこのVIVってのはこのゲームに転生した私だけの特別ステータス?
やっぱり、私はこのサバイバルステータスで無双レズハーレム私TUEEEしてしまうのかしら。
望むところよね。
「大丈夫。無人島に遭難イベントがあっても私が守ってあげるから」
「わーい」
「それで、お礼にぺろぺろなんだよね」
返答に困ってしまったわ。
誰よ、ぺろぺろとか言ってたの。
「いいよ」
「助けるとか守るとか戦うってのは」
「何かと引き換えだよ」
「見返りがないとそんな事しないもん」
二重に返答に困ってるわ。
「報酬や見返りなんていらないっていう人達も」
「報酬や見返りなんてなくても戦う。無償で人を助ける」
「そんな自分が好きだから」
「そんな自分を人に認識してもらうため」
「そんな事のために戦うんだよ」
「メルメはそういう事詳しいんだよ」
「えっへん」
私には、何も言えなかった。
「そういうものかもしれないわね」
「ごめんなさい、私はその話しには何も言えないわ」
ごめんなさい。
「話しを逸らすようで悪いけれど」
「RCHってステータス、メルメちゃんにもあるかしら」
強引に話しを逸らすが、確認しておきたかった事だ。
「RCH?」
「ええ、タップするとリアルチャームとしか説明も出てこないし
「MMORPGでこんなステータスが記憶に残ってないから」
「そのステータスもメルメにないよ」
やはり、リアルチャームというのは、前世での魅力、カリスマなのかしら。
現世からVRMMO装置を通してログインしてるプレイヤーには、ない数値なんでしょう。
「やっぱりそうなのね」
「この世界に転生してきたプレイヤーだけのステータスで」
「前世での魅力。カリスマってやつなんだと思うけど」
「私、前世でそんなに魅力あったかなって」
「そのおっぱいも前世の本当の自分より大きくしてあるんでしょ」
私、そんなに独り言言ってました?
「ふふ、聴こえてたのね」
11
お気に入りに追加
51
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
スケートリンクでバイトしてたら大惨事を目撃した件
フルーツパフェ
大衆娯楽
比較的気温の高い今年もようやく冬らしい気候になりました。
寒くなって本格的になるのがスケートリンク場。
プロもアマチュアも関係なしに氷上を滑る女の子達ですが、なぜかスカートを履いた女の子が多い?
そんな格好していたら転んだ時に大変・・・・・・ほら、言わんこっちゃない!
スケートリンクでアルバイトをする男性の些細な日常コメディです。
さくらと遥香
youmery
恋愛
国民的な人気を誇る女性アイドルグループの4期生として活動する、さくらと遥香(=かっきー)。
さくら視点で描かれる、かっきーとの百合恋愛ストーリーです。
◆あらすじ
さくらと遥香は、同じアイドルグループで活動する同期の2人。
さくらは"さくちゃん"、
遥香は名字にちなんで"かっきー"の愛称でメンバーやファンから愛されている。
同期の中で、加入当時から選抜メンバーに選ばれ続けているのはさくらと遥香だけ。
ときに"4期生のダブルエース"とも呼ばれる2人は、お互いに支え合いながら数々の試練を乗り越えてきた。
同期、仲間、戦友、コンビ。
2人の関係を表すにはどんな言葉がふさわしいか。それは2人にしか分からない。
そんな2人の関係に大きな変化が訪れたのは2022年2月、46時間の生配信番組の最中。
イラストを描くのが得意な遥香は、生配信中にメンバー全員の似顔絵を描き上げる企画に挑戦していた。
配信スタジオの一角を使って、休む間も惜しんで似顔絵を描き続ける遥香。
さくらは、眠そうな顔で頑張る遥香の姿を心配そうに見つめていた。
2日目の配信が終わった夜、さくらが遥香の様子を見に行くと誰もいないスタジオで2人きりに。
遥香の力になりたいさくらは、
「私に出来ることがあればなんでも言ってほしい」
と申し出る。
そこで、遥香から目をつむるように言われて待っていると、さくらは唇に柔らかい感触を感じて…
◆章構成と主な展開
・46時間TV編[完結]
(初キス、告白、両想い)
・付き合い始めた2人編[完結]
(交際スタート、グループ内での距離感の変化)
・かっきー1st写真集編[完結]
(少し大人なキス、肌と肌の触れ合い)
・お泊まり温泉旅行編[完結]
(お風呂、もう少し大人な関係へ)
・かっきー2回目のセンター編[完結]
(かっきーの誕生日お祝い)
・飛鳥さん卒コン編[完結]
(大好きな先輩に2人の関係を伝える)
・さくら1st写真集編[完結]
(お風呂で♡♡)
・Wセンター編[不定期更新中]
※女の子同士のキスやハグといった百合要素があります。抵抗のない方だけお楽しみください。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる